QVPN のセットアップ方法と使用方法


最終更新日: 2024-09-23

QVPN

QVPNは、VPNサーバーの作成と管理、およびQNAP NAS上での接続用の集中化ツールです。

QVPNの互換性に関する詳細は以下の表をご覧ください。

QVPN バージョン

サポートされるファームウェア

サポートするプロトコル

QVPN 2.0.x

  • QTS 4.3.6
  • QTS 4.4.0
  • QBelt
  • L2TP
  • PPTP
  • OpenVPN

QVPN 2.1.x

QTS 4.3.6 (TS-128とTS-228のみ)

  • L2TP
  • PPTP
  • OpenVPN

QVPN 2.2.x

QTS 4.4.1

  • QBelt
  • L2TP
  • PPTP
  • OpenVPN

概要

この画面では、QVPNサービスの状態に関する概要を説明します。

セクション

説明

接続済VPNユーザー

現在ローカルVPNサーバーに接続しているユーザーに関連した情報を表示します。以下の情報を含みます。

  • ユーザー名
  • ソースIPアドレス
  • 接続時間
  • デバイス名 (QBeltのみ)
より詳細の情報については、[VPNサーバー] > [Online NASユーザー]をご参照ください。

アクティブローカルVPNサーバー

NAS上で動作しているVPNサーバーに関する情報を表示します。アクティブな接続および出力ネットワークインタフェースの両方を含みます。

サーバー設定を表示するには、サーバーアイコンをクリックしてください。

送信インターフェイス

以下の情報を含む、各ローカルVPNサーバーの出力ネットワークインターフェイスに関する情報を表示します。

  • アクティブなVPN接続
  • プロファイル名
  • IP アドレス
  • 追加詳細情報:

VPNサーバー

QBelt

QBeltは、DTLSおよびAES-256暗号に組み込まれる独自の通信プロトコルです。

QVPN 2.1.x ではQBeltプロトコルの使用はサポートされていません。
 

QBelt VPNサーバーを有効にする

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNサーバー] > [QBelt]に進みます。
  3. [QBeltサーバーを有効にする]をクリックします。
  4. Qbelt サーバーを設定します。
    設定説明
    VPNクライアントIPプールVPN クライアントで使用可能なIPアドレスの範囲を指定します。
    重要:デフォルトでは、このサーバーは10.6.0.0/24からのIPアドレスの使用を前提とします。この範囲を使用する別の接続が設定されている場合は、IPコンフリクトエラーが発生します。このサーバーを追加する前に、VPNクライアントがその範囲で使われるように設定していないことを確認してください。
    サーバーポートこのサーバーにアクセスするポートを指定します。
    ヒント:デフォルトポート443
    事前共有キーVPNクライアントの接続を確認するキー (パスワード) を指定します。
    クライアントの最大数一度に許される接続クライアントの数を指定します。
    重要:数字は 5~100 の間でなければなりません。
    発信ネットワークインターフェイス (ネクストホップ)VPNサーバーに接続している場合に使用できるネットワークインターフェイスを指定します。利用可能なオプション:
    • すべて (自動検出)
    • なし
    • 手動で割り当て
    DNSサーバーQBeltサーバー用のDNSサーバーを指定します。
    注意:DNSクイックウィザードがこの設定を案内します。より詳細は、DNSクイックウィザードをご覧ください。
  5. [適用]をクリックします。

PPTP

PPTP (Point-to-Point Tunneling Protocol) は、VPN (仮想プライベートネットワーク) を作成し、離れた場所から NAS への安全なデータ転送を可能にします。PPTPは、Windows、Mac、Linux、携帯機器でサポートされています。

ヒント:

