QNAP NAS 上での pfSense のインストール
最終更新日:
2018-09-13
pfSenseは、DHCP/DNSサーバー侵入防止システム(IPS)などに関連した設定を構成するためのWebベースのインターフェイスを採用したオープンソースのファイアウォールソフトウェアです。このチュートリアルでは、NASでのpfSenseのインストール、実行、アクセスについて説明します。
要件:
- QTS 4.3.0またはそれ以降
- Virtualization Station 3.0またはそれ以降
- WANおよびLAN用の最低2つの仮想アダプタ。
- pfSense ISOイメージ
pfSense仮想マシンの作成
仮想マシン(VM)を作成する前に、pfSense ISOイメージをNASにアップロードする必要があります。ISOイメージは、以下からダウンロードできます。https://www.pfsense.org/download/。
- NASにログインします。
- Virtualization Stationを起動して、[VMの作成] をクリックします。
[VMの作成] ウィンドウが開きます。
- VM名を指定します。
- OSタイプで [汎用] を選択します。
- NASハードウェアに基づいて [CPUコア] および [ッメモリ] 設定を調整します。
- [参照] ボタンをクリックして [CDイメージ] に移動します。
- [参照] ボタンをクリックして [HDDの場所] に移動します。
- [OK] をクリックします。
- [ネットワークアダプタ] 設定を確認します。
詳細については、「pfSenseの仮想アダプタの作成」をご覧ください。
pfSense仮想マシンのインポート
QNAPは、NASアップロードしてすぐに利用できるpfSense VMも提供しています。事前に作成されたイメージは、以下からダウンロードできます。https://www.qnap.com/solution/pfsense/en/
- NASにログインします。
- Virtualization Stationを起動して、[VMのインポート] をクリックします。
[VMのインポート] ウィンドウが開きます。
- メニューから [NAS] を選択すると、
ナビゲーションウィンドウが開きます。 - VMファイルの場所に移動し、[OK] をクリックします。
- [次へ] をクリックします。
- VM名を指定します。
- NASハードウェアに基づいて [CPUコア] および [ッメモリ] 設定を調整します。
- 両方のアダプターに [仮想スイッチ] および [モデル] を割り当てます。
詳細については、「pfSenseの仮想アダプタの作成」をご覧ください。 - [インポート] をクリックします。
- VMを起動して、[コンソール] をクリックします。
その他の設定については、「pfSenseインストールの設定」をご覧ください。
pfSense用の仮想アダプタの作成
pfSenseを使用する前に、仮想アダプターを作成して仮想スイッチに接続する必要があります。
- 作成した仮想マシンの [設定] ページに移動します。
- [設定] タブに移動し、[デバイスの追加] をクリックします。
[デバイスの追加] ウィンドウが開きます。 - デバイスタイプに [ネットワーク] を選択します。
- 既存の仮想スイッチを選択します。
- モデルに [VirtIO] を選択します。
- [OK] をクリックします。
- アダプター1のモデルをVirtIOに変更します。
- [ネットワークと仮想スイッチ ] > [仮想スイッチ] に移動し、[追加] をクリックします。
- モードを選択します。
- [基本モード] をクリックして、ブリッジネットワークを作成します。
- [詳細モード] をクリックして、ネットワーク構成を指定します。
- VMを起動して、[コンソール] をクリックします。
pfSenseインストールの設定
- pfSense仮想マシンのコンソールを開始します。
- 著作権表示と配布の通知を読み、[Accept (承認)] を選びます。
- [Install (インストール)] を選び、[OK] を選択します。
- [Auto (UFS) (自動(UFS))] を選び、[OK] を選択します。
- キーボードマップを選ぶか、Continue with default keymap (デフォルトのキーマップで続行して)、[Select (選択)] を選択します。
インストールが開始します。
- インストールが完了したら、[No (いいえ)] をクリックします。
- [Reboot (再起動)] を選択します。
pfSense が再起動して、その他のオプションを設定します。
- VLANを設定します。
- VLANが必要な場合は、「y」を入力して確定します。
- VLANが不要な場合は、「n」を入力して確定します。
- ダイアログに従い、WANおよびLANインターフェイスを割り当てます。
このチュートリアルは、WANを使用します、vtnet0およびLAN:vtnet1。
- 必要なその他の設定変更を行います。
詳細については、以下のpfSenseのWebサイトをご覧ください。https://doc.pfsense.org/index.php/Installing_pfSense。
pfSense WebGUIの接続
pfSense WebGUIにアクセスするには、NASに追加のVMを作成し、pfSense LANインターフェイスに接続されている仮想スイッチを使用します。
- https://192.168.1.1/でpfSense WebGUIにログインします。
- ユーザー名:admin
- パスワード:pfsense
- pfSenseセットアップウィザードの画面の説明に従います。
- pfSense WebGUIパフォーマンスを向上します。
- pfSense WebGUIにログインします。
- [System (システム)] > [Advanced (詳細)] > [Networking (ネットワーク)] に移動します。
- [Disable hardware checksum offload (ハードウェアチェックサムオフロードを無効にする)] を選択します。
- [Save (保存)] をクリックします。