QHora-301W ルーターでジャンボフレームを設定する方法
最終更新日:
2022-12-17
該当製品
- QHora-301W
概要
ジャンボフレームは、標準のデータフレームに代わってより大きなフレームを送信することで、データ伝送効率を向上させます。2つの LAN ネットワーク間での動画ファイルを転送する場合は、最大転送単位 (MTU) サイズを9000バイトに設定すると効果があります。
回答
WAN ポートにジャンボフレームを設定
WAN ポートで、インターネットに接続されているデバイスで可能な最大の MTU 値は1500までです。QNAP では、ルーター WAN ポートの MTU 値を576と1500の間にすることを推奨しています。
- QuRouter にログインします。
- [ネットワーク] > [WAN および LAN 設定]に進みます。
- [アクション]の下で、
をクリックします。
- MTU 値を576~1500の間で指定します。
- [適用]をクリックします。
LAN ポートにジャンボフレームを設定
データ転送の効率を上げるには、LAN ポートにジャンボフレーム (9000 バイト) を設定できます。ワイヤレスネットワーク用に割り当てられた LAN ポートでは、ジャンボフレームを設定しないようにしてください。ワイヤレスネットワークは、MTU 値が2290で動作します。
- QuRouter にログインします。
- [ネットワーク] > [VLAN および DHCP サーバーサービス]に進みます。
- [VLAN の追加]をクリックします。
- VLAN 設定を行います。
- VLAN ID を指定します。
- 最大 256 文字で VLAN の説明を入力します。
- 固定 IP アドレスを指定します。
- ドロップダウンメニューからサブネットマスクを選択します。
- MTU 値を指定します。
- [スパニングツリープロトコル (STP) を有効にする]を選択します。
- オプション:DHCP サーバー設定を行います。
- 開始 IP アドレスを指定します。
- 終了 IP アドレスを指定します。
- DHCP リース時間を指定します。
- DNS サーバー接続を設定します。
- VLAN IP アドレスを使用:VLANID に割り当てされている固定 IP アドレスを使用します。
- 手動:新しくプライマリとセカンダリの DNS サーバー IP アドレスを指定します。
- オプション:IP 予約設定を行います。
- [追加]をクリックします。
- デバイス名前を指定します。
- IP アドレスを指定します。
- デバイスの MAC アドレスを入力します。
をクリックします。
- [適用]をクリックします。
- 仮想アクセスポイント (AP) を設定をします。
- [ワイヤレス/仮想アクセスポイント]に進みます。
- 仮想 AP を確認します。
- [アクション]下で
をクリックします。
- VLAN ID を割り当てます。
- [適用]をクリックします。注意仮想 AP すべてに VLAN ID を割り当てるようにしてください。
- MTU 値を指定します。
- [ネットワーク] > [VLAN および DHCP サーバーサービス設定]に進みます。
- デフォルトの VLANID を選択します。
- [アクション]下で
をクリックします。
- MTU 値を9000に指定します。
- [適用]をクリックします。注意1500を超える MTU 値を指定すると、ジャンボフレームのサポートが有効になります。MTU 値を設定しても、転送性能が向上するとは限りません。指定値が9000の場合、VLAN タギングは、MTU 値を 9004に設定します。ワイヤレスネットワークに対する最大 MTU は2290で、VLAN の MTU 範囲は1500~2290です。ワイヤレスネットワークで、この VLAN により大きな MTU 値を指定したい場合は、指定の MTU 範囲内で別の VLAN を割り当ててください。