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株式会社KIES

オールフラッシュNASによる仮想化・データベース基盤の刷新、大容量NASによる映像データの拠点間同期、QuTS heroのアプリケーション活用により、高品質な教育コンテンツ制作を支えるストレージ・仮想化基盤を構築しました。

弊社では、教育コンテンツ制作を支えるデータストレージをQNAP製品に統一しています。QuTS hero / QTSの豊富なアプリケーションを活用し、バックアップだけでなく、仮想化やクラウド連携による運用効率化を実現。オールフラッシュNASによる高性能な仮想基盤と、超大容量NASによる映像教材の蓄積環境を組み合わせ、今後も増加する映像教材・デジタル教材を安定して支える制作環境を構築しています。

- 株式会社KIES

背景

KIESは、河合塾グループの教育教材制作を担う専門組織として、教育映像・デジタル教材の制作・管理を名古屋(千種北館)・東京(王子神谷・四谷)など複数拠点にわたって行っています。教育現場のデジタル化が急速に進む中で、既存インフラのあらゆる面が限界を迎え、経営・IT双方の急務として抜本的な基盤刷新に踏み切ることになりました。

顧客はこれらソリューションを採用します

  • オールフラッシュストレージ

    卓越した性能および最適化されたSSD耐性 – 企業クラスのデータ管理および重要業務サービス対象の高コスト効率のオールフラッシュソリューションを実現します。

  • NAS上で仮想マシンを起動

    Virtualization Stationを使って、仮想化サーバーアプリケーション用の仮想マシンを動作させます。さらに、ハードウェアアクセラレーションによって仮想マシンのパフォーマンスを向上させます。

  • NAS上でコンテナを起動

    Docker®, LXD および Kata Containers ライトウェイト仮想化テクノロジを統合化したContainer Stationを使って、マイクロサービスを実行します。

  • オールフラッシュストレージ

    卓越した性能および最適化されたSSD耐性 – 企業クラスのデータ管理および重要業務サービス対象の高コスト効率のオールフラッシュソリューションを実現します。

  • NAS上で仮想マシンを起動

    Virtualization Stationを使って、仮想化サーバーアプリケーション用の仮想マシンを動作させます。さらに、ハードウェアアクセラレーションによって仮想マシンのパフォーマンスを向上させます。

  • NAS上でコンテナを起動

    Docker®, LXD および Kata Containers ライトウェイト仮想化テクノロジを統合化したContainer Stationを使って、マイクロサービスを実行します。

以前の課題

ペタバイト規模に膨らむデータ量と、限界を超えた既存ストレージ
2021年以降のLMS(学習管理システム)本格導入を機に、教育映像・映像講座・デジタル教材・アセスメントデータなど扱うデータの種類と容量が急増。既存ストレージ(約160TB)はあっという間に満杯となり、総データ量はペタバイト規模に達しました。拠点間の夜間同期・バックアップでどうにか日中の制作業務を守っていましたが、増加ペースにインフラが追いつかず、容量不足と拡張性のなさが慢性的な運用上の重荷となっていました。

コース検索35秒――旧システムのボトルネックが制作現場の足を引っ張る
旧システム(IAサーバ+SAS HDDストレージ)では、LMS制作アプリケーション上でコースを抽出するたびに約35秒もの待機が発生。数千コース・数万コンテンツを日常的に扱うスタッフにとって、この遅延は積み重なると膨大な時間ロスとなり、制作効率を著しく低下させていました。さらに2020年前後には主要サーバ・ストレージがEoL(保守期限切れ)を迎え、「容量拡張」では到底間に合わない状況に。老朽化した環境をゼロから刷新し、増加し続ける需要に耐えうる統合基盤への移行が急務となりました。

「制作が止まる」は許されない――南海トラフリスクとBCPの切迫
本社・メイン拠点が置かれる名古屋は南海トラフ地震の想定被災エリアに含まれており、災害発生時のデータ消失・業務停止は受験生への教材提供に直結するリスクを抱えていました。デジタル・アナログを問わず教材制作が止まれば、河合塾グループ全体の教育サービスへの影響は避けられません。「有事でも制作を止めない」ための拠点間データ同期とBCP環境の整備は、単なるIT課題ではなく経営上の最優先事項でした。

ソリューション

KIESでは、各種デジタル・映像教材制作環境の刷新においてQNAP社製NASの機能性を活用した環境刷新を行っています。

基本にあるのは、長年蓄積された教育・教材データに加え、急速に増加するデジタル・映像教材のハンドリングと確実な保管を実現することでした。様々な角度から構成を検討した結果、試験的に導入していたQNAP製NASの機能性向上に着目。アプライアンスサーバの適切な導入により、コスト効率のみならず運用・可用性の向上が可能と判断しました。

一部基幹機能に汎用IAサーバを活用しつつ、多くをQNAP製の多様な仕様のアプライアンスサーバで運用目的に応じた機種を導入。DBの高速性が必要かつデータ容量が比較的小さい環境にはオールフラッシュNASによる制作用仮想基盤を構築し制作用アプリケーション / DBおよびADサーバを構築。映像等の大容量データには大容量ストレージにSSDキャッシュを活用した編集・保管環境を構築するとともに、拠点間データ転送によるBCP環境を整備しました。

QuTS hero(QTS)に準備された各種アプリケーションにより確実かつ簡便に環境構築が可能であり、運用保守効率の向上にも繋げています。

結果

教育映像の蓄積・提供基盤を安定化
段階的に環境を構築し、現在はペタバイトスケールのデータについて安定運用を実現。QNAP NASの導入により、教育映像やデジタル教材を安定して保管できる大容量ストレージ基盤を整備しました。欠席者向け映像の提供や映像講座の制作・蓄積に必要なデータを効率的に管理できる環境が整いました。

平時はバックアップ先、緊急時は制作環境として活用
汎用IAサーバのみの構成から、QNAP社をはじめとするアプライアンスサーバの進化した各種機能を活用することで、クラウド基盤および汎用IAサーバとの組み合わせにより導入コスト・運用保守・生産性・保全性をバランスよく実現。QNAP NASは平時には映像蓄積・提供用ストレージおよびデジタル教材制作環境のバックアップ先として稼働し、緊急時にはNAS上の仮想環境を活用してメイン環境が復旧するまでの間、最低限のデジタル教材制作を継続できる構成としました。

オールフラッシュNASによるLMS向け制作基盤の高速化
オールフラッシュNASの導入により、LMS向け映像教材やデジタル教材の制作において、数千の学習コース・数万種のコンテンツを管理するApp / DB環境の大幅な高速化を実現。LMS制作アプリケーションにおけるコース抽出(PostgreSQL環境)では、旧ストレージ比で35秒→1秒以下への高速化を確認しています(導入構成時の動作試験における実測値)。
併せてネットワークの整備を行い、内部最大40Gbps・拠点間10Gbps以上の環境を構築。円滑なデータハンドリング環境を整備し、オールフラッシュNASのポテンシャルを最大限に活用しています。

拠点間同期によるBCP環境の構築
映像データはサイズが大きいため(編集用マスターデータ含む)、拠点間において夜間完全同期を実施。LMS用各種データについては、冗長化された基幹サーバ構成に加え、臨時制作環境を異なるリージョンに設置し基幹サーバとデータ同期を図ることで、災害時における業務継続性を確保しました。

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