PPTPサーバーは、TCPポート 1723 でクライアント接続を待機します。

PPTPサーバーを有効にする

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNサーバー] > [PPTP]に進みます。
  3. [PPTP VPNサーバーを有効にする]をクリックします。
  4. PPTPサーバー設定を構成します。
    設定説明
    VPNクライアントIPプールVPN クライアントで使用可能なIPアドレスの範囲を指定します。
    重要:デフォルトでは、このサーバーは10.0.0.0/24からのIPアドレスの使用を前提とします。この範囲を使用する別の接続が設定されている場合は、IPコンフリクトエラーが発生します。このサーバーを追加する前に、VPNクライアントがその範囲で使われるように設定していないことを確認してください。
    クライアントの最大数一度に許される接続クライアントの数を指定します。
    重要:数字は 5~100 の間でなければなりません。
    認証認証方法を選択します。
    暗号化暗号化方式を選択します。
    発信ネットワークインターフェイス (ネクストホップ)VPNサーバーに接続している場合に使用できるネットワークインターフェイスを指定します。利用可能なオプション:
    • すべて (自動検出)
    • なし
    • 手動で割り当て
    DNSサーバーPPTP サーバー用の DNS サーバーを指定します。
    注意:DNSクイックウィザードがこの設定を案内します。より詳細は、DNSクイックウィザードをご覧ください。
  5. [適用]をクリックします。

L2TP/IPSec (PSK)

L2TP (レイヤー 2 トンネリングプロトコル) は、ポイント・ツー・ポイント・トンネリング・プロトコル (PPTP) とレイヤー 2 フォワーディング (L2F) を組み合わせたものです。PPTPが 2 つのエンドポイント間でトンネルを1つだけ確立するのに対し、L2TPでは複数のトンネルをサポートします。

IPsec は信頼性、有効性、完全性を検証し、通常、L2TPパケットの保護に利用されます。

これら2つのプロトコルを組み合わせることで、L2TP/IPSecとして知られる安全性の高い VPN ソリューションが作られます。L2TP/IPSecは、Windows、Mac、Linux、携帯機器でサポートされています。

ヒント:

L2TP/IPSecサーバーは、次のUDPポートでのクライアント接続を待ちます。

  • 500
  • 1701
  • 4500

L2TP/IP Sec VPNサーバーを有効にする

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNサーバー] > [L2TP/IP Sec]に進みます。
  3. [L2TP/IP Sec VPNサーバーを有効にする]をクリックします。
  4. L2TP/IP Secサーバーを設定します。
    設定説明
    VPNクライアントIPプールVPN クライアントで使用可能なIPアドレスの範囲を指定します。
    重要:デフォルトでは、このサーバーは10.2.0.0/24からのIPアドレスの使用を前提とします。この範囲を使用する別の接続が設定されている場合は、IPコンフリクトエラーが発生します。このサーバーを追加する前に、VPNクライアントがその範囲で使われるように設定していないことを確認してください。
    事前共有キーVPNクライアントの接続を確認するキーを指定します。
    クライアントの最大数一度に許される接続クライアントの数を指定します。
    重要:数字は 5~100 の間でなければなりません。
    認証認証方法を選択します。
    発信ネットワークインターフェイス (ネクストホップ)VPNサーバーに接続している場合に使用できるネットワークインターフェイスを指定します。利用可能なオプション:
    • すべて (自動検出)
    • なし
    • 手動で割り当て
    DNSサーバーL2TP/IPSecサーバー用のDNSサーバーを指定します。
    注意:DNSクイックウィザードがこの設定を案内します。より詳細は、DNSクイックウィザードをご覧ください。
  5. [適用]をクリックします。

OpenVPN

OpenVPNは、SSLで暗号化され保護されているオープンソースのVPNソリューションです。

 

OpenVPNサーバーを有効化

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNサーバー] > [OpenVPN]に進みます。
  3. [OpenVPNサーバーを有効にする]をクリックします。
  4. OpenVPNを設定します。
    設定説明
    VPNクライアントIPプールVPN クライアントで使用可能なIPアドレスの範囲を指定します。
    重要:デフォルトでは、このサーバーは10.8.0.0/24からのIPアドレスの使用を前提とします。この範囲を使用する別の接続が設定されている場合は、IPコンフリクトエラーが発生します。このサーバーを追加する前に、VPNクライアントがその範囲で使われるように設定していないことを確認してください。
    サーバーポートこのサーバーにアクセスするポートを指定します。
    クライアントの最大数一度に許される接続クライアントの数を指定します。
    重要:数字は 5~60 の間でなければなりません。
    暗号化暗号化方式を選択します。
    発信ネットワークインターフェイス (ネクストホップ)VPNサーバーに接続している場合に使用できるネットワークインターフェイスを指定します。利用可能なオプション:
    • すべて (自動検出)
    • なし
    • 手動で割り当て
    DNSサーバーOpenVPNサーバー用のDNSサーバーを指定します。
    注意:DNSクイックウィザードがこの設定を案内します。より詳細は、DNSクイックウィザードをご覧ください。
  5. 任意:[この接続をリモートデバイスに対するデフォルトゲートウェイとして使用する]を選択します。
  6. 任意:[圧縮 VPN リンクを有効にする]を選択します。
    ヒント:この設定は、VPN 経由で転送する前にデータを圧縮します。これによりデータ転送スピードが上がりますが、CPUリソースをさらに必要とします。この設定はデフォルトでは有効になっています。
  7. [適用]をクリックします。

