NASストレージの性能を拡張する、マルチマウント対応機能

HybridMountは、クラウドストレージおよびリモートサーバーを含めた各種ソースからのストレージをマウントできます。マルチマウント性能により、QNAP NAS (またはその他QNAP対応デバイス)の容量を柔軟に拡張し、NAS、クラウドストレージ、リモートデバイス上のファイルに対する、一つのインタフェースによる集中管理が実現します。

  • パブリッククラウドのマウント

    メインストリームのクラウドサービスとNASを統合化します。また、クラウドストレージゲートウェイにも対応、ローカルキャッシングによるクラウドへの低遅延アクセスを実現します。

  • リモートオンプレミスデバイスマウンティング

    リモートNASまたはファイルサーバーをマウント、マウントされたフォルダーへの共有アクセスを可能にすることで、クロスサイトの作業場所に対応した最適なファイル共有およびコラボレーションを実現します。

容易、便利でフレキシブル貴方のファイル管理を一元化

HybridMountによって、フレキシブルでセキュアなハイブリッドクラウドストレージが容易に実現します。必要に応じてクラウドストレージやリモートサーバーをマウント、一つのインタフェースからファイルストレージ、バックアップ、復元を管理できます。

  • パブリッククラウドのマウント

    • ネットワークドライブのマウント

      パブリッククラウドストレージをNASにネットワークドライブとしてマウント、制限のない接続を活用できます。マルチクラウドファイルがFile StationまたはQfileモバイルアプリを通してアクセス可能になり、作業効率が大幅に向上します。

    • ファイルベースのクラウドストレージゲートウェイモード

      SMB、AFP、NFS、FTP、WebDAVを使って、クラウドベースのファイルにあたかもローカル保存されているようにアクセス、ローカルキャッシングによって低遅延アクセスを実現し、ファイルサーバー、オンラインコラボレーション、ファイルレベルのデータ解析などに理想的です。

  • リモートファイルサーバーのマウント

    • ネットワークドライブのマウント

      CIFS/SMB、FTP/FTPS、NFS、WebDAVを使用してリモートデバイス(NASまたはファイルサーバー)をマウント、データに一元的にアクセスします。CIFS/SMBおよびNFSを使ってマウントされたリモートフォルダーは、ローカルNAS共有フォルダーとして設定でき、File StationおよびQfileモバイルアプリによって、NASユーザーはリモートファイルを開き編集、また管理を行う許可を得られます。

主要なクラウドストレージサービスに対応

HybridMountは、S3互換オブジェクトストレージおよびWebDAV互換クラウドストレージ、さらに各種クラウドストレージ (ファイルストレージおよびオブジェクトストレージも含む)に対応、ネイティブでは非対応のクラウドストレージを、ご使用のNASにマッピングしてマルチクラウド環境の展開における優れたフレキシビリティを実現します。

HybridMount
クラウドマウントモード
ネットワークドライブマウント クラウドストレージゲートウェイ
アクセススピード ネットワーク接続に依存 ローカルキャッシングによる低レイテンシのアクセス
File Stationでアクセス可能 あり あり
SMB/ NFS/ AFPからアクセス可能 なし あり
App Centerアプリによるクラウドベースのファイルの管理 なし あり
ローカルユーザー認証管理 なし あり
対応接続数* 無制限 2つのフリー接続
(ライセンスの追加購入によって拡張可能)

*接続の実際の数は利用可能なNASシステムリソースによって限られます。

HybridMountクラウド ストレージゲートウェイの主な特徴

  • スマートキャッシング

    NASのHybridMount Cache Spaceにキャッシュファイルを保存することで、LANに近い速度で最近アクセスされたファイルにアクセスすることが可能です。

    Amazon DriveおよびShareFileではローカルキャッシングに対応しません。

  • ワークフローの統合

    PCユーザーおよびアプリケーションは、SMB、AFP、NFS、FTP、 WebDAV、S3プロトコルを使って、クラウドベースのファイルに容易にアクセス可能です。

  • 転送暗号化

    SSL暗号化により、インターネット経由での重要な情報の転送が安全に行えます。

  • ローカルアクセス共有

    複数のローカルユーザー (権限を有する個人またはグループ) がクラウドデータにアクセスする際、同一クラウドのファイルは1回のみダウンロードされ、帯域幅関連のコストを節約できます。

  • マルチポイント同期

    チームはHybridMountを使って、ローカルエリアネットワークの制約を受けずに、複数の地点からクラウド ベースのファイルに対するアクセス、同期、共有が行えます。

  • App Center

    クラウドベースのファイルはApp Centerにあるアプリを活用して、便利に管理やブラウズが行えます。

NASアプリでのクラウドベースファイルの利用

追加情報: 包括的なファイル管理, オールインワン・マルチメディアセンター

  • ファイル管理

    Qfiling を使えば、クラウドプラットフォームを跨いで自動的なファイル管理が可能。 Qsirch はクラウド上のファイルの全文ファイル検索が行えます。

  • マルチメディアアプリケーション

    QuMagieによって、クラウドベースのマルチメディアファイルに対する、AIによるフォト管理およびCAYIN MediaSign Playerを活用できます。

  • 編集ツール

    OCR ConverterおよびText Editorといったツールでクラウドベースファイルが編集可能です。

HybridMountネットワークドライブマウントの主な特徴

リモートのデバイスからフォルダーをローカルNASにマウントし、リモートファイルに対してローカルNASと同様にアクセスすることができます。

  • マウント用のマルチプロトコル

    CIFS/SMB、NFS、FTP/FTPS、WebDAVプロトコルを使ってリモートデバイスをマウントして、容易なファイルアクセスに対応します。

  • ローカルアクセス共有

    CIFS/SMBおよびNFSを介してマウントされたリモートフォルダーは、ローカル共有フォルダーとして設定可能 – NASユーザーはローカルアクセス権限 (従来はNAS管理者のみアクセス可能) に基づいて、マウントされたリモートフォルダーにアクセス可能

QNAPハイブリッドクラウドソリューションをお選びください

HybridMountのファイルベースのゲートウェイサービスに平行して、QNAP NASはVJBOD Cloudブロックベース クラウドストレージゲートウェイサービスをサポートし、あらゆるユースケースの要件を最適に満たします。

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