QNAP ニュースルーム
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Windows® サーバー対象のSAS 12Gb/sストレージ拡張、マルチパスルーティング、SASゾーニング、デイジーチェーン接続対応
台北(台湾)、2021年2月1日 - QNAP® Systems, Inc.は本日、Windows® サーバー用のストレージ拡張に対応するTL SASストレージエンクロージャをリリースしました。これには12ベイ TL-R1220Sep-RP と16ベイ TL-R1620Sep-RP モデルがあります。TL SAS JBODは、SAS 12Gbps転送に対応、最大96Gbpsの転送速度を実現、またBroadcom® SAS DataBolt帯域幅最適化およびマルチパスルーティング(Multipath I/O, MPIO) に対応します。ユーザーは複数のJBODをデイジーチェーン接続して容量を拡張したり、一つのJBODを複数のゾーンに分割したりすることが可能で、高性能、大容量、高度なストレージ使用法を備えた大型ストレージ対応のキーソリューションを提供します。
TL SAS JBODは、それぞれが4つの12Gbps SASレーンを束ねる4つのSASワイドポート搭載のSAS35x28R / SAS35x36R SASエキスパンダーを備えています。2つのワイドポートでリンクアグリゲーションを構成することで、転送速度は最大96Gb/sに達します。Broadcom® SAS DataBolt™ 帯域幅最適化テクノロジ採用のTL SAS JBODは、ホストNASの性能にあった速度でデータ転送を行えるよう、インテリジェントなデータバッファを備え、ユーザーは既存の6Gb/sインフラストラクチャーで、高速12Gb/s SAS転送のメリットを享受できます。ホストWindows®サーバーがマルチパスルーティング(Multipath I/O、 MPIO) 対応の場合、高い可用性が実現します。あるルートでエラーが生じると、データアクセスに他の転送ルートが使用されて、継続的なシステム稼働が確保されます。また、TL SAS JBODはSASゾーニングテクノロジ対応で、一つのJBODで最大4つのWindowsサーバーに対するストレージ拡張として使用可能です。
「TL SAS JBODは、QNAP NASとWindows Server双方にとって、重要なストレージ拡張ソリューションです。TL SAS JBODはセットアップが容易で、QNAP JBOD Managerユーティリティまたはインターネット接続不要のコマンドラインのいずれでも管理可能です。」と、 QNAPのプロダクトマネージャであるSam Lin氏は語ります。
小さな奥行きのデザインにより、TL SAS JBODは幅広い設置方法に適しています。高速ミニSAS HDケーブル経由で、最大16台の拡張エンクロージャがデイジーチェーン接続可能で、大型ストレージ容量アプリケーションに対応します。
対応ホストサーバー
Windows Server 2012 R2 /2016/2019
注記:Windows® サーバーには、互換のBroadcom® SAS HBA PCIe拡張カードが必要です。
主な仕様
- TL-R1220Sep-RP: 2U, 12ドライブベイ、SAS35x28R SAS Expander、300 W冗長性PSU
- TL-R1620Sep-RP: 3U, 16ドライブベイ、SAS35x36R SAS Expander、550 W冗長性PSU
ラックマウント設計、ホットスワップ対応3.5インチ/2.5インチ SAS/SATA 12Gbps/6Gbps ハードドライブまたはSSD、4つの12 GB/s SAS 3.0 (x4 レーン) SFF-8644 ワイドポート
提供時期
TL SAS JBODは現在発注可能です。詳細やQNAP NASのフルラインナップをご覧になるには、www.qnap.comまでアクセスしてください。
QNAPについて
QNAPは、ソフトウェアの革新、ハードウェアのクラフトマンシップ、自社製造によって統合された技術ソリューションを提供します。ストレージ、ネットワーク、スマート映像監視に強みを持つQNAPは、クラウドサービスも統合し、データの安全性、インテリジェンス、ワークフロー効率を強化しています。私たちは、NASを高可用性、サイバーセキュリティ、エッジAI、IT/OTレジリエンス、クラウド管理を統合する中核プラットフォームと捉え、急速に進化するデジタル世界であらゆる業界の組織が競争力を維持できるよう支援します。