強化された仮想化
仮想化はリソース利用の最適化および管理効率にとって重要です。各組織は、操作の生産性およびサービスの信頼性を強化すべく、ダイナミックなITニーズに対応するフレキシビリティーを十分活用できます。
VMライブマイグレーション
Virtualization Station 3.5は、VMライブマイグレーションに対応します。NASソフトウェア/ハードウエアのアップデート/メンテナンスが必要な場合、稼働中のVMを別のNASに移動することで、VM可用性に影響せずに、VMアプリケーションのフレキシビリティーと効率が実現します。VMライブマイグレーションは、同一プロセッサ搭載(例: IntelとIntel、AMDとAMD)のNAS間でのみ利用可能です。

向上したネットワーキング
QNAP NAS用のセキュアなネットワーク環境を構築し、新しいWi-Fi 6時代を切り開き、ファイバーチャネル機能でNASを強化します。
-
Wi-Fi 6およびWPA2 Enterprise
ご使用のQNAP NASにQXP-W6-AX200 Wi-Fi 6 PCIeカードをインストールすることで、802.11ax高速ワイヤレス接続機能が付加され、Ethernetケーブルが不要になります。QTS 4.5.1にはWPA2 Enterprise対応が加わり、認証機構、暗号キーを含む企業ネットワーク、強化された暗号化/復号化に適した、ワイヤレス面のセキュリティが実現します。
-
QuFirewall
IPv6、ファイアウォールアクセスリスト、GeoIPフィルタリング対応で、高度なネットワークセキュリティを目的とした地理的位置へのアクセス制限が行えます。Virtualization Station VM MarketplaceからpfSense VMをインストールして、NASデータを保護する強化されたネットワーキングおよびセキュリティの実装を行えます。
-
QNAP NASファイバーチャネルSANに対応
共通のファイバーチャネルSAN (Storage Area Networks)は閉じたネットワーク環境であり、往々にして高価で、実装のフレキシビティーに欠けます。QNAPデュアルポート16Gb/32Gb Fibre Channel拡張カードをQNAP NASにインストールすることで、NASをお手頃な価格帯でSAN環境に増設できます。これにより、スナップショット保護、Qtier™階層化ストレージ、SSDキャッシュアクセラレーション、その他を含むQNAP NASの長所を活用できます。
強化された管理
アクセス許可から、マルチデバイス管理、システムログ、トラブルシューティングまで、QTS 4.5.1はIT操作管理を簡略化し、スタッフがより重要なタスクに努力を集中できるようサポートします。
-

QNAP NASのAzure ADドメインサービスへの増設
Microsoft Azure AD DSはドメイン結合、グループポリシー、Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)といった、管理されたドメインサービスを提供します。サイト間VPN接続またはAzure AD Connectの利用によるWindows Server経由で、QNAP NASをAzure AD DSに増設することで、ITスタッフはローカルでのドメインコントローラ実装および管理作業から解放され、複数のNASデバイスを対象としたユーザーアカウントおよび許可の管理における効率を大幅に向上させることができます。これにより、フレキシビリティー、スケーラビリティー、優れた利便性が実現します。
注意:Azure AD DSは、x86 (IntelまたはAMDプロセッサ) 搭載のNASに対応します。
-

QuLog Center – NASログ管理
新たなQuLog Centerは、エラー/警告事象およびアクセスのグラフィカルな統計ランキングを提供、システムに潜むリスクを素早くモニタし、対応できるようサポートします。QuLog Centerはラベル、詳細検索、ログ送信者/受信者に対応します。複数のQNAP NASからのログが、指定したNAS上でのQuLog Center上に集められ、効率的な管理が行えます。
-

SNMP – ネットワーク上の複数のNASをリモート管理
SNMP対応で、ネットワークデバイスのモニタリングが利用可能です。SNMPを有効にすれば、SNMP管理システムを使って、管理対象のQNAP NASデバイスの状態を容易にモニタリングできます。
-

Console Management - 便利なNASのトラブルシューティング
メンテナンス/トラブルシューティングを行う際、またはIT/サポートスタッフがHTTP/S経由でQTSにアクセスできない場合、Console Managementを使用して基本的な設定およびデバッグが行えます。Console Managementは、SSH、Serial Consoleの使用、またはNASに接続されたHDMIディスプレイ、キーボード、マウスによって利用可能です。
幅広いSAS/SATA/USB拡張ソリューション
QTS 4.5.1は、効率的で経済的なファイルストレージおよびバックアップのニーズを満足させる、高速TL SAS/SATA JBODシリーズおよび手軽なTL USB JBODシリーズを含む、より多くのQNAP拡張ユニットに対応することで、ストレージのスケーラビリティーを強化します。
-
高性能
TL SAS JBODは4つのSASワイドポートを装備し、各SASワイドポートは4つのSAS 12Gb/sチャンネルを結合します。TL SAS JBODをホストNASに接続、および2つのリンクアグリゲーション構成のワイドポート装備TL SAS JBOD複数台をデイジーチェーン接続することで、最大転送速度 96Gbpsのソリューションが実現します。TL SATA JBODはマルチレーンSATA 6Gb/s転送に対応、最大64Gbpsの速度に達します。TL USB JBODはUSB 3.2 Gen2ポートを装備、最大転送速度10Gbpsに対応します。
-
PCとNAS用の設計
大容量TL JBODシリーズは、QNAP NASのみならず、Window®、 Linux® (Ubuntu®)、またはMac® コンピューター/サーバーにも対応します。
-
JBOD管理ソフトウェア
NASユーザは、QTS Storage & Snapshots Manager経由で、JBODのセットアップおよび管理が可能です。PCユーザはQNAP JBOD Managerユーティリティを使って、JBODのモニタおよび管理が可能です。
NASをワイヤレス環境に導入します
QTSはWi-Fi Client機能に対応するので、PCIeワイヤレスネットワークカード (QXP-W6-AX200など)によるNASの利用、または互換のUSB Wi-Fiアダプタ対応でアクセスポイントへのワイヤレス接続が可能となります。ワイヤレスNASでイーサネットケーブルから解放されましょう!
互換性のあるNASモデルをご確認ください。

ワイヤレスNASによる簡単なアクセス
ご利用のNASにQXP-W6-AX200 Wi-Fi 6ワイヤレスネットワークカードをインストールすることで、イーサネットケーブルから解放され、高速ワイヤレス接続を介して保存されたすべてのファイルやマルチメディアにアクセスできます。
システム要件:
1. x86ベースのNAS(IntelおよびAMD)、またはPCIeスロットを備えた64ビットARMベースのNAS。
2.QTS 4.4.3またはQuTS hero 4.5.0(以降)。
強化されたシステムセキュリティ
NASシステムのセキュリティを確立するためにも、「admin」アカウントのデフォルトパスワードは、特殊文字を除いた最初のMACアドレスとなりました。たとえば、MACアドレスが11:22:33:44:55:66であれば、デフォルトのパスワードは112233445566となります。Qfinder ProのMACアドレスやデバイス上のステッカーの内容を確認してください。
: チュートリアル

QTS 4.5.1で高速処理時代へと一歩を踏み出す
今すぐアップグレードしてQTS 4.5.1で最新の革新と強化を体験