QTS 5.2
より高速、より安全、より効率的。

QTS 5.2はファイルアクティビティを積極的に監視して暗号化ランサムウェアの脅威に対抗するために、Security Centerを導入しています。強化されたシステムの安全性および TCG-Ruby 自己暗号化ドライブ (SED)対応により、データ保護が強化されています。Windows® PC/サーバーを対象としたフルシステム・バックアップを利用することで、データの保護と安全を保証します。

SMB 転送

より高速のアクセス、より優れたシステムパフォーマンス。

カーネルモードSMB Daemonアクセラレーションテクノロジー:

高速SMB 転送環境では、QTS 5.2はCPUのカーネルモードを利用し、その他のSMB機能に必要なユーザーモードを維持しながら転送を高速化することができます。カーネルモードでは、オペレーティングシステムは効率的にハードウェアリソースを適用し、調整します。

カーネルモードSMB Daemonを利用することで、さらにSMB転送パフォーマンスを向上させることが可能で、特にオールフラッシュストレージアーキテクチャではパフォーマンスの向上がより顕著となります。

1 x 25GbE, Sequential Throughout (1M)

With Kernel Mode SMB Daemon

読み取り

MB/s

書き込み

MB/s

Without Kernel Mode SMB Daemon

読み取り

MB/s

書き込み

MB/s

1 x 25GbE, Random IOPS (4K)

With Kernel Mode SMB Daemon

読み取り

書き込み

Without Kernel Mode SMB Daemon

読み取り

書き込み

QNAPラボでテスト済み。測定値は環境によって異なることがあります。
NAS: TS-h3077AFU 64GB DDR4 4600 RAM, Samsung 870 EVO 1TB x30, RAID 50, QXG-25G2SF-E810 NIC
クライアント: Windows Server® 2019, Intel® Core™ i9-12900E (16C, 24T), 64GB (32G x2), QXG-25G2SF-CX6 NIC (Gen4 x4)

システム& データ セキュリティ

プロアクティブな防御とセキュリティアップデートにより、データの安全性を飛躍的に強化します。

Security Center、ランサムウェアの脅威からの防御:

Security Centerはプロアクティブなデータセキュリティ措置を採用し、ファイルアクティビティを継続的に監視します。NAS上のファイルアクティビティにおける重大な変化を検知すると、システムは速やかに保護措置(保護/バックアップ/中断)を実行し、ランサムウェア、攻撃、人為的要因によるデータ消失などの脅