ダウン・マドリード

背景

ダウン・マドリードは、過去25年以上にわたって社会的存在としての発展を描き、その間に経験した感情および作品を伝えてる画像を収集しています。これらの画像は主にコンテンツと出版物の制作に使われる、1.1テラバイトのデータと82,000件を超えるデジタルリソースのファイルを収めたマルチメディア・バンクを含む、数台の外付けハードディスクドライブに保存されていました。そのため、ニュースレターやウェブサイト、ソーシャルメディアなどのダウン・マドリードのミッションを宣伝するためのマルチメディアリソースを見つけるには、相当の時間を費やす必要がありました。

ダウン・マドリードにとっての一番の問題は年次報告書で、ほとんどの時間は写真を選択するために費やされました。

課題

ダウン・マドリードの主な課題は、すべての画像を安全でアクセスしやすい一つのスペースに集めることでした。また、当社はポータブルのハードディスクドライブを、紛失する心配のない一つのデータセンターに収容するソリューションに置き換える方法も探していました。

ソリューション

ダウン・マドリードは関連するコストも考慮して、NASがこのニーズに最も理想的なソリューションであると感じ、QNAPと契約しました。NASはこれらすべてのニーズに応えます。ダウン・マドリードは、これらリソースを一つの場所に集めてRAIDを構成することで、データを安全に保護することができました。ユーザーは社内にいてもリモート作業でも、クレデンシャル管理によってNASへ安全にアクセスでき、 QuMagieを使って画像を整理し、ラベルを付けることができます。

結果

ダウン・マドリードは、WD Redドライブ（4台の 8TB HDD (WD8003FFBX) と4台のSSD (WDS500G1R0A-68A4W0)）を搭載した TS-1655 NASを導入しました。 WD エクスプレス・メモリ (2台の M.2 NVMe WDS500G1R0C-68BDK0)をサポートするハイブリッド環境を構成することで、メディアファイルへの素早いアクセスが可能です。WD Redドライブのおかげで、QNAP NASの容量と速度要件を満たすことができました。WD Redドライブは、NASのワークロードと RAID環境を対象とした、NASに最適化された NASwareファームウェアを搭載しているため、スムーズなワークフローを実現します。また、TS-1655 NAS内で最適なパフォーマンスを実現するため、ノイズと振動保護センサも内蔵しています。

ハードウェアがインストールされた後、ダウン・マドリードは簡単にソフトウェアを設定して、コンテンツの移行を始めることができました。このプロセスが完了した後は、QuMagieとAIのおかげで画像のカタログ化とアクセスができるようになったのです。

これによりワークフローが改善し、作業時間が短縮され、セキュリティが飛躍的に向上しました。