OpenVPN設定ファイルのダウンロード

OpenVPN設定ファイルまたは証明書は、設定をOpenVPNクライアントにインポートするために使われます。

ヒント:

クライアントは、OpenVPNサーバー設定を変更するたびにその後で更新された設定ファイルまたは証明書をインポートする必要があります。


  1. OpenVPNサーバーを有効化します。
    詳細は、OpenVPNサーバーを有効化を参照してください。
  2. [設定ファイルをダウンロード]をクリックします。
    重要:
    • OpenVPN証明書は、QVPNのバージョンv1.1より前のものとだけ使用してください。それ以外の場合は、代わりにOpenVPN設定ファイルを使用します。

権限設定

この画面は、各VPNサーバーのNASユーザーアカウントおよび承認されたアクセス権を示します。

VPNユーザーの追加

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNサーバー] > [権限設定]に進みます。
  3. [VPNユーザーの追加]をクリックします。
    VPNユーザーを追加ウィンドウが開きます。
  4. 既存のユーザーアカウントを見つけます。
    ヒント:このウィンドウ上部にあるメニューでローカルユーザーアカウントとドメインユーザーアカウントを切り替えることができます。
  5. VPNサーバータイプを選択します。
  6. [適用]をクリックします。

オンラインNASユーザー

この画面は、NAS上で動作しているVPNサーバーへの接続を表示します。これには、ログイン時間、アップタイム、ユーザー名、ソースIP、VPNクライアントIP、接続方法についての情報が含まれます。

ヒント:

[アクション]中の[接続を解除]をクリックすると、接続が無効になります。

接続ログ

この画面には、外部VPNサーバーへの接続記録が表示されます。記録された情報には、接続データ、接続時間、ユーザー名、ソースIP、その他の詳細情報が含まれます。

DNSクイックウィザード

ドメインネームシステム (DNS) は、ウェブサイトの名前をIPアドレスに変換するサービスです。DNSによりユーザーは、ウェブサイトおよびサービスへのアクセスを複雑で長いIPアドレスではなく、覚えやすいURL (たとえばwww.qnap.com) で行えます。DNSクイックウィザードは、ユーザーがそのニーズにもっとも適したDNSサービスを選べるよう案内します。大半の場合、このウィザードのデフォルトオプションでうまくいきますが、慣れたユーザーは追加のDNSサービスを手動で追加することもできます。

注意:このウィザードは、QVPNで任意のVPNサーバーを有効にした後にアクセスできるようになります。
  1. [DNSクイックウィザード]を開きます。
    DNS設定ウィンドウが開きます。
  2. [次へ]をクリックします。
  3. DNSオプションを選択してください。
    オプション説明
    パブリックDNSパブリックソースの一覧からDNSを選択します。
    NASデフォルトデフォルトDNSサーバーを使用します。
    ヒント:このオプションは、VPN接続のセキュリティを高めます。
    手動で割り当てDNSサービスのIPアドレスを手動で入力します。
  4. [適用]をクリックします。

VPNクライアント

QVPNクライアントはNASに対し、PPTP、OpenVPN、L2TP/IPSec、QBeltのいずれかのプロトコルを用いてVPNにリモート接続できるようにします。

重要:

