Ubuntu Linux Station の使用方法


最終更新日: 2022-08-17

Ubuntu Linux Station

Ubuntu Linux Stationについて

Ubuntu Linux Stationは、QNAPデバイスのためのUbuntu Linuxオペレーティングシステムインストールツールです。Linuxコンテナと統合され、軽量の完全仮想化Linux OSイメージのダウンロードとインストールを容易にします。

また、このアプリケーションでは、インストールされたOSのシステム設定を行うことができ、内蔵のVNC(Virtual Network Computing)リモートデスクトップ機能へのアクセスも可能です。

インストールと設定

Ubuntuオペレーティングシステムのインストール

Ubuntu Linux Stationは、LinuxコンテナのウェブサイトからOSイメージをダウンロードし、QNAPデバイスにインストールすることができます。

以下のOSのいずれかをインストールすることができます。

  • Ubuntu 22.04 (Jammy Jellyfish)

  • Ubuntu 20.04 (Focal Fossa)

  • Ubuntu 18.04 (Bionic Beaver)

 

  1. Ubuntu Linux Stationを開きます。
  2. サイドメニューで、オペレーティングシステムのバージョンを選択します。
  3. [インストール]をクリックします。

    Ubuntu Linux Stationにより、オペレーティングシステムのインストーと有効化が行われます。

Ubuntuオペレーティングシステムの設定

Ubuntu OSのインストール後、さまざまな設定を行うことができます。これらの設定により、インストールされたOSが利用できるリソースを管理することができます。

CPUとメモリリソースの設定

  1. Ubuntu Linux Stationを開きます。
  2. CPUリソースを設定します。
    重要:

    共有および専用CPUリソースは、4つ以上のCPUコアを利用するQNEプラットフォームでのみ設定できます。

    オペレーティングシステム

    ユーザー操作

    • QTS

    • QNE(CPU 4コア未満)

    [リソース]で CPU の数を選択します。

    QNE(4つ以上のCPUコア)

    1. [リソース]で、をクリックします。

      [CPU リソースの割り当て]ウィンドウが開きます。

    2. CPU割り当て方法を設定します。

      • 共有:指定のCPUリソースを他のアプリケーションと共有します。

      • 専有:このOS用に具体的にCPUリソースを割り当てます。

    3. プロセッサを選択します。

      注意:

      この設定は、デバイスが1つ以上のプロセッサに対応している場合にのみ利用可能です。

    4. コアおよびスレッドを選択します。

      ヒント:

      をクリックして、割り当てしたアプリケーションサービスを表示します。

    5. [適用]をクリックします。

      [CPU リソースの割り当て]ウィンドウが開きます。

  3. OSの実行に必須なメモリ量を指定します。
  4. [適用]をクリックします。

Ubuntu Linux Stationは、CPUとメモリリソースを保存します。

ネットワークアダプターの設定

  1. Ubuntu Linux Stationを開きます。
  2. ネットワーク1に事前に設定した仮想スイッチを選択します。
  3. オプション:セカンドネットワークアダプターを設定します。
    1. [ネットワーク接続を有効にする]をクリックします。
    2. 事前に設定した仮想スイッチを選択します。
    ヒント:

    新しい仮想スイッチを設定するには、[仮想スイッチの設定]をクリックします。

  4. [適用]をクリックします。

Ubuntu Linux Stationはネットワーク設定を保存します。

光学ディスクドライブの追加

重要:

Ubuntuオペレーティングシステムに光ディスクドライブを追加できるのは、QTSプラットフォームのみです。

  1. Ubuntu Linux Stationを開きます。
  2. ドロップダウンメニューから、光ディスクドライブを選択します。
    ヒント:

    本機に接続されている光ディスクドライブのみ表示されます。

  3. [適用]をクリックします。

Ubuntu Linux Stationはネットワーク設定を保存します。

ユーザー資格情報の同期

Ubuntu Linuxオペレーティングシステムのログイン認証情報を、現在の管理者アカウントのユーザー認証情報と同期させることができます。

  1. Ubuntu Linux Stationを開きます。
  2. Ubuntu概要で、をクリックします。

    [資格情報の同期]ウィンドウが表示されます。

  3. [OK]をクリックします。

Ubuntu Linux Stationは、ユーザー資格情報を同期します。

Ubuntu OSでの操作の実行

  1. Ubuntu Linux Stationを開きます。
  2. OSでアクションを実行します。

    タスク

    説明

    アクション

    OSの有効化

    Ubuntu OSの有効化に使用します。

    [概要]画面で、をクリックします。

    OSの無効化

    Ubuntu OSの無効化に使用します。

    [概要]画面で、をクリックします。

    OSの再起動

    OSの再起動に使用します。

    OSが飯能しなくなったときに使用します。

    メイン画面で、[再起動]をクリックします。

    OSの再インストール

    OSの再インストールに使用します。

    OSが破損したり、機能が欠けているときに使用します。

    メイン画面で、[再再インストール]をクリックします。

    OSのアンインストール

    OSのアンインストールに使用します。

    メイン画面で、[アンインストール]をクリックします。

Ubuntuリモートデスクトップ

Ubuntu Linux Stationは、ネットワーク上でグラフィカルなデスクトップを共有するためのVNC(Virtual Network Computing)を搭載しています。このデスクトップでは、リモートユーザーはインストールされたUbuntuオペレーティングシステムにアクセスし、管理することができます。

Ubuntuリモートデスクトップへのアクセス

  1. Ubuntu Linux Stationを開きます。
  2. ディスプレイの解像度を選択します。
  3. オーディオ出力を選択します。
    重要:

    QTSプラットフォームでのみ、リモートデスクトップのオーディオ設定を行うことができます。

  4. [リモートデスクトップの有効化]を選択します。
  5. リモートデスクトップの表示方法を選択します。
    • 接続 URLをクリックします

    • タイトルの横のをクリックします。

    Ubuntuリモートデスクトップログインページが表示されます。

  6. ユーザーアカウントを選択します。
  7. パスワードを入力してください。
  8. キーボードでEnterを押します。
  9. サイドメニューで、以下の操作を実行します。

    設定

    ユーザーの操作

    Ubuntuオペレーティングシステムを再起動します。

    クリックすると、高解像度でデスクトップが表示されます。

    クリックすると、中解像度でデスクトップが表示されます。

    クリックすると、低解像度でデスクトップが表示されます。

    リモートデスクトップの全画面モードに切り替えます。

    リモートデスクトップの全画面モードを終了します。

  10. ウィザードに従って、Ubuntuのアカウント設定とアプリケーションのインストールを行います。
    注意:

    アカウントの設定は、インストールされているUbuntuのOSによって異なります。

UbuntuリモートデスクトップからのローカルQNAPデバイス上の共有フォルダーへのアクセス

Ubuntuリモートデスクトップでは、ローカルQNAPデバイスに接続して、共有フォルダー上のファイルの参照およびアクセスを行うことができます。共有フォルダーアクセスでは、ファイルの編集、アップロードおよびダウンロード、ローカルネットワーク上のその他のユーザーとのファイル共有を行うことができます。

このセクションでは、Ubuntu Linux Stationを使用してインストールしたUbuntuオペレーティングシステムからローカルデバイス上の共有フォルダーにアクセスする方法を説明します。

  1. Ubuntu Linux Stationを開きます。
  2. リモートデスクトップURLをクリックします。
    注意:

    デフォルトでは[リモートデスクトップを有効にする]が有効になっています。

    リモートデスクトップログインページが表示されます。

  3. パスワードを入力してください。
    ヒント:

    パスワードを表示させるには をクリックします。

  4. キーボードでEnterを押します。

    リモートデスクトップページが表示されます。

  5. [アクティビティ]概要で、[ファイル]をクリックします。

    [ファイル]ウィンドウが表示されます。

  6. 左のパネルで、[その他の場所]をクリックします。
  7. [サーバーへの接続]で、サーバーのURLを入力します。
    重要:

    関連ネットワークプロトコルがローカルデバイスで有効化されていることを確認してください。

    ヒント:

    以下で指定したURL形式を入力します。

    プロトコル

    形式

    匿名 FTP

    ftp://device_ip_address/path/

    FTP

    ftp://username@@device_ip_address//path/

    NFS

    nfs://device_ip_address/path

    Samba

    smb://device_ip_address/

    ヒント:

    URLにユーザー名を含めるには、以下の形式を使用します。smb://username@device_ip_address/

     

    SSH

    ssh://username@device_ip_address/

    Web Server有効化プロトコル

    protocol://username@device_ip_address:port/

  8. [接続]をクリックします。

    ログインウィンドウが表示されます。

  9. ユーザー名を指定します。
  10. ドメインとパスワードを指定します。
  11. パスワード管理オプションを選択します。
    注意:

    デフォルトでは、[ログアウトするまでパスワードを記憶する]が選択されています。

  12. [接続]をクリックします。

リモートデスクトップでは、ローカルデバイス上の共有フォルダーのリストを表示します。

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