QNAP
ビジネスNAS
でZFSを使用する理由

企業が以下を必要とすることを知っているからです：

SSDの消費がITコストのカギとなるオールフラッシュストレージ採用の増加。
ペタバイトのストレージ容量が必要となるビッグデータ分析によって推進されるデジタルトランスフォーメーション。
企業の稼働時間と競争力に必須のリアルタイムの障害復旧。
遅れのない大量の重要なデータの保存とバックアップ。
ビジネスデータの精度と信頼性を確保するための妥協のないデータ整合性。

ZFSの主な利点

効率的なデータ削減テクノロジー

インラインデータ重複排除、圧縮、およびコンパクト化。
大きく進歩した大容量

共有フォルダーごとに最大ペタバイトの容量。
インスタントスナップショットとリアルタイムSnapSync

ほぼ無制限で軽量のスナップショット。
最も速い圧縮アルゴリズム

LZ4は低レイテンシーでパフォーマンスの高いストレージに適しています。
強力な自己修復

サイレントデータ破損から保護することで、データの整合性と信頼性を確保します。

パワー#1

効率的なデータ削減テクノロジー

インラインデータ重複排除はブロックベースで、データがストレージに書き込まれる前に行われます。これは、ストレージの容量の要件を大幅に下げ、ストレージ使用率を大きく最適化します。インライン圧縮およびインラインコンパクト化テクノロジーと合わせて、ZFSは全体的なストレージのフットプリントを大幅に軽減します。これは高い反復性のあるデータや大量の小さなファイルが発生する場合に、特に役立ちます。オールフラッシュソリューションは、ランダム書き込み性能とSSDの寿命双方を改善しながら、高いコスト効率を達成します。

仮想化
データ削減

パワー#2

共有フォルダーごとにペタバイトまでの容量

128ビットのZFSファイルシステムには、巨大な容量の可能性があり、標準の RAIDレベルと追加のZFS RAIDレイアウト（RAID Z）のネイティブ処理をサポートしています。ZFSベースのQNAPストレージソリューションは、個々の共有フォルダーに最大5 PBの容量を提供し、企業がビッグデータ分析、エッジコンピューティング、AIなどのストレージを多く消費するアプリケーションに取り組めるようにしています。ペタバイトのデータを扱うように設計されているRAID Zは、すぐに利用できる大容量のRAID作成を迅速に処理します。

パワー#3

インスタントスナップショットとリアルタイムSnapSync

ZFSはiSCSI LUNと共有フォルダーに最大65,536個のスナップショットをサポートしており、包括的なスナップショットバージョニングを実現します。1つのスナップショットを1時間ごとに作成した場合、1日当たり24個のスナップショットとなります。つまり、最大7年分のスナップショットを何も削除することなく作成できます！Copy-on-writeテクノロジーにより、スナップショットの作成は、続行中のデータ書き込みに影響を与えることなく、ほぼ即座に行うことができるようになりました。スナップショットによる回復は、進行中のシステムサービスを中断することがなく、高効率のバックアップと障害復旧を実現します。高度なブロックベースのリアルタイムSnapSyncにより、第1 NASと第2 NAS は常に同じデータを保存することができ、ノンストップのビジネスオペレーションに強力なサポートを提供し、ユーザーはデータ損失のリスクを取り除くことができます！

詳細情報: SnapSync

パワー#4

最も速い圧縮アルゴリズム

LZ4は無損失圧縮アルゴリズムであり、極めて高速の圧縮および解凍速度を実現しています。100 MB/sを超えるデータストレージ速度を必要とするビジネス環境において、LZ4は低レイテンシーかつパフォーマンスの高いIOのための理想的な選択肢です。データはZFSベースのNASディスクに保存される前に、まず、インライン圧縮を通過します。これは特にデータを頻繁に圧縮し、迅速に解凍する必要がある（仮想化などの）アプリケーションでは、優れたストレージ使用率を実現します。重複排除と合わせて、全体的に大きなデータ削減が見られます。

Compression Speed

MB/s
Decompression Speed

MB/s

*Tested by lzbench

パワー#5

強力な自己修復

アプリケーションとデータベースの信頼性には、データ整合性が鍵となります。SSD採用の増加に伴い、破損したSSDからのデータの回復が困難なため、企業はデータ損失というリスクに備える必要があります。データの整合性に焦点を合わせて設計されているZFSは、エンドツーエンドのチェックサムを使用しハードウェアの欠陥、ファームウェアのバグ、またはメタデータエラーによって発生するサイレントデータ破損を検出して修正します。整合性の侵害が検出されると、データがアプリケーションに渡される前に、ZFSが自動的に、別のミラーのデータを使用して破損を修正します。データが書き込まれてから変更されないようにするために、WORM（Write Once、Read Many Times）にも準拠しています。

QNAPバックアップソリューション
使用事例

もし...

