QVR Face

オフィス、小売店、学校および住居コミュニティ向けの顔認識ソリューションは、AI採用のライブビデオ分析による即時かつ精確な顔認識が可能で、マスク着用時でも認識可能です。

リアルタイム顔認識と分析

QVR Faceは、接続されたカメラのリアルタイムライブストリーミングビデオ分析を特徴とするスマート顔認識ソリューションです。ビデオアナリティクスを使用して、プロファイル、グループおよびイベント通知を設定し、瞬時の顔認識を実現することができます。サードパーティパートナーは、QNAP APIを使用してQVR Faceからのデータを活用し、自動ドアアクセス管理、出退勤管理、スマートリテールサービスなどを含むアプリケーション向けに、インテリジェントドアアクセスシステム、メンバー判別システム、スマートデジタル署名を構築することができます。

マスク検知および顔認識が1つのソリューションに

QVR FaceはAI顔認識テクノロジーを採用しており、完全なプロファイル作成が1枚の顔全体の画像のみで行えます。QVR Faceはマスク着用でも顔を認識してプロファイルに追加し、病院などマスクの必要な様々な施設での非接触監視および出退勤管理サービスを提供します。

マスク検知および識別はQVR Face Insightのみが対応します。

1台のNASでスマート顔認識システムを構築

QNAP NASにQVR Faceソリューションをインストールして、IPカメラやUSBカメラ、NASに保存されたビデオ録画からのRTSPビデオストリームを解析するだけです。顔認識とビデオアナリティクスはNAS上で実行され、簡単かつ費用対効果の高い顔認識システムを構築できます。

  • リアルタイムビデオアナリティクス

    QNAP NASは、オンプレミスビデオアナリティクスを実行する強力な処理能力を特徴としています。リアルタイムビデオアナリティクスを実現するために、クラウドコンピューティングサービスやコンピューティングアクセラレータカードを追加する必要なく、全体的なシステム開発コストを低減させることができます。また検出精度も向上します。QVR Faceは、前処理アルゴリズムによって、認識に不適切な顔 (ぼやけた画像、高速移動している画像、人以外の顔など) の70%をフィルタリング可能です。

  • 同時マルチチャンネルアナリティクス

    QVR Faceは、同時に複数のビデオストリームを解析し、複数の登録済みプロファイルと未登録の顔を同時に特定することができます。ビデオアナリティクスの結果を使用して、ブラックリストやVIPリストを作成することができます。

  • プライベートクラウドデータストレージ

    QVR Faceのビデオアナリティクスと登録済みプロファイル(特定された個人の名前と写真)は、直接オンプレミスストレージに保存されます。QNAP NASはさらに、効率的なデータ保護メカニズムも提供し、顔認識データのプライバシーとセキュリティを保証します。

  • 簡単なAPI統合

    サードパーティパートナーは、APIを介してQVR Faceの顔アナリティクスデータ(イベント、メタデータ通知および結果)を活用し、ドアアクセスシステム、メンバー身分照会システムやデジタル署名システムなどの自動化サービス管理を可能にします。

プロファイルデータベースにより、ID認証が容易になります

カメラやQVR FaceでNASに保存された録画から、ライブストリームの顔認識アナリティクスタスクを作成できます。ビデオアナリティクスの結果により、特定された個人のプロファイルを作成し、グループ(VIPグループ、未登録の顔やブラックリスト)とイベント通知を設定することができます。設定された顔認識ルールに合致する人が検出されると、システムはアラート通知を送信します。(顔識別ルールの条件には、個人の性別、年齢、グループカテゴリが含まれます。)過去のビデオアナリティクス結果のビデオアナリティクスレポートを確認することもできます。

セキュリティとデータプライバシーへの懸念から、NAS管理者グループメンバーのみがQVR Faceアプリケーションにアクセスし、使用する権限を持ちます。

Edge TPUによって顔認識速度を向上

Edge TPUは、QVR Faceにリアルタイムのビデオ分析機能を搭載しており、CPU使用率を抑えつつ、瞬時に顔認識を行うことができます。この強化された分析は、何万人もの顔の認識や大量のカメラ・ビデオストリームを同時に必要とする、ビジネスやセキュリティに重点を置いた活動に役立ちます。高電力効率のEdge TPUアクセラレータは、4 TOPS (毎秒1兆(trillion)演算)の性能を持ちながら、0.5ワットしか消費しません。

QVR Face InsightのみがEdge TPUに対応します。

QVR Pro統合による監視フィードの強化

以下の各種機能の使用には、QVR ProおよびQVR Pro Client v2.0が必要です。

RTSPまたはQVR Proからのライブビデオストリーム対応

QVR Faceは、QVR Proからのライブビデオストリームを解析することで、ビデオ解析に対するQVR FaceのQVR Pro設定を容易に利用できます。解析結果は、将来使用する際に備えてQVR ProのMetadata Vaultに保存されます。また、USBカメラでRTSPを可能にするQNAP QUSBCam2アプリを含めた、RTSPストリーミングも利用可能です。