OpenVPN接続を追加するとき、接続の確立にはOpenVPN構成ファイルが必要となります。

VPN接続プロファイル

この画面は、既存のVPN接続を表示します。

QBelt接続の作成

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNクライアント]>[VPN接続プロファイル]に進みます。
  3. [追加]をクリックします。
  4. [QBelt]を選択します。
    VPN接続 (Qbelt) の作成ウィンドウが開きます。
  5. VPN接続設定を接続します。
    設定説明
    プロファイル名このプロファイルの特定に役立つ名前を指定してください。
    サーバーアドレスVPNサーバーのIPアドレスを指定します。
    ユーザー名VPNサーバーにアクセスするためのユーザー名を指定します。
    パスワードVPNサーバーにアクセスするためのパスワードを指定します。
    事前共有キーVPNサーバーの管理者が提供したキーを指定します。
    サーバーポートこのサーバーにアクセスするポートを指定します。
    サブネットマスクを指定サブネットマスクを指定します。
  6. 任意:[VPN接続が失われたときに再接続する]を選択します。
  7. [作成] をクリックします。
    注意:デフォルトでは、QVPN QBeltサーバーは前提として10.6.0.0/24からのIPアドレスを使用します。この範囲を使用する別の接続が設定されている場合は、IPコンフリクトエラーが発生します。この接続を追加する前に、IP競合が起きていないことを確認してください。

PPTP接続の作成

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNクライアント]>[VPN接続プロファイル]に進みます。
  3. [追加]をクリックします。
  4. [PPTP]を選択します。
    VPN接続 (PPTP) の作成ウィンドウが開きます。
  5. VPN接続設定を接続します。
    設定説明
    プロファイル名このプロファイルの特定に役立つ名前を指定してください。
    サーバーアドレスVPNサーバーのIPアドレスを指定します。
    ユーザー名VPNサーバーにアクセスするためのユーザー名を指定します。
    パスワードVPNサーバーにアクセスするためのパスワードを指定します。
    認証認証方法を選択します。
    暗号化暗号化方式を選択します。
    サブネットマスクを指定サブネットマスクを指定します。
  6. 任意:[VPN接続が失われたときに再接続する]を選択します。
  7. [作成] をクリックします。
    注意:デフォルトでは、QVPN QBeltサーバーは前提として10.0.0.0/24からのIPアドレスを使用します。この範囲を使用する別の接続が設定されている場合は、IPコンフリクトエラーが発生します。この接続を追加する前に、IP競合が起きていないことを確認してください。

L2TP/IPSec接続の作成

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNクライアント]>[VPN接続プロファイル]に進みます。
  3. [追加]をクリックします。
  4. [L2TP/IPSec]を選択します。
    [VPN接続 (L2TP/IPSec) の作成]ウィンドウが開きます。
  5. VPN接続設定を接続します。
    設定説明
    プロファイル名このプロファイルの特定に役立つ名前を指定してください。
    サーバーアドレスVPNサーバーのIPアドレスを指定します。
    ユーザー名VPNサーバーにアクセスするためのユーザー名を指定します。
    パスワードVPNサーバーにアクセスするためのパスワードを指定します。
    認証認証方法を選択します。
    事前共有キーVPNサーバーの管理者が提供したキーを指定します。
    サブネットマスクを指定サブネットマスクを指定します。
  6. 任意:[VPN接続が失われたときに再接続する]を選択します。
  7. [作成] をクリックします。
    注意:デフォルトでは、QVPN QBeltサーバーは前提として10.2.0.0/24からのIPアドレスを使用します。この範囲を使用する別の接続が設定されている場合は、IPコンフリクトエラーが発生します。この接続を追加する前に、IP競合が起きていないことを確認してください。

OpenVPN接続の作成

  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNクライアント]>[VPN接続プロファイル]に進みます。
  3. [追加]をクリックします。
  4. [OpenVPN]を選択します。
    ファイルエクスプローラー ウィンドウが開きます。
  5. OpenVPN構成ファイルを検索します。
  6. [開く]をクリックします。
  7. VPN接続設定を接続します。
    設定説明
    プロファイル名このプロファイルの特定に役立つ名前を指定してください。
    ユーザー名VPNサーバーにアクセスするためのユーザー名を指定します。
    パスワードVPNサーバーにアクセスするためのパスワードを指定します。
    サブネットマスクを指定サブネットマスクを指定します。
  8. 任意:[VPN接続が失われたときに再接続する]を選択します。
  9. [適用]をクリックします。
    注意:デフォルトでは、QVPN QBeltサーバーは前提として10.8.0.0/24からのIPアドレスを使用します。この範囲を使用する別の接続が設定されている場合は、IPコンフリクトエラーが発生します。この接続を追加する前に、IP競合が起きていないことを確認してください。