重要なデータのバックアップのために、厳格なデータ同期を求める場合、リアルタイムSnapSyncをご使用ください

リアルタイムSnapSyncは、同期先ストレージを使用して、データへの変更を即座に同期させます。ソースにデータが書き込まれるたびに、全く同じものが同期先に書き込まれます。また、第1 NASによって作成されたマルチバージョンスナップショットは、第2 NASに同期されます。第1 NASがオフラインになった場合、IT担当者はオペレーションの持続のために第2 NASの特権の設定を調整するだけで、データ損失には至らずに済みます。SnapSyncは、同じネットワーク上（ラウンドトリップ遅延時間< 10ms）に第1および第2 NASを必要とします。展開コストは高くなりますが、最小のRPOでリアルタイムの障害復旧を達成できます。

SnapSyncに対応するのは、QuTS hero (4.5.2またはそれ以降のバージョン)および QES ( v2.1.1 v11またはそれ以降のバージョン)オペレーティングシステム搭載のQNAP NASモデルです。これらのNASを併用することで、完璧なバックアップストレージソリューションを提供します。

フォルダとファイルの権限設定の同期を確実に行うために、AD/LDAP準拠のドメイン環境にSnapSyncペアのNASシステムを配置しシステムUIDの不一致を防ぐことを強くお勧めします（特にペアのNASにQuTS hero NASとQES NASが含まれる場合）。

もし...

ランサムウェア攻撃の影響を軽減したい場合、スナップショットとバージョニングを使用してください

ZFSは軽量でブロックベースのスナップショットを提供しており、作成時にストレージパフォーマンスへ影響を与えません。Snapshot Replicaは、バージョン制御および管理のために、バックアップNAS上のSnapshot Vaultにスナップショットファイルを複製します。Snapshot Replicaは、マルチバージョンスナップショットのサポートにより、コスト効率が高くなっています。RPOは1時間ごと（7年間一切削除することなく、連続して1時間ごとに１つのスナップショットを作成できます）であり、スナップショットファイルを直接回復してバックアップNASで使用できます。

リアルタイムSnapSyncとは対照的に、Snapshot Replicaによるデータ回復の時間には、スナップショットの復元時間が含まれます。

もし...

3-2-1バックプランを実現する最も簡単な方法が必要であれば、HBS 3を使用してください

Hybrid Backup Sync（HBS）は、ファイルバックアップ/復元および同期機能をローカル、リモートQNAP NAS/サーバーやクラウドストレージに統合します。これは、QuDedupテクノロジーをサポートしており、バックアップサイズとストレージを削減するためにソースの冗長性データを削除し、重複排除されたデータを小さなプレビューできないQNAP重複排除ファイルフォーマット（.qfdd）に変換します。バックアップ先がQuTS hero NASのようにインラインデータ重複排除をサポートしていない場合にも、QuDedupはファイルサイズとバックアップデータに必要なストレージを削減することができます。HBSは、すべてのQNAP NASユーザーのために、簡単で安価なバックアップおよび復元を提供しています。

詳細: HBSバックアップおよび復元

QuTS hero NAS
はビジネスを強化します

ZFSに基づいたQuTS heroオペレーティングシステムは、柔軟なストレージ管理、包括的なデータ保護、最適化されたパフォーマンスを提供し、現代のITの複雑さとパフォーマンス要求に対処します。

	企業 TS-h3077AFU	企業 TS-h2287XU-RP	企業 TS-h1290FX	SMB TS-h973AX
プロセッサ	AMD Ryzen™ 7 7000 8 コア / AMD Ryzen™ 5 7000 6 コア	Intel® Xeon® E-2378 8 コア / Intel® Xeon® E-2336 6 コア	AMD EPYC™ 7232P 8コア / AMD EPYC™ 7302P 16コア	AMD Ryzen™ Embedded V1500B クアッドコア
メモリ	32GB / 64GB DDR5 RAM（最大 128GB ）	32GB / 64GB DDR4 ECC RAM（最大 128GB）	64GB DDR4 ECC RAM（最大1TB）	32GB DDR4 RAM（最大64GB )
ドライブベイ	30 x 2.5 インチ SATA	16 x 3.5 インチ + 6 x 2.5 インチ SATA	12 x 2.5インチ U.2 NVMe PCIe Gen 4 / SATA	5 x 3.5インチ SATA + 4 x 2.5インチ SATA
U.2 SSDスロット	---	---	12	2
ネットワークポート	2 x 2.5GbE / 2 x 10GBASE-T	2 x 2.5GbE / 2 x 10GBASE-T	2 x 2.5GbE / 2 x 25GbE	2 x 2.5GbE / 1 x 10GBASE-T
PCIe スロット	3	3	4	---
	詳細	詳細	詳細	詳細