QNAP NAS 上の Surveillance Station で Web カメラを使用する方法
このチュートリアルは、QUSBCamのみを対象としています。QNAPは、USBカメラを、リモート管理できるIP(ONVIF)カメラとして使用できるアプリQUSBCam2をリリースしました。QNAPは、CPU使用率を低減させ、システムの安定性を向上し、監視セットアップを簡素化するためにもQUSBCam2を使用することをお勧めしています。[QUSBCam2についての詳細]
内容
- 概要
- Webカメラ監視要件
- Webカメラ録画を行うためにSurveillance Station を構成する
- Surveillance Stationから動画ファイルを再生する
概要
ビデオ監視システムは、一般家庭ユーザーが運営を行うには高額かつ困難であることが多々あります。Webカメラ監視および録画をサポートすることで、QNAP Turbo NASでは、ホームおよび小型オフィスセキュリティに対して、安価で簡単に使用できる選択肢を提供しています。Turbo NASのSurveillance Stationアプリは、年中無休の録画、スクリーンショットの撮影を行うことができます。これにより、ライブビデオストリームをリモートから表示することや、録画したファイルをいつでも表示することができます。
Webカメラ監視要件
内蔵UVC(USBビデオクラス)ドライバーを含むWebカメラです。対応Webカメラについては、以下のリストを参照することができます。
- Logitech UVC Webカメラリスト
http://support.logitech.com/en_us/article/6471 - Linux UVC Webカメラリスト
http://www.ideasonboard.org/uvc/
注意:
- これらのサードパーティソースは、参照用途でのみ使用してください。QNAPは、完全な互換性を保証することはできません。
- サポートされている解像度およびフレームレートは、Webカメラハードウェアに基づいて自動的に検出されます。常に最大の解像度が使用されます。
- ARMベースのTurbo NAS:2FPSで640x480、320x240、または160x120
- x86ベースのTurbo NAS:5FPSで960x720、640x480、320x240、または160x120
- Turbo NASでサポートされているWebカメラの最大数:
- ARMベース:1台
- x86ベース:1台
Webカメラ録画を行うためにSurveillance Station を構成する
1.USB Webカメラへの接続
Turbo NAS上のUSBポートにUSB Webカメラを接続します。Webカメラがサポートされている場合は、NAS上の [コントロールパネル] > [システム設定] > [システムログ] におけるジェネリックUVCカメラとしてリストされます。
2.App Center(自動または手動で)からQUSBCam QPKGをインストールします
自動インストール:NAS の [App Center] > [監視] > [QUSBCam] から QPKG をインストールします。
手動インストール:QNAP WebサイトのApp CenterからQUSBCam QPKGをダウンロードします。[手動インストール] ボタンをクリックし、QUSBCam QPKGの場所を選択してインストールを開始します。
3.QUSBCamでWebカメラを構成します
最初に、[QUSBCam] を開きます。
ビデオ設定はここで構成できます。
4.Surveillance Stationを構成する
a. Surveillance Stationをインストールします
- 自動インストール:[App Center] > [監視] > [Surveillance Station] の順に進み、[QTSに追加] をクリックしてインストールを開始します。
- 手動インストール:QNAP WebサイトのApp CenterからSurveillance Station QPKGをダウンロードします。[手動インストール] ボタンをクリックし、Surveillance Station QPKGの場所を選択してインストールを開始します。
b. 必要な設定で、Surveillance Station上のWeb カメラを構成します。(QUSBCamの詳細な設定を確認してください。「HTTP URL」は、多くの場合に異なることがあります。)
注意:新しい設定を適用する前に、右側の [テスト] をクリックすることで、お使いのWebカメラへの接続が正常に行われていることをチェックすることができます。
Turbo NASにUSB Webカメラを追加したら、「監視」ページに移動します。お使いの Web ブラウザで初めてこのページにアクセスする場合、MonitorまたはPlayback機能を使用する前にActiveXコントロール(QMon.cab)をインストールする必要があります。画面の指示に従ってインストールを完了してください。Surveillance Stationは、Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Internet Explorerで使用できます。
Surveillance Stationからビデオファイルを再生する
または
をクリックして、再生ページに移動し、以下の手順に従い、リモートSurveillance Stationでビデオを再生します。
1.サーバー/カメラツリーからカメラをそれぞれの再生ウィンドウにドラッグアンドドロップし、再生するチャンネルを選択します。
2.を使用して再生日を選択します。各チャンネルを調べることで、各カメラを使用してファイルが録画されたときの期間を把握することができます。青いセルは、通常の録画ファイルを示しています。空白の場合、そのときに録画されたファイルが存在しないことを意味します。
3.をクリックして再生を開始します。シャトル バーの左または右にボタン
をドラッグすることで、速度や再生の方向を制御することができます。
4.レコーディングファイル再生する時間を指定します。タイムラインバーにプレビューイメージを表示することで、再生する瞬間を検索できます。
5.をクリックし、録画ファイルを再生するすべての再生ウィンドウをコントロールします。この機能が有効な場合、再生オプション(再生、一時停止、停止、前のフレーム/次のフレーム、前のファイル/次のファイル、速度調整)はすべての再生ウィンドウに適用されます。