誤って QNAP NAS からディスクを 1 台 (または複数台) 抜いてしまったら?
最終更新日:
2019-01-16
ディスクが RAID グループからディスクが取り外されると、取り外されたディスクの数とそのグループの RAID タイプに応じてストレージ状態が変化します。
RAID タイプ | ディスク障害耐性 |
---|---|
シングル、RAID 0、JBOD | 0 |
RAID 1 | 1 |
RAID 5 | 1 |
RAID 6 | 2 |
RAID 10 | 各ディスクペアごとに 1 |
- 取り外されたディスクの数が RAID グループのディスク障害耐性以下の場合はつぎのようになります。
- RAID グループのステータスは「低下」になります。
- 影響を受けた全ストレージプール、ボリューム、LUN のステータスは「警告」になります。
- 影響を受けたボリュームと LUN 上へのデータの読み書きは引き続き可能です。
- 復元するには、ステータスが「低下」の RAID グループの復元にある手順に従ってください。
- 取り外されたディスクの数が RAID グループのディスク障害耐性より大きい場合はつぎのようになります。
- RAID グループのステータスは「エラー(無効)」に変わります。
- 影響を受けた全ストレージプール、ボリューム、LUN のステータスは「エラー」になります。
- 影響を受けたボリュームと LUN 上のデータはアクセスできなくなります。
- 復元するには、ステータスが「エラー」の RAID グループの復元にある手順に従ってください。
ステータスが「低下」の RAID グループの復元
- 取り外されたディスクを取り外した時と同じベイに再度挿入します。
QTS は自動的にその RAID グループのリビルドを開始します。RAID グループの状態が「リビルド中」に変わります。リビルド完了後、影響を受けた全ストレージプール、ボリューム、LUN のステータスは「通常」に戻ります。
- そのディスク取り外しによって影響をうけた各ボリュームのエラーをチェックします。
詳細は、ボリュームのファイルシステムエラーをチェックを参照してください。
ステータスが「エラー」の RAID グループの復元
- 取り外されたディスクを取り外した時と同じベイに再度挿入します。
- 「メインメニュー」 > 「ストレージとスナップショット」 > 「ストレージ」 > 「ストレージ/スナップショット」に進みます。
- ステータスがエラーになっているストレージプールまたは単一静的ボリュームを選択します。
- 「管理」をクリックします。
- ステータスがエラーになっている RAID グループを選択します。
- 「管理」 > 「復旧」を選択します。
QTS が RAID グループのリビルドを開始します。RAID グループの状態が「リビルド中」に変わります。リビルド完了後、影響を受けた全ストレージプール、ボリューム、LUN のステータスは「通常」に戻ります。
- そのディスク取り外しによって影響をうけた各ボリュームのエラーをチェックします。
詳細は、ボリュームのファイルシステムエラーをチェックを参照してください。
ボリュームのファイルシステムエラーをチェック
- 「メインメニュー」 > 「ストレージとスナップショット」 > 「ストレージ」 > 「ストレージ/スナップショット」に進みます。
- ボリュームを選択します。
- 「管理」をクリックします。
- 「アクション」 > 「ファイルシステムをチェック」を選択します。
意図せぬディスク取り外しによる障害から復旧できない場合、QNAP ヘルプデスクにご連絡ください。