QVR Pro Clientによる顔検索

QVR Pro ClientソフトウェアはQVR Proと統合することで、プロファイルキー、氏名、写真に基づいて、対象となる顔を含んだビデオ全てを検出し、再生することができます。また、顔検索に写真を使った後、特定の人へのイベントルールを作成することも可能です。対象となる人物が現われると、QVR Proはイベント処理のための通知を管理者に送信します。

イベントアラートの設定

イベントルールが、QVR FaceのAI解析結果に基づいて設定できます。イベントが発生すると、QVR Faceは接続されたQVR Proサーバーに通知を送信し、動作 (イベントの録画など)を行います。

用途概要

顔認識ソリューションであるQVR Faceは、小さなオフィス、住宅コミュニティ、研究所および小売り店舗に組み込むことができ、インテリジェントな出退勤管理、ドアアクセス制御管理、VIP出迎えシステムやスマートリテールサービスを提供します。

出退勤管理

  • 顔認識を出退勤管理に使用すると、混雑時にタイムレコーダーに打刻する時間を減らすことができます。
  • マスクで顔の一部が隠れていても、非接触で出退勤処理可能
  • VIPグループと通知を設定してください。上級管理者が識別された場合、システムは自動的にアラートを送信します。
  • イベントレポートが生成され、イベントスクリーンショットをレビューすることができます。
  • 顔検索機能を使って、目的の顔画像を含むビデオ全ての検出および再生が行えます。

小規模の小売店

  • VIPグループと通知を設定してください。重要な人物や常連客が訪問した場合には、システムは通知を送信し、お出迎えの準備が必要なことを知らせてくれます。
  • QVR Faceをデジタル署名ソリューションと統合すると、年齢と性別に基づくテイラーメイドの販売促進情報が提供されます。
  • 小売業者は、未登録の顔をグループ分けして格付けすることができ、さらなる販売促進のためにそれらをレギュラープロファイルとして登録することができます。フロー統計、POS売上記録、ヒートマップデータをさらに統合することで、カスタマイズした販売戦略を作ることができます。

ドアアクセス管理

  • QVR Faceをドアアクセスシステムと統合することで、鍵やカードベースのドアアクセスシステムを顔認識に置き換えることができます。
  • 不審者リストやブラックリストの設定。リストに載った個人が近づくと、警備員が直ちに行動をとれるようアラートが送信され、施設内の安全が確保されます。
  • 顔検索機能を使って、予定のない訪問者のビデオ全てを検出し、再生することができます。

どのバージョンのQVR Faceを使ったらいいですか?

QVR Face Insightは、要件とパフォーマンスのバランスが取れており、各種環境(オフィス、小売店および住居コミュニティなど)に適しています。QVR Face Tigerは、特殊な用例の場合に選択されます。

QVR Face Insight QVR Face Tiger
開発者
QNAP TCIT
認識性能
精度
速度
追加機能
マスク検知 -
Edge TPUアクセラレータ -
対応CPU
Intel、AMD
(Celeron級またはそれ以上)
ARMベースのTS-AI642 AI NASもサポート
Intel、AMD
(Celeron級またはそれ以上)
最大カメラチャンネル数
Intel® Celeron® 4コア 1 1
Intel® Pentium® Gold 2コア 2 2
Intel® Core™ i3 4コア 6 7
Intel® Core™ i5 6コア 9 10
AMD Ryzen™ 7 8コア 15 (TBD) 24
環境に合わせて適切なNASモデルを比較してください。
ライセンスプラン
毎月
9.99米ドル
/channel
9.99米ドル
/channel
無料で提供
  • いつでも無料
  • 組み込み型
  • 20プロファイルに対して1タスク

  • 1か月無料
  • ユーザーアクティベーションが必要です
  • 10プロファイルに対して1タスク


1. テスト環境:
NAS CPUの使用率が85%未満の場合、以下の設定に基づきます。
各プロファイルに対して1件の顔画像。
解析タスク設定: H.264、720p、5fps、最大で1フレームごとに1件の顔
2. NAS システム要件:8GB RAM搭載のQTS/QuTS hero NAS (50,000を超えるプロファイルを有するデータベースに顔認識機能を使用する場合は16GB RAMが必要)
3. 登録されているプロファイルと不明な顔を含むプロファイルの最大数は、購入されたライセンスプランに基づいています。1つのプロファイルは、同じ人物について最大10件の顔画像に対応しています。

簡単なAPI統合

QVR Face APIにより、出退勤管理、ドアアクセス制御、VIP出迎えシステム、デジタル署名などの幅広いアプリケーションを容易に統合できます。QVR Faceのデータには、プロファイル、グループ、年齢および性別が含まれ、アプリケーションとシステムを自動化し、施設内のセキュリティを改善したり、革新的なスマートリテールサービスを作り出したりすることができます。

APIは、QVR Faceシステムインターフェースで利用できます。APIは、それぞれのQVR Faceバージョンと同じ機能のみをサポートしています。例えば、QVR Face Insight APIはQVR Face Insight機能のみサポートしています。

QNAPへのお問い合わせ

顔認識システムやサードパーティを統合する必要がある場合には、以下のフォームにご記入ください。すぐにご連絡いたします。

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