Virtualization Station のネットワーキングモード
Virtualization Station は仮想スイッチ接続のネットワーキングモードとして「ブリッジ」、「外部専用」、「分離」の 3 つに対応しています。 この 3 つのモードを利用すれば、仮想マシン (VM) に特定の仮想ネットワーク環境を構築し、その VM で実行されるアプリケーションをより効率的、柔軟、安全にできます。
Virtualization Station の仮想スイッチとは何か。
VM のネットワークアダプターは仮想スイッチに接続できます。 仮想スイッチは仮想マシンのネットワークを物理ネットワークアダプターに接続します。 仮想スイッチは 3 つの異なるモードで設定できます。各モードは、専用ネットワーク環境や NAS と VM 間の高速データ転送など、特定の目的を満たします。 仮想スイッチは 10 GbE とポートトランキングにも対応しており、高速かつ安全なネットワーク環境を構築できます。
仮想スイッチ全体で、ネットワークトラフィックを効率的かつ柔軟に転送できます。 ブリッジネットワーキングを利用すれば、NAS 内のトラフィックを内部転送として送信できます。外部専用ネットワーキングを設定すれば、トラフィックを専用帯域幅で処理できます。 ネットワーキングモードはアプリケーションニーズに基づいて動的に変更できます。 下の図のように、vSwitch Controller は VM Orchestrator から信号を受け取り、構成されたネットワーキングモードによりトラフィックフローが導かれるように仮想スイッチと連動します。

3 つのネットワーキングモードの紹介:
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ブリッジネットワーク構築
イーサネットインターフェイス (ポートトランキング利用可能) を仮想スイッチに接続すると、ブリッジネットワークが構築されます。 NAS と仮想スイッチは競合なく同じイーサネットインターフェイスを共有できます。また、内部ルーティング経由の高速データ転送に対応しています。 -
外部専用ネットワーク構築
イーサネットインターフェイスを仮想スイッチに接続すると、インターフェイスの IP アドレスが 0.0.0.0 に変更され、インターフェイスが仮想スイッチ専用となります。 ただし、仮想スイッチに接続されている VM は NAS に内部アクセスできず、代わりに外部ゲートウェイが使用されます。 -
分離ネットワークの構築
イーサネットインターフェイスを仮想スイッチに接続せず、ネットワークを分離します。 VM の IP アドレスを手動設定し、同じ仮想スイッチに接続れている VM 間で通信できます。
付録
仮想スイッチの設定方法
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