該当製品
分析
ボリュームが「読み取り/削除」ステータスになっている場合、それはボリューム上のデータが読み取りまたは削除しかできないという意味です。データの変更やそのボリュームへの新しいデータの書き込みはできません。そのボリュームのフォルダーをネットワークドライブとしてマップすることができないなど、その他の動作も影響を受ける場合があります。
その親ストレージプールがフルの場合 (ストレージプールの未割り当て領域が 16 GB 未満になった場合)、スナップショット機能付のシンボリュームやシックボリュームは「読み取り/削除」のステータスに変更されます。十分な空きストレージプール領域があると QTS が認識した時点で (32 GB 超)、ボリュームは通常の読み書き:ステータスに戻ります。
ソリューション
シンボリュームやシックボリュームを通常の読み書きステータスに戻すには、いくつかのアクションがあります。
- 管理者権限で QTS にログインします。
- [ストレージ&スナップショット] > [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
- 影響を受けているボリュームを含むストレージプールをクリックします。そのストレージプール内の全ボリュームとその情報が表示されます。
- ストレージプールにあるのがどんなタイプのボリュームか (シンかシック) を注意してください。注: シンボリュームまたはシックボリュームを含むストレージプールでは、次の2つのアクションが必要になります。
- 次のアクションの1つまたは複数を行います。
アクション | ユーザー操作 |
---|
不要なファイルを完全に削除 | 不要なファイルを削除 - File Station を開きます。
- ボリューム内のフォルダーを開きます。
- 不要なファイルを選びます。
- 右クリックし、[削除]を選択します。確認メッセージが表示されます。
- [完全に削除]を選択します。[OK]をクリックします。システムは選択されたファイルを完全に削除します。
- 他のフォルダーやボリュームに対し、上記の手順を繰り返します。
すべてのごみ箱を空にします。 - コントロールパネルを開きます。
- [ネットワークとファイルサービス] > [ネットワークごみ箱]に進みます。
- [すべてのネットワークごみ箱を空にする]をクリックします。確認メッセージが表示されます。
- [OK]をクリックします。
|
領域再利用を実行 | 注: - [ストレージ&スナップショット]を開きます。
- [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
- ストレージプールを選択します。
- [管理]をクリックします。ストレージプール管理ウィンドウが開きます。
- [アクション]をクリックし、[空き領域を増やす]を選択します。プール空き領域を増やすウィンドウが開きます。
- [シンボリューム上の使用済み領域を解放するために領域再利用を実行]の隣の、[実行]をクリックします。確認メッセージが表示されます。
- [OK]をクリックします。
|
不要なスナップショットを削除する | - [ストレージ&スナップショット]を開きます。
- [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
- ストレージプールを選択します。ストレージプール内の全ボリュームが現れます。
- ボリュームを選択します。
- [スナップショット]をクリックし、[スナップショットマネージャー]を選択します。スナップショットマネージャーウィンドウが開きます。
- 削除する不要なスナップショットを選択します。
をクリックします。システムが選択したスナップショットを削除します。- 他のボリュームに対して上記の手順を繰り返します。
|
保証されたスナップショット領域を削減または無効にする | 注: まずそれぞれのボリュームからいくつかのスナップショットを削除する必要があります。詳細は、「不要なスナップショットを削除」をご覧ください。 - [ストレージ&スナップショット]を開きます。
- [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
- ストレージプールを選択します。
- [管理]をクリックします。ストレージプール管理ウィンドウが開きます。
- [アクション]をクリックし、[プールが保証されたスナップショット領域の設定]を選択します。スナップショット設定ウィンドウが開きます。
- スナップショットに割り当てるプール領域は小さな割合を指定するか、プールが保証されたスナップショット領域を無効にします。
- [OK]をクリックします。
|
ストレージプールを展開する | 注意: このアクションには、NAS または拡張ユニットに空きディスクが必要になります。 - [ストレージ&スナップショット]を開きます。
- [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
- ストレージプールを選択します。
- [管理]をクリックします。ストレージプール管理ウィンドウが開きます。
- [アクション]をクリックし、[プールの拡張]を選択します。[ストレージプール拡張ウィザード]が開きます。
- スクリーン上に表示される手順に従ってください。
|
シックボリュームをシンボリュームに変換する | 注: シックボリュームをシンボリュームに変換すると、シックボリュームにあるスナップショットがすべて削除されるため、領域が開放されます。 - [ストレージ&スナップショット]を開きます。
- [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に進みます。
- ストレージプールをクリックします。ストレージプール内の全ボリュームが現れます。
- シックボリュームを選択します。
- [管理]をクリックします。ボリューム管理ウィンドウが開きます。
- [アクション]をクリックし、[シンボリュームに変換]を選択します。確認メッセージが表示されます。
- [適用]をクリックします。QTS がシックボリュームをシンボリュームに変換します。
- 任意:他のシックボリュームに対して上記の手順を繰り返します。
|