NASのデフォルトゲートウェイとしてVPNを使用する

重要:
  • プライマリVPNが切断されると、デフォルトゲートウェイが自動的に切り替わります。
  • このオプションは、NASのデフォルトゲートウェイがすでに自動から固定に変更されている場合は使用できません。詳細は、文書「ネットワークと仮想スイッチ」を参照してください。
  1. QVPNを開きます。
  2. [VPNクライアント]>[VPN接続プロファイル]に進みます。
  3. [NASデフォルトゲートウェイとしてVPNを使用する]をクリックします。
    [NASデフォルトゲートウェイとしてVPNを使用する]ウィンドウが開きます。
  4. をクリックします
  5. VPNプロファイルを選択します。
  6. 任意:[バックアップVPN]を有効化します。
    1. バックアップVPNプロファイルを選択します。
    2. 遅延を指定します。
  7. 任意:[NAS経由でVPNに接続することを同じサブネットの他のネットワークデバイスに許可する]を選択します。
  8. [適用]をクリックします。

接続ログ

この画面には、外部VPNサーバーへの接続記録が表示されます。記録された情報には、接続データ、接続時間、ユーザー名、ソースIP、その他の詳細情報が含まれます。

イベントログ

この画面には、QVPNサービスに関連するイベントの記録が表示されます。共通イベントには、サービスの有効化または無効化、設定の変更、設定ファイルの追加または削除が含まれます。

ヒント:

イベントログはシステムログにも保存されます。

QVPN デバイスクライアント

QVPNデバイスクライアントについて

QVPNデバイスクライアントは、QNAP NAS上で実行されているVPNサーバーへの接続を管理します。VPN接続速度の監視、接続ログの確認、NAS上で実行されているサービスへのアクセスのためのツールをまとめたクライアントが、Windows、macOS、iOS、Androidデバイスで利用できます。

ヒント:

QVPNデバイスクライアントは、NAS上で実行されているQBeltサーバーへの接続のみを管理します。

現在のVPN接続

この画面は、場所、IPアドレス、アップタイムに関連した情報など、現在接続されているVPNプロファイルに関連する情報を表示します。さらに、この画面からはNAS上で実行されているアプリケーションにも素早くアクセスできます。

図 1.QVPNデバイスクライアント - モバイル


図 2.QVPNデバイスクライアント - PC

接続ログ

この画面は、QVPNデバイスクライアントのログ記録を表示します。共通イベントには、サービスの有効化または無効化、設定の変更、設定ファイルの追加または削除が含まれます。


図 1.QVPNデバイスクライアント - モバイル


図 2.QVPNデバイスクライアント - PC

すべての速度グラフ

この画面は、選択した時間の間でのVPN接続のアップロードおよびダウンロードスピードを表示します。


図 1.QVPNデバイスクライアント - モバイル


図 2.QVPNデバイスクライアント - PC

設定

この画面は、QVPNデバイスクライアントの設定を表示します。


図 1.QVPNデバイスクライアント - モバイル


図 2.QVPNデバイスクライアント - PC

QVPNサーバーに接続

Windows

Windows 10上のQBeltに接続

QNAP WebサイトからQVPNデバイスクライアントをインストールします。

  1. QVPNデバイスクライアントを開きます。
  2. オプションを選択します。
    オプション説明
    QNAP Cloud からインポートご自身のQNAP cloudアカウントに接続されたNASを検索します。
    1. 一覧から NASを選択します。
    2. [インポート]をタップします。
    3. 追加されたNASを選択します。
    4. [NASの編集]をクリックします。
    検出同じネットワークセグメントに接続されているNASを検索します。
    1. 一覧から NASを選択します。
    2. [次へ]をクリックします。
    手動で追加手動によるVPN接続の設定
  3. VPNプロファイルを設定します。
    フィールド説明
    プロファイル名VPNプロファイルの名前を入力します。
    ホスト/IP またはQNAP cloud名VPNサーバーまたはQNAP cloud名の IP アドレスを入力します。
    事前共有キーVPN事前共有鍵を入力します。
    重要:このフィールドは、VPNプロファイルが自動的に設定できない場合にのみ表示されます。
    VPN ポートQBelt VPNサーバー ポートを入力します。
    重要:このフィールドは、VPNプロファイルが自動的に設定できない場合にのみ表示されます。
    ユーザー名QTSアカウントのユーザー名を入力します。
    パスワードQTSアカウントのパスワードを入力します。
  4. [保存]をクリックします。
  5. 作成されたプロファイルを選択します。
  6. [接続]をクリックします。
  7. 任意:ティア2接続を設定します。
    1. [ネットワークの追加]をクリックします。
    2. 任意:[新しいトンネルの追加]をクリックします。
    3. トンネルを選択します。
    4. [接続]をクリックします。

