AFP または SMB を使用して NAS にアクセスすると、ファイル名やフォルダー名が異なって表示されるのはなぜですか?
最終更新日:
2024-08-08
該当製品
QTS
症状
AFP(Apple Filing Protocol)クライアントを使用してNASにアクセスすることで、ファイル名またはフォルダー名が正しく表示されます。しかし、SMB(Server Message Block)プロトコルを使用してNASにアクセスする場合、ファイル名とフォルダー名はまったく異なります。
根本原因
この問題は、ファイルまたはフォルダーにSMB命名規則に準拠しない名前が使用されている場合に発生します。この場合、SMBクライアントは名前を正しく処理できません。たとえば、フォルダー名にコロン(:)が含まれている場合、SMBクライアントで表示すると、その名前が正しく表示されません。
以下の命名規則では、SMBクライアントで表示したときに問題が発生します。
- ピリオドで終わる(.)
- スペースで終わる( )
- 以下の特殊文字を含む:
- アスタリスク(*)
- バックスラッシュ(\)
- コロン(:)
- 大なり記号(>)
- 小なり記号(<)
- 疑問符(?)
- 引用符(")
- スラッシュ(/)
- 垂直バー(|)
回避策
以下の手順で、ファイル名やフォルダー名を正しく表示することができます。
- 管理者としてQTSにログインします。
- [コントロールパネル] > [権限設定] > [共有フォルダー]に進みます。
- 共有フォルダーを見つけます。
- [アクション]カラムの[プロパティの編集]をクリックします。
すると、[プロパティの編集]ウィンドウが表示されます。 - [長いファイル名形式を利用したファイルへのアクセスのみをアプリケーションに許可]を有効にします。
- [OK]をクリックします。
ファイル名とフォルダー名がSMBクライアントで正しく表示されます。
SMBクライアントがまだ名前を正しく表示していない場合は、SMB命名規則に合わせてコンテンツを修正することを検討してください。