スナップショットについてのよく寄せられる質問


最終更新日: 2024-08-08

該当製品

ストレージ&スナップショット


スナップショットをとる

スナップショットがとれないのはなぜですか?

スナップショットがとれないのはいくつかの理由が考えられます。

ストレージプールをスナップショットをサポートしている新しい NAS へ移行したのですが、スナップショットがとれないのはなぜですか?

ストレージプールが、スナップショットをサポートしていない NAS 上で作成された場合、そのストレージプールは、スナップショットをサポートしている新しい NAS へ移行したとしても、スナップショットをサポートできません。データを外部ドライブにバックアップし、スナップショットをサポートする新しい NAS 上で新たにストレージプールを作成してから、データを新しいプールに転送してください。詳細は、この記事をご覧ください。

スナップショットをとるのに適したストレージオブジェクトは何ですか?

シンボリューム (QTS)、シン共有フォルダー (QuTS hero)、シン LUN (QTS および QuTS hero) などのシンプロビジョニングのストレージオブジェクトが、スナップショットには適しています。シンオブジェクトは、事前割り当て領域をもたず、スナップショットは親のストレージプールに保存されるため、スナップショットはシンオブジェクトの領域を使いません。

NAS にはどれくらいのスナップショットを保持できますか?

取得可能なスナップショットの数は、CPU モデルとインストールされているメモリによって変わります。詳細は、こちらをご覧ください。

ストレージ&スナップショットのスナップショットと、Virtualization Station のスナップショットの違いは何ですか?

ストレージ&スナップショットのスナップショットと、Virtualization Station のスナップショットは、どちらもデータのポイントインタイムです。ただし、ストレージ&スナップショットのスナップショットは、ボリューム (QTS)、共有フォルダー (QuTS hero)、LUN (QTS および QuTS hero) のデータを記録するのに対し、Virtualization Stationのスナップショットは、仮想マシンの状態とデータを保持します。

スナップショットストレージと領域の管理

プール保証されたスナップショット領域とは?

プール保証されたスナップショット領域とは、スナップショットを保存するために予約されているストレージプール領域のことです。プール保証されたスナップショット領域を有効化すると、スナップショットの一定数が保持されます。プール保証されたスナップショット領域がないと、スナップショットはストレージプールに直接保存され、システムがシンプロビジョニングなど他の目的でストレージプール領域の空きを増やす必要がある場合は、自動的にスナップショットが削除されることがあります。

今のストレージプールに空きがなくなった場合、スナップショットを別のストレージプールあるいは外部ストレージデバイスに保存できますか?

いいえ。スナップショットはファイルの独立バックアップコピーではありません。スナップショットは、ストレージプール内のメタデータ変更の記録であり、したがって保存先であるストレージプールに依存します。スナップショットを別の場所に移動させることはできません。

シックストレージオブジェクトのスナップショットが、大きなストレージプール領域を占めるのはなぜですか?

シックストレージオブジェクト (たとえば、QTS 内のシックオブジェクト、QuTS hero のシック共有フォルダー、シック LUN) のスナップショットをとる場合、ストレージプールオブジェクトの空き領域に書かれる新しいデータは、新しいデータと同じ大きさでスナップショット使用領域が増えます。プール空き領域を監視し、定期的に古いスナップショットをリサイクルして、プール領域がなくなるのを防いでください。この理由のため、スナップショットをとる場合には、シンストレージオブジェクトを利用されることをお勧めします。

シンストレージオブジェクトのスナップショットをとると、ストレージプールがオーバーサブスクライブ状態になるのはなぜですか?

シンストレージオブジェクト (たとえば、QTS 内のシックオブジェクト、QuTS hero のシック共有フォルダー、シック LUN) は、オンデマンドにストレージプール内の領域を占めます。このため、データがストレージオブジェクトに書かれる時に使用領域が増えることになります。ストレージプールのオーバーサブスクリプションは、シンストレージオブジェクトおよびそのスナップショットが、ストレージプールが提供できる量よりも多くの領域を必要とする場合に発生します。詳細と解決方法は、こちらをご覧ください。

スナップショット設定

スナップショット スケジュールはどうやって無効にするのですか?
  1. [ストレージ&スナップショット]を開きます。 
  2. [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
  3. [スナップショット]絡むの下にスナップショット アイコンがあるボリューム (QTS)、共有フォルダー (QuTS hero) または LUN (QTS および QuTS hero) を見つけます。
  4. スナップショットアイコンをクリックします。
    スナップショットマネージャーウィンドウが開きます。 
  5. [スナップショットをスケジュール]をクリックします。
    スナップショット設定ウィンドウが開きます。
  6. [スケジュールを有効にする]トグルスイッチを無効にします。
スナップショットの数が最大値に達した場合、システムは古いものを上書きせずにスナップショットの取得を停止できますか?

はい、スナップショットに対し、それがスナップショットの最大数を取得した場合には、スナップショットの取得を自動的に停止するようにシステムに設定できます。 

  1. [ストレージ&スナップショット]を開きます。
  2.  [グローバル設定] > [スナップショット] > [スナップショットの数が最大値に達した場合]に進みます。. 
  3. [スナップショットの作成を停止]を選択します。 
  4. [適用]をクリックします。
「スマートスナップショットを有効にする」設定で、データに変更がない場合でもスナップショットをとるのはなぜですか?

