QES 2.2

パワフル。高い信頼性。オールフラッシュに最適化。

ハイエンドエンタープライズIT用に設計

QES(QNAPエンタープライズストレージ)オペレーティングシステムは、シンプルかつ効率的なFreeBSDカーネル、およびハイエンドのエンタープライズアプリケーションに最も適していることが長年の経験を通じて証明されたZFSファイルシステムに基づく最新のQESオペレーティングシステムを開発しました。最新のQES 2.2はフラッシュ用に最適化され、オールフラッシュストレージアレイのために優れた性能を引き出すことで、ミッションクリティカルなサービスを加速し、VDI環境における課題を解消します。また、QESはOpenStack®クラウド環境に直接統合することで、さらに幅広いアプリケーションに対応できます。QESは直感で使用できるQTSオペレーティングシステムと同じユーザーエクスペリエンスを維持しています。そのため、ビジネスユーザーは素早く学習してITインフラストラクチャに素早く実装することができます。

  • オールフラッシュに最適化

  • データの整合性

  • 事業継続性

  • 災害時復旧

  • 容易な仮想化

  • コスト節約

QNAPのWrite Coalescingアルゴリズムは、オールフラッシュアレイのランダム書き込みパフォーマンスを促進します

QES 2.2は、QNAP独自のWrite Coalescingアルゴリズムを採用しています。これは、I/Oを減らし、すべてのランダム書き込みをシーケンシャル書き込みに変えることで、フラッシュに最適化するために開発されました。オールフラッシュ環境のランダム書き込みパフォーマンスを効率的に高めるだけでなく、SSDの寿命も伸ばします。Write Coalescingは、ソフトウェア定義型のSSD最適化、データインラインコンパクション、iSERアクセラレーションを含め、その他の高度なテクノロジーも統合しています。また、QES 2.2はサービス品質(QoS)機能も搭載しており、複数のアプリケーション環境において一貫性のある優先ストレージパフォーマンスを確実なものにします。


詳細: QNAPオールフラッシュソリューション

自動修復では、データの整合性と信頼性を確実なものにします

QESはデータの整合性、ストレージセキュリティの基本的な側面、信頼性に焦点を合わせて設計されています。また、エンドツーエンドのチェックサムを使用して、ハードウェアの欠陥、ファームウェアのバグ、またはメタデータエラーによって発生するサイレントデータ破損を検出して修正します。整合性の侵害が検出されると、データがアプリケーションに渡される前に、QESが自動的に、その他のミラーのデータを使用して破損を修正します。

重複排除および圧縮により、ストレージを最適化することができます

QESはブロックベースのデータの重複排除に対応しているため、冗長データ/反復データおよびインラインデータ圧縮によって使用されるストレージを再要求し、ファイルサイズを縮小させます。これらの機能は両者とも、SSDを使用すると(特にオールフラッシュストレージ適用時)、企業はストレージの使用率を最適化し、コストを節約することができます。仮想デスクトップに拡散されているOSイメージやアプリケーションの90%を超える重複データが存在する可能性のあるVDI環境では、重複した仮想デスクトップのキャッシングが容易になり、最適な仮想デスクトップパフォーマンスを得られるようになります。

高速クローンおよび重複排除でサーバーリソースを開放

従来のファイルレプリケーションでは、ホストサーバーがあるストレージからデータを読み、指定のディスクスペースにデータを書き込む必要がありました。データが大きければ、コピー速度は遅くなり、サーバーのリソースを消費します。QESはデータの重複排除とともに高速クローンを採用しています。この方法では、ホストサーバーはストレージに、変更したメタデータに基づいてデータのレプリケーションを実行するように命令し、バックアップ作成速度を加速すると共に、ホストサーバーのディスクの必要容量と負荷を軽減します。QNAPラボテストでは、QESは20秒で70GBのファイルを完全にレプリケーションできます。

ほぼ無制限のスナップショットとSnapSyncによる強力な障害復旧

QESはiSCSI LUNと共有フォルダに対して最大65,536個のスナップショットを利用できます(1つのスナップショットが1時間ごとに作成されると、1日に24個のスナップショットが作成されます。そして、最大7年分のスナップショットを何も削除せずに作成できます)。Copy-on-writeテクノロジーにより、スナップショットの作成は、続行中のデータ書き込みに影響を与えることなく、ほぼ即座に行うことができるようになりました。増分スナップショットでは、現在のシステムサービスを中断せずに、各スナップショットを簡単にプレビューおよび保存できるタイムスタンプが作成されます。

SnapSyncはリモートから重要なデータを複製できます

QESは、リモートからのスナップショットバックアップを行うためのブロックレベルのSnapSyncをサポートしています。これは、必要なストレージ容量を節約し、バックアップ速度を改善するために、変更したデータのみを転送します。SnapSyncの頻度を設定したり、リアルタイムモードを使用したりすることも可能です。つまり、ターゲットストレージ容量内のファイルに変更が行われたときに、リモートのレプリケーションが処理されるようにすることができます。プライマリサイトで不具合が発生した場合、完全かつ効率的なSnapSyncが最短時間で必要なサービスを再開できるように企業を支援します。

注意:SnapSyncに対応するのは、QuTS hero (4.5.2またはそれ以降のバージョン)および QES ( v2.1.1 v11またはそれ以降のバージョン)オペレーティングシステム搭載のQNAP NASモデルです。これらのNASを併用することで、完璧なバックアップストレージソリューションを提供します。

VMware、MicrosoftおよびCitrix仮想化に対応

QESを搭載したQNAP NASはVMware® vSphere® 6.5、Windows Server® 2019、およびCitrix XenServer® 7.0のに認定されているため、仮想環境において柔軟な展開と管理のメリットを活用することができます。また、QESは、VMware® VAAIと Microsoft® ODXをサポートし、ESXi®サーバーとHyper-V®のサーバー負荷をそれぞれ分散します。また、QNAP vSphere ClientプラグインとQNAP SMI-Sプロバイダーをサポートし、仮想化アプリケーションの運用と管理の効率性を改善します。

VMware vCenterサイト復旧マネージャーとの統合

QESによるリモートバックアップSnapSyncは、VMware vCenterサイト復旧マネージャー(SRM)に対応しており、仮想アプリケーションがビジネスの継続性のニーズを満たすことができるエンタープライズクラスのリモートバックアップおよび障害復旧ソリューションを提供します。SRM用のストレージレプリケーションアダプター(SRA)を利用することで、ESXi®の運営のオーバーヘッドは、QNAPストレージアレイにアンロードして、仮想マシンのバックアップおよび復元を加速・簡素化できます。

Fibre Channel対応

QNAP QES NASにQNAP Fibre Channelカードをインストールすることで、既存のSAN環境への増設がお手頃価格で行え、高性能ストレージおよびバックアップへの要求を満たします。


注記:QTS 2.2.0(またはそれ以降のバージョン)が必要

詳細情報:QNAP Fibre Channelカード

追加設定なしのエンタープライズクラウドサービスを探求するためにOpenStackをすぐに使用可能

QESは、OpenStack® CinderおよびManilaファイル共有サービスに対応しています。iSCSI Cinder Nodeドライバーを使用することで、QESベースのストレージはブロックレベルのストレージ容量を仮想マシンに提供できます。iSCSIを利用して仮想マシンを短期間でデプロイし、仮想マシンイメージのアクセスが効率的になるだけでなく、市販のクラウドストレージプラットフォームと簡単に統合できます。

QES対応NASモデル

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