Network & Virtual Switch
NAS上の仮想および物理ネットワークリソースを柔軟に割り当て
ネットワーク&仮想スイッチは、ネットワークリソースを割り当てるための様々なネットワークインターフェイスをサポートしています。ネットワーク・仮想スイッチにより、NASで各種アプリケーションおよび仮想化サービスの実行が可能となり、LANおよびWANの仮想ネットワークに接続して、効率的なコミュニケーションおよび仮想ネットワークインフラストラクチャーの最適な性能を実現します。
ネットワークおよびワイヤレスアダプタの設定
ネットワーク・仮想スイッチにおいて、ネットワークインターフェース情報(ネットワークカード、ワイヤレスカード、Thunderboltカードを含む)を即座に確認できます。また、IPアドレス、VLAN、ポートトランキング、USB/PCIe Wi-Fi接続の設定および管理が可能です。
NASにおいて、信頼できる高速の仮想および物理ネットワークインフラストラクチャーを展開
仮想スイッチは、物理ポートとNAS上の仮想マシンやコンテナを接続し、TCP/IP、IPv6、Wi-Fi、Thunderboltの各インターフェースプロトコルに対応しています。仮想スイッチは、NAS上のLAN、WAN、有線、無線ネットワークを一元管理するだけでなく、Virtualization StationやContainer Stationの仮想マシンやコンテナにネットワークリソースを割り当て、NAS上に高効率で安全な仮想ネットワークを展開することができます。
もっと見る: Virtualization Station、Container Station
アプリケーション定義型ネットワークのマイクロセグメンテーション
ワークロードが混在する環境は、複数のモデルのアプリケーション展開(仮想マシンと従来の物理サーバーの両方に展開されたアプリケーションを含む)で構成されます。仮想スイッチは、アプリケーションごとにネットワークのマイクロセグメンテーションを定義することができるため、ワークロード混在環境のセキュリティを確保することができます。
ネットワーク・仮想スイッチの使用例
1. 仮想ルーターと仮想ファイアウォールを導入してセキュリティを強化
Virtualization StationにRouterOSとpfSenseを導入し、LANポートとWANポートを設定することで、NASにルーティング機能とファイアウォール機能を追加します。エクスターナルモードで仮想サービスにアクセスし、ブリッジモードでLAN機器にVPNやQoS機能を提供することで、セキュリティの強化と帯域の最適化が可能になります。
2. Webサイトを構築するための閉鎖型仮想ネットワーク環境の構築
閉鎖型の仮想ネットワーク環境を構築し、Container StationにNginx、Redis、MongoDBをインストールします。そして、LANデバイスがブリッジドモードでプラットフォームとデータベースにアクセスできるようにします。これで、NASが包括的な仮想電子商取引プラットフォームとなります。
NAS上の電子商取引プラットフォーム
効果的で安定した接続に対応する企業クラスのネットワーク管理
セキュアで高度なLAN/WAN管理により、ネットワークサービスへの安定したリモート接続と柔軟なLAN構成を実現します。
もっと見る: ネットワーク・仮想スイッチの使用および設定方法
-
NCSI
ネットワーク接続速度および状態に対する品質チェックを定期的に行います。
-
Dynamic Domain Name System、DDNS
myQNAPcloudおよびその他DDNSサーバーホスト名に対応し、IPアドレスを覚えなくてもQNEインターフェースにアクセスできます。
-
Rapid Spanning Tree プロトコル (RSTP)
スイッチにおける複数の転送パスのループを回避します。ネットワーク上の単一の転送を確保するため、NASは仮想ネットワークポートを無効化することができます。
-
ポートトランキング(LACP)
帯域幅を増やし、ロードバランシングを強化して、さらに多くのクライアントに対応します。フェイルオーバー機構を提供し、ネットワーク可用性を確保します。
-
DHCPサーバー
プライベートネットワークにおいて、IPアドレスを他の物理インターフェースに割り当てます。仮想スイッチ経由でIPアドレスを仮想マシンに割り当てます。
-
VLAN
仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)は、さまざまなネットワークのデバイスをグループ化し、一つのネットワークにまとめることができます。また、パケット重複によるネットワークの影響を回避し、ネットワークアクセスのセキュリティを強化します。
トポロジーを視覚化したインターフェースで、仮想および物理ネットワークの管理が容易になります。
オンスクリーン表示は物理ポートおよび仮想サービスネットワークトポロジーと一致しているので、ITスタッフがリアルタイムで物理および仮想ネットワークの状況をコントロールするのが容易になります。