ファイルサイズが小さいほどバックアップは高速に

バックアップの悪夢から解放:

バックアップ業務において、IT管理者は多すぎるデータ、時間不足、ストレージ容量不足といったバックアップに関する課題に日々直面しています。QNAPのQuDedupテクノロジーは、ソースベース(バックアップ元側)の重複排除でバックアップ業務を強化し、ファイルサイズを最適化することで時間とストレージ容量を削減します。

HBS 3

データが多いほど、バックアップにより多くの時間が必要となり、バックアップタスクが完了するまで何時間も要します。ときには、障害復旧に必要な複数のバックアップバージョンが関連付けされずに、夜通しでバックアップ処理が必要となることもあります。QNAPは今回、HBS 3を導入しました。これは、ソースレベルで冗長データを削除するQuDedupテクノロジーのサポートを加えたものです。これにより時間不足やストレージ容量不足と言った課題を解消し、より高い効率性と信頼性でバックアッププランを強化できます。

  1. データが多過ぎる

    課題その1

    組織全体で日々多くのファイルを新たに作成し、既存ファイルでも複数バージョンの修正・改定が行われます。新しいファイルや編集ファイルの数は増大するばかりです。

  2. 時間がかかり過ぎる

    課題その2

    勤務時間外にバックアップ処理をスケジュールすることはできますが、時には、一晩かけても時間が足りず、バックアップが完了しないままNASを勤務開始時間に通常通りに動作させる必要が生じることがあります。これは不完全なバックアップが発生する原因となります。

  3. ストレージ容量不足

    課題その3

    数多くの新しいファイルが作成されると、これらのファイルのバックアップのための追加容量が必要となり、組織はストレージ容量不足という課題に直面することになります。

QuDedupは、管理者をバックアップの悪夢から解放し、3-2-1バックアップストラテジーを強化します。

1つのバックアップバージョンを保持するだけでは、データ保護の観点において不十分です。消失したデータや破損したデータを復元できる可能性を上げるには、3-2-1ルールに従う必要があります。重要なファイルの複製を3種類保存し、異なる最低2種類のストレージメディア上にもファイルを保存、その1つのコピーを外部のリモートサイトに保存します。HBSがこの3-2-1バックアッププランを包括的に実現できる仕組みをご紹介します。

例えば、QNAPマーケティングチームは、文書、グラフィック、その他ファイルの変更を日々大量に行っています。個々の変更内容はそこまで大きくないにしても、ほとんどのファイルの内容は重複しているため、毎回ファイル全体をバックアップするのは非効率的です。HBS 3を使用することで、こうした非効率なバックアップを容易に解消できます。
  • 高速バックアップ – 必要なストレージ容量を削減

    QuDedupテクノロジーはソース側でバックアップデータの重複を排除し、バックアップデータのサイズを最大75%まで縮小します。最初の重複排除処理には、やや時間を要しますが、データの重複を排除することで、その後のバックアップ処理を高速化できます。

    詳細: » QuDedup

    • QuDedupを使わない場合

    • QuDedupを使う場合

  • 2番目のバックアップ - 時間を短縮

    3-2-1バックアップルールに従い、ファイルのリモートサイトへの2番目のバックアップに要する時間を短縮できます。バックアップサイズは元のサイズの25%となり、実行中のバックアップ処理の時間を短縮できます。さらに、複数の場所へバックアップをコピーする際の、マルチバージョンのバックアップ転送を高速化して、データ消失に対する保護を強化できます。

    詳細: マルチバージョンバックアップ

    • QuDedupを使わない場合

    • QuDedupを使う場合

  • クラウドバックアップ - 時間と容量を削減

    HBS 3は、ハイブリッドクラウドへのバックアップニーズに応えます。輻輳制御によりエクストラネットへのデータ転送速度を大幅に向上できるTCP BBRアルゴリズムに対応しています。インターネットの高速化で、クラウドへのNASベースのファイルのバックアップも、さらに効率化できます。

