QES NAS ストレージプールの状態が「劣化」となっている場合はどうすればよいですか?


最終更新日: 2023-01-11

該当製品

QES


主な原因

ストレージプールの状態が「劣化」となっている場合は、プール内のひとつまたは複数の RAID グループが劣化モードになっています。

RAID 0 以外の RAID タイプはいずれも、データ損失を起こすことのない、一定数のディスク障害に対する耐障害性をもっています。RAID グループ内のひとつまたは複数のディスクが故障した時に、そのグループの RAID タイプがその数のディスク障害に耐えられる場合は、その RAID グループは劣化モードにはいります。

劣化モードにおいては、その RAID グループからデータの読み書きは可能ですが、性能は低下します。


ソリューション

QES は、故障ディスクを正常なスペアディスクに入れ替えることで、RAID グループを劣化モードから自動回復しようとします。 

QES は、グローバルホットスペアシステムを用いており、NAS にインストールされている「準備完了」状態の空きディスクをスペアディスクとして扱います。 

ひとつの RAID グループでディスク障害が発生した場合、QES は直ちに故障ディスクをスペアディスクに入れ替え、RAID グループのリビルドを開始します。空きディスクがない場合には、新しいドライブを NAS にインストールしなければなりません。QES は、新しいドライブを検出すると、RAID グループのリビルドを開始します。

重要
  • プール内の RAID グループがリビルドされている間は、ストレージプールの性能が低下します。
  • RAIDグループのディスク数を増やすと、ディスクの同時障害のリスクが高まり、リビルド時間が長くなります。
  • 多数のディスクでストレージプールを作成する場合は、ディスクを RAID 50または RAID 60を使ったサブグループに分けるべきです。

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