Windows 10上のPPTPに接続

  1. [スタート] > [設定] > [ネットワークとインターネット] > [VPN]に進みます。
  2. [VPN接続の追加]をクリックします。
  3. VPNプロファイルを作成します。
    フィールド説明
    VPN プロバイダーWindows(ビルドイン)
    接続名VPNプロファイルの名前を入力します。
    サーバー名またはアドレスVPNサーバーのIPアドレスを入力します。
    VPNタイプ[PPTP]を選択します。
    事前共有鍵VPN事前共有鍵を入力します。
    サインイン情報のタイプ[ユーザー名とパスワード]を選択します。
    ユーザー名QTSアカウントのユーザー名を入力します。
    パスワードQTSアカウントのパスワードを入力します。
  4. 作成されたVPNプロファイルを選択します。
  5. [接続]をクリックします。

Windows 10上のL2TP/IPSecに接続

  1. [スタート] > [ネットワークとインターネット] > [VPN]に進みます。
  2. [VPN接続の追加]をクリックします。
  3. VPNプロファイルを作成します。
    フィールド説明
    VPN プロバイダー[Windows(ビルドイン)]を選択します。
    接続名VPNプロファイルの名前を入力します。
    サーバー名またはアドレスVPNサーバーのIPアドレスを入力します。
    VPNタイプ[事前共有鍵付L2TP/IPsec]を選択します。
    事前共有鍵VPN事前共有鍵を入力します。
    サインイン情報のタイプ[ユーザー名とパスワード]を選択します。
    ユーザー名QTSアカウントのユーザー名を入力します。
    パスワードQTSアカウントのパスワードを入力します。
  4. 作成されたVPNプロファイルを選択します。
  5. [接続]をクリックします。

Windows 10上のL2TP/IPSecに接続 - 高度

このプロセスは、Windows 10上のL2TP/IPSecに接続の次のステップ実施後にVPNサーバーに接続できないユーザー向けです。

  1. 管理者アカウントでPCにログインします。
  2. レジストリエディタを開きます。
    1. [スタート]を右クリックし、[実行]を選択あるいは押します。Windowsロゴキー+R
    2. regedit と入力します
    3. [OK]をクリックします。
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE\ SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgent」を探します。
  4. 新しい値を作成します。
    1. [編集] > [新規] > [DWORD (32ビット) 値]に進みます。
    2. 新しい値を右クリックしてから、[変更] を選択します。
    3. [値の名前]AssumeUDPEncapsulationContextOnSendRule
    4. [値のデータ]2に設定します。
  5. PC を再起動します。

Windows 10上のOpenVPNに接続

OpenVPNウェブサイトからOpenVPNをインストールします。

  1. OpenVPN設定をご自身のデバイスにダウンロードします。
    ヒント:詳細については、「OpenVPN設定ファイルのダウンロード」をご覧ください。
  2. OpenVPN設定ファイルをC:\Program Files\OpenVPN\configに移動します。
  3. 管理者アカウントでOpenVPN を開きます。
  4. ご自身のQTSアカウントで証明書を入力してNASに接続します。

macOS

macOS 10.13上のQBeltに接続

QNAP WebサイトからQVPNデバイスクライアントをインストールします。

  1. QVPNデバイスクライアントを開きます。
  2. オプションを選択します。
    オプション説明
    QNAP Cloud からインポートご自身のQNAP cloudアカウントに接続されたNASを検索します。
    1. 一覧から NASを選択します。
    2. [インポート]をタップします。
    3. 追加されたNASを選択します。
    4. [NASの編集]をクリックします。
    検出同じネットワークセグメントに接続されているNASを検索します。
    1. 一覧から NASを選択します。
    2. [次へ]をクリックします。
    手動で追加手動によるVPN接続の設定
  3. VPNプロファイルを設定します。
    フィールド説明
    プロファイル名VPNプロファイルの名前を入力します。
    ホスト/IP またはQNAP cloud名VPNサーバーまたはQNAP cloud名の IP アドレスを入力します。
    事前共有キーVPN事前共有鍵を入力します。
    重要:このフィールドは、VPNプロファイルが自動的に設定できない場合にのみ表示されます。
    VPN ポートQBelt VPNサーバー ポートを入力します。
    重要:このフィールドは、VPNプロファイルが自動的に設定できない場合にのみ表示されます。
    ユーザー名QTSアカウントのユーザー名を入力します。
    パスワードQTSアカウントのパスワードを入力します。
  4. [保存]をクリックします。
  5. 作成されたプロファイルを選択します。
  6. [接続]をクリックします。
  7. 任意:ティア2接続を設定します。
    1. [ネットワークの追加]をクリックします。
    2. 任意:[新しいトンネルの追加]をクリックします。
    3. トンネルを選択します。
    4. [接続]をクリックします。

