QNAP NAS に Proxmox VE バックアップスペースを設定する方法

Proxmox VEのSMBバックアップスペースとして専用に使用する新しい共有フォルダーを作成できます。共有フォルダーをProxmox VEに接続する前に、フォルダーのSMBアクセス権設定を構成し、NASでSMBサービスを有効にする必要があります。

1. Proxmox VEで使用する共有フォルダーをQNAP NASに作成します。
   1. 管理者としてNASにログインします。
   2. File Stationを開きます。
   3. > [共有フォルダー]をクリックします。
   4. フォルダー名を指定し、[次へ]をクリックします。
      
      注記

      説明のために、これを「Penguin」と名付けます。
      
   5. 管理者アカウントに[RW]（読み取り/書き込みアクセス）を選択し、[次へ]をクリックします。
      
   6. [ゲストのアクセス権]の隣の[読み取り/書き込み]を選択します。
      
   7. [完了]をクリックします。
      システムにより、共有フォルダーが作成されます。
2. 共有フォルダーのSMBアクセス権設定を編集します。
   1. [コントロールパネル]を開きます。
   2. [権限設定] > [共有フォルダー] > [共有フォルダー]に移動します。
   3. 新しく作成した共有フォルダーを特定します。
   4. [アクション]のをクリックします。
      [共有フォルダー権限の編集]ウィンドウが開きます。
   5. [権限タイプの選択]の隣の[Microsoftネットワークホストのアクセス]を選択します。
   6. [追加]をクリックし、Proxmox VEプラットフォームのIPアドレスを入力してください。
      
   7. [適用]をクリックします。
3. NASでSMBサービスを有効にしてください。
   1. [コントロールパネル > ネットワークとファイルサービス > Win/Mac/NFS/WebDAV > Microsoft ネットワーク (SMB)]に進みます。
   2. [Microsoft ネットワーキング (SMB) のファイルサービスを有効にします]を選択します。
      
   3. [適用]をクリックします。
4. NASの共有フォルダーをProxmox VEに接続します。
   1. Proxmox VEプラットフォームにログインしてください。
   2. [Datacenter (データセンター) > Storage (ストレージ)]に進みます。
   3. [Add (追加) > SMB/CIFS]をクリックします。
      
   4. IDの隣に、SMBストレージの名前を指定します。
      
      注記

      説明のために、これを「Penguin-SMB」と名付けます。
   5. [Server (サーバー)]の隣に、NASのIPアドレスを入力してください。
   6. [Username (ユーザー名)]と[Password (パスワード)]の隣に、NAS管理者アカウントの認証情報を入力してください。
   7. [Share (共有)]の横で、作成した共有フォルダーを選択します。
      
   8. [Content (コンテンツ)]の隣で、[VZDump backup file (VZDumpバックアップファイル)]を選択します。
      
   9. [Add (追加)]をクリックします。
5. 新しく追加されたSMBストレージを使用して、Proxmox VEでバックアップジョブを作成します。
   1. [Datacenter (データセンター) > Backup (バックアップ)]に進みます。
   2. [Add (追加)]をクリックします。
      [Create: Backup Job (作成: バックアップジョブ)]のウィンドウが開きます。
   3. [Storage (ストレージ)]の隣で、SMBストレージを選択します。
      
   4. その他の設定を行います。
   5. [Create (作成)]をクリックします。

これで、Proxmox VEの共有フォルダーにデータをバックアップできるようになりました。

Proxmox VEのNFSバックアップスペースとして専用に使用する新しい共有フォルダーを作成できます。共有フォルダーをProxmox VEに接続する前に、フォルダーのNFSアクセス権設定を構成し、NASでNFSサービスを有効にする必要があります。

1. Proxmox VEで使用する共有フォルダーをQNAP NASに作成します。
   1. 管理者としてNASにログインします。
   2. File Stationを開きます。
   3. > [共有フォルダー]をクリックします。
   4. フォルダー名を指定し、[次へ]をクリックします。
      
      注記

      説明のために、これを「Penguin-NFS」と名付けます。
      
   5. 管理者アカウントに[RW]（読み取り/書き込みアクセス）を選択し、[次へ]をクリックします。
      
   6. [ゲストのアクセス権]の隣の[読み取り/書き込み]を選択します。
      
   7. [完了]をクリックします。
      システムにより、共有フォルダーが作成されます。
2. 共有フォルダーのNFSアクセス権設定を編集します。
   1. [コントロールパネル]を開きます。
   2. [権限設定] > [共有フォルダー] > [共有フォルダー]に移動します。
   3. 新しく作成した共有フォルダーを特定します。
   4. [アクション]のをクリックします。
      [共有フォルダー権限の編集]ウィンドウが開きます。
   5. [権限タイプの選択]の隣の[NFSホストのアクセス]を選択します。
   6. [アクセス権]を選択します。
   7. [許可するIPアドレスまたはドメイン名]テーブルに、Proxmox VEプラットフォームのIPアドレスを入力してください。
   8. [読み取り/書き込み]の権限を選択してください。
      
   9. [適用]をクリックします。
3. NASでNFSサービスを有効にしてください。
   1. [コントロールパネル > ネットワークとファイルサービス > Win/Mac/NFS/WebDAV > NFS サービス]に進みます。
   2. [ネットワーク ファイル システム (NFS) サービスを有効にする]を選択します。
   3. すべての該当するNFSバージョンを選択します。
      
   4. [適用]をクリックします。
4. NASの共有フォルダーをProxmox VEに接続します。
   1. Proxmox VEプラットフォームにログインしてください。
   2. [Datacenter (データセンター) > Storage (ストレージ)]に進みます。
   3. [Add (追加) > NFS]をクリックします。
      
   4. IDの隣に、NFSストレージの名前を指定します。
      
      注記

      説明のために、ここでは「Penguin-NFS」という名前（共有フォルダーの名前と同じ）を付けます。
   5. [Server (サーバー)]の隣に、QNAP NASのIPアドレスを入力します。
   6. [Export (エクスポート)]の横で、作成した共有フォルダーを選択します。
   7. [Content (コンテンツ)]の隣で、[VZdump backup file (VZdumpバックアップファイル)]を選択します。
      
   8. [Add (追加)]をクリックします。
5. 新しく追加されたNFSストレージを使用して、Proxmox VEでバックアップジョブを作成します。
   1. [Datacenter (データセンター) > Backup (バックアップ)]に進みます。
   2. [Add (追加)]をクリックします。
      [Create: Backup Job (作成: バックアップジョブ)]のウィンドウが開きます。
   3. [Storage (ストレージ)]の隣で、NFSストレージを選択します。
      
   4. その他の設定を行います。
   5. [Create (作成)]をクリックします。

これで、Proxmox VEの共有フォルダーにデータをバックアップできるようになりました。