    詳細: » TCP BBR

    • QuDedupを使わない場合

    • QuDedupを使う場合

QuDedup Extract Toolで重複排除したファイルのプレビューと復元

QuDedup Extract ToolやFile Stationでリモートまたはクラウドストレージ上にバックアップしたQuDedupファイルをすぐに復元し、管理効率を上げることができます。

  • QDFFファイル圧縮でTBレベルのファイルを持ち運ぶことが可能

    QuDedupは、クライアントデバイスでのブロックレベルの重複排除とデータの暗号化をサポートしています。重複排除したデータはパッケージ化され、プレビュー不可能なQNAP重複排除ファイル形式(.QDFF)に変換され、デフォルトのQDFFフォルダーに保存されます。重複排除したQDFFファイルは非常に小さく、ポータブルなストレージデバイスに簡単に保存できます。(たとえば、10 TBのファイルは1 TB~2.5 TBに圧縮できます。)

  • QuDedup Extract ToolでQDFFファイルをプラットフォームをまたいで復元可能

    お使いのコンピューター(Windows®、Mac®またはLinux®/Ubuntu®)にQuDedup Extract Toolをインストールし、リモートNASまたはクラウドからダウンロードしたQDFFファイルをそれぞれの通常の状態に復元できます。また、重複排除したQDFFファイルをプレビューし、File Stationで保存できます。NASデバイス、コンピューター、クラウド間のクロスプラットフォーム接続により、ファイル復元がさらに便利になります。

    詳細: » QuDedup Extract Toolの入手

  • 持ち運べ、閲覧できて、柔軟に復元できる

    QuDedup Extract Toolでは、各バージョンの重複排除したファイルの相違をプレビューすることができます。復元を行う単一のファイルまたは複数のファイルやフォルダーを選択できます。またバックアップしたファイルや重複排除したファイルのプレビューを行うためにクラウドストレージにQuDedup Extract Toolをインストールして、クラウドデータ転送コストを大幅に低減させることができます。

注意:QuDedupとのHBS 3の使用感は、ファイルタイプ、ストレージ環境、ネットワーク環境によって異なることがあります。

ヒント1:QuDedupは、映像ファイルへの使用にはおすすめできません。映像ファイルを扱う場合は、スナップショットレプリカでスナップショットを使用してバックアップ効率を最大化することが推奨されます。詳細 » スナップショット

ヒント2:QuDedupは特に、重複度の高いデータ(仮想マシンやISOイメージなど)データセットに対して特に便利で、ストレージ容量を大幅に節約できます。

詳細を表示

現在、QuDedupはx86ベースのIntelまたはAMDプロセッサを搭載したQNAP NASモデルのみをサポートしています。

QNAPの完備されたデータバックアップ・保護ソリューション

ほとんどのデータ保護要件を満たし、製品寿命を迎えるまで対応する包括的なソリューション。総合的なバックアッププランを実現する一連のアプリおよびユーティリティには以下が含まれています。

Boxafe – Google Workspace /Microsoft 365 SaaS バックアップ

Hyper Data Protector – Windows PC/サーバー、VMware vSphere/Microsoft Hyper-V VMバックアップ

Hybrid Backup Sync – QNAP NAS/ファイルサーバー/macOSバックアップ

NetBak PC Agent – Windows PC/サーバーのバックアップユーティリティ

Qsync – Windows/Mac のファイルとフォルダーのバックアップ

Multi-Application Recovery Service (MARS) – WordPressバックアップ

Qfile Pro – モバイル写真/ビデオバックアップ

QmailAgent – Gmail™/Yahoo®/Outlook®メールのバックアップ

Snapshot – QNAP NAS保護/バックアップ

仕様を選択

      もっと見る 閉じる

      当ページを他の国/地域で見る:

      気軽にお問い合わせ! show inquiry button
      open menu
      back to top