macOS 10.13上のL2TP/IPSecに接続

  1. [システム環境設定] > [ネットワーク]に進みます。
  2. VPNプロファイルを作成します。
    1. [+]をクリックします。
    2. インタフェースに対する[VPN]を選択します。
    3. VPNタイプに対する[L2TP]を選択します。
    4. プロファイル名を入力します。
    5. [作成] をクリックします。
  3. VPNプロファイルを設定します。
    1. サーバーアドレスにL2TP/IPSecサーバーのIPアドレスまたはQnap cloudのユーザー名を入力します。
    2. アカウント名にQTSアカウント名を入力します。
  4. 認証情報を入力します。
    1. [認証設定]をクリックします。
    2. QTSアカウントのパスワードを入力します。
    3. 共有鍵にL2TP/IPSec事前共有鍵を入力します。
    4. [OK]をクリックします。
  5. [接続]をクリックします。

macOS 10.13上のOpenVPNに接続

TunnelblickウェブサイトからTunnelblickをインストールします。

  1. OpenVPN設定をご自身のデバイスにダウンロードします。
    ヒント:詳細については、「OpenVPN設定ファイルのダウンロード」をご覧ください。
  2. Tunnelblickを開きます。
  3. OpenVPN設定ファイルをダブルクリックします。
    設定ファイルが自動的にインポートされます。
  4. [接続]をクリックします。
  5. ご自身のQTSアカウントで証明書を入力してNASに接続します。

iOS

iOS上のQBeltに接続

QNAP WebサイトからQVPNデバイスクライアントをインストールします。

  1. QVPNデバイスクライアントを開きます。
  2. [+]をタップします。
  3. オプションを選択します。
    オプション説明
    QNAP Cloud からインポートご自身のQNAP cloudアカウントに接続されたNASを検索します。
    1. 一覧から NASを選択します。
    2. [インポート]をタップします。
    3. 追加されたNASを選択します。
    4. [NASの編集]をタップします。
    検出同じネットワークセグメントに接続されているNASを検索します。
    1. 一覧から NASを選択します。
    2. [次へ]をタップします。
    手動で追加手動によるVPN接続の設定
  4. VPNプロファイルを設定します。
    フィールド説明
    プロファイル名VPNプロファイルの名前を入力します。
    ホスト/IP またはQNAP cloud名VPNサーバーまたはQNAP cloud名の IP アドレスを入力します。
    事前共有キーVPN事前共有鍵を入力します。
    重要:このフィールドは、VPNプロファイルが自動的に設定できない場合にのみ表示されます。
    VPN ポートQBelt VPNサーバー ポートを入力します。
    重要:このフィールドは、VPNプロファイルが自動的に設定できない場合にのみ表示されます。
    ユーザー名QTSアカウントのユーザー名を入力します。
    パスワードQTSアカウントのパスワードを入力します。
  5. [保存]をタップします
  6. 作成されたプロファイルを選択します。
  7. [接続]をタップします。
  8. 任意:ティア2接続を設定します。
    1. [ネットワークの追加]をタップします。
    2. 任意:[新しいトンネルの追加]をタップします。
    3. トンネルを選択します。
    4. [接続]をタップします。

iOS上のL2TP/IPSecに接続

  1. [設定] > [一般] > [VPN]の順に進みます。
  2. [VPN設定の追加]をタップします。
  3. タイプに対する[L2TP]を選択します。
  4. VPNプロファイルを設定します。
  5. [完了]をタップします。
  6. [設定] > [一般] > [VPN]の順に進みます。
  7. 作成されたVPNプロファイルを有効化します。