「スマートスナップショットを有効にする」設定が有効な場合 ([スナップショットマネージャー] > [スナップショット設定] > [スナップショットをスケジュール])、システムはデータが最後のスナップショット取得後に変更されている場合のみスナップショットをスケジュールします。 

データを直接変更していない場合でも、システムはストレージの最適化のためにバックグラウンドでデータブロックを変更することがあります。スナップショットにはデータブロックの情報が含まれますので、ユーザーの目からはデータ自身に変更がないように見えても、システムはデータブロックの変更を検出すると、スナップショットをスケジュールします。

スナップショットの記録が共有フォルダーの古い名前になっているのはなぜですか?

共有フォルダーの名前を変更した場合、システムにおいては、その共有フォルダーの物理パスは変更されていません。そのため、共有フォルダーの名前を何度変更しても、スナップショット内には古い名前が現れます。 

スナップショットが新しい名前を記録するようにするには、希望する名前で新しい共有フォルダーを作成し、データを古い共有フォルダーから新しい共有フォルダーに移動させ、新しい共有フォルダーのスナップショットの取得を開始してください。詳細は、この記事をご覧ください

スナップショットフォルダーとアクセス

File Station でのアクセス用にスナップショットフォルダーを有効にするにはどうしたらよいですか?

File Station でのアクセス用にスナップショットフォルダーを有効にするには、2種類のスナップショットフォルダーがあります。承認済ユーザー用の root 「Snapshot」フォルダーと、共有フォルダー内の「@Recently-Snapshot」フォルダーです。

  1. 管理者として NAS にログインします。
  2. [ストレージ&スナップショット]を開きます。
  3. [グローバル設定] > [スナップショット] > [File Station でのスナップショット アクセス]に進みます。
  4. オプション: ルート スナップショット フォルダー (承認済ユーザー用) を有効にします。
    注意
    この設定は、NAS にあるすべてのスナップショットを管理できるよう、よびシステム管理ロールをもつユーザー用に root フォルダーの 「Snapshot」を有効にします。
  5. オプション: 各共有フォルダー内のスナップショットフォルダーを有効にします。
    注意
    この設定は、各共有フォルダーにある「@Recently-Snapshot」という名前のフォルダーを個別に有効にします。「@Recently-Snapshot」フォルダーは、ユーザーに対し、SMB/CIFS または AFP 経由で接続している場合に共有フォルダー内のスナップショットを見ることができるようにします。
  6. [適用]をクリックします。
異なる「@Recently-Snapshot」フォルダー間でファイルを移動できますか?

いいえ。「@Recently-Snapshot」フォルダーは読み取り専用です。スナップショットは、編集や移動ができない、ポイントインタイムの記録です。

「Windows の以前のバージョン」でスナップショットを見ることができないのはなぜですか?

「Windows の以前のバージョン」で NAS 共有フォルダー内のスナップショットを見る(そしてスナップショットからファイルを復元ができる) には、次の4つの設定すべてが NAS 上で有効になっていることを確認してください。 

  • [ストレージ&スナップショット]>[グローバル設定]>[スナップショット]>[File Station でのスナップショットアクセス]> 各共有フォルダー内のスナップショット フォルダー
  • [コントロールパネル]>[権限]>[共有フォルダー]>[プロパティの編集]> [以前のWindowsバージョンの有効化]。
  • [コントロールパネル]>[ネットワークとファイルサービス]>[Win/Mac/NFS/WebDaV]>[Microsoft Networking]>[詳細オプション]> [共有フォルダー内でシンボリックリンクを許可]。
  • [コントロールパネル]>[ネットワークとファイルサービス]>[Win/Mac/NFS/WebDAV]>[Microsoft Networking]>[詳細オプション]>[異なる共有フォルダー間でシンボリックリンクを許可]。

詳細は、こちらをご覧ください。

スナップショットからストレージオブジェクトを復元する

ストレージオブジェクトを、スナップショットで記録された以前の状態に戻すにはどうしたらよいですか?

既存のボリューム (QTS)、共有フォルダー (QuTS hero)、または LUN (QTS および QuTS hero) を、スナップショットが記録した以前の状態に戻すことができます。詳細な手順については、以下のユーザーガイドの関連トピックスをご覧ください (トピックのタイトルを検索フィールドにコピー・ペーストし、ユーザーガイド中のトピックを見つけてください)。

  • QTS ユーザーガイド
    • ボリュームを復元する
    • リモートスナップショットを用いてボリュームを復元する
    • LUN の復元
    • リモートスナップショットを用いて LUN を復元する
  • QuTS hero ユーザーガイド
    • 共有フォルダーを復元する
    • リモートスナップショットを使用して共有フォルダーを復元する
    • LUN の復元
    • リモートスナップショットを用いて LUN を復元する
共有フォルダーの権限設定がスナップショットから復元できないのはなぜですか?

ユーザーのアカウントIDが経時的に変化する可能性に対処し、情報セキュリティとフォルダーと権限の安定した対応を維持するため、QNAPスナップショットでは共有フォルダーの権限設定を保存したり復元したりできません。詳細はこちらを参照してください。

QTS で、スナップショットでボリュームを復元したのですが、システムとアプリの設定が復元されないのはなぜですか?

システムとアプリの設定は、システムボリュームやアプリが含まれるボリュームではなく、システム上に保存されます。そのため、これらの設定は、スナップショットでボリュームを復元した場合でも復元されません。

QTS で、スナップショットのボリュームから個々の暗号化共有フォルダーを復元できないのはなぜですか?

QTSでは、暗号化された共有フォルダーは、スナップショットをサポートしません。暗号化された共有フォルダーを含むボリュームのスナップショットをとり、後で暗号化された共有フォルダーのままでボリュームを復元することはできますが、スナップショットから暗号化された共有フォルダーを個別に復元することはできません。スナップショットの暗号化された共有フォルダーは、「@Recently-Snapshot」には表示されません。

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