iOS上のOpenVPNに接続

Apple アプリ ストアからOpenVPN Connectをインストールします。

  1. iOS設定を行います。
    1. [設定] > [OpenVPN] > [詳細設定]の順に進みます。
    2. [AES-CBC暗号を強制]を有効にします。
  2. OpenVPN設定をご自身のデバイスに転送します。
    ヒント:詳細については、「OpenVPN設定ファイルのダウンロード」をご覧ください。
  3. OpenVPN Connectを開きます。
  4. OpenVPN設定ファイルをインポートします。
    1. [OVPNプロファイル]を選択します。
    2. 設定ファイルを見つけます。
    3. [インポート]をタップします
  5. ご自身のQTSアカウントで証明書を入力してNASに接続します。

Android

Android 7.0上のQBeltに接続

QNAP WebサイトからQVPNデバイスクライアントをインストールします。

  1. QVPNデバイスクライアントを開きます。
  2. [+]をタップします。
  3. オプションを選択します。
    オプション説明
    QNAP Cloud からインポートご自身のQNAP cloudアカウントに接続されたNASを検索します。
    1. 一覧から NASを選択します。
    2. [インポート]をタップします。
    3. 追加されたNASを選択します。
    4. [NASの編集]をタップします。
    検出同じネットワークセグメントに接続されているNASを検索します。
    1. 一覧から NASを選択します。
    2. [次へ]をタップします。
    手動で追加手動によるVPN接続の設定
  4. VPNプロファイルを設定します。
    フィールド説明
    プロファイル名VPNプロファイルの名前を入力します。
    ホスト/IP またはQNAP cloud名VPNサーバーまたはQNAP cloud名の IP アドレスを入力します。
    事前共有キーVPN事前共有鍵を入力します。
    重要:このフィールドは、VPNプロファイルが自動的に設定できない場合にのみ表示されます。
    VPN ポートQBelt VPNサーバー ポートを入力します。
    重要:このフィールドは、VPNプロファイルが自動的に設定できない場合にのみ表示されます。
    ユーザー名QTSアカウントのユーザー名を入力します。
    パスワードQTSアカウントのパスワードを入力します。
  5. [保存]をタップします
  6. 作成されたプロファイルを選択します。
  7. [接続]をタップします。
  8. 任意:ティア2接続を設定します。
    1. [ネットワークの追加]をタップします。
    2. 任意:[新しいトンネルの追加]をタップします。
    3. トンネルを選択します。
    4. [接続]をタップします。

Android 7.0上のPPTPに接続

  1. [設定] > [接続] > [詳細接続設定]の順に進みます。
  2. [+]をタップします。
  3. タイプに対する[PPTP]を選択します。
  4. 設定情報を入力します。
  5. [保存]をタップします。
  6. 作成されたVPNプロファイルをタップします。
    接続先 ...ウィンドウが開きます。
  7. ご自身のQTSアカウント資格情報を入力します。
  8. [接続]をタップします。

Android 7.0上のL2TP/IPSecに接続

  1. [設定] > [接続] > [詳細接続設定]の順に進みます。
  2. [+]をタップします。
  3. タイプに対する[L2TP/IPSec PSK]を選択します。
  4. VPNプロファイルを設定します。
  5. [保存]をタップします。
  6. 作成されたVPNプロファイルをタップします。
    接続先 ...ウィンドウが開きます。
  7. QTSアカウント資格情報を入力します。
  8. [接続]をタップします。

Android 7.0上のOpenVPNに接続

Google PlayストアからOpenVPN Connectをインストールします。

  1. OpenVPN設定をご自身のデバイスにダウンロードします。
    ヒント:詳細については、「OpenVPN設定ファイルのダウンロード」をご覧ください。
  2. OpenVPN Connectを開きます。
  3. OpenVPN設定ファイルをインポートします。
    1. [OVPNプロファイル]を選択します。
    2. 設定ファイルを見つけます。
    3. [インポート]をタップします
  4. ご自身のQTSアカウントで証明書を入力してNASに接続します。

この記事は役に立ちましたか?

33% の人が、これは役に立つと思っています。
ご意見をいただき、ありがとうございます。

この記事の改善箇所をお知らせください。

その他のフィードバックがある場合は、以下に入力してください。

仕様を選択

      もっと見る 閉じる

      当ページを他の国/地域で見る:

      気軽にお問い合わせ! show inquiry button
      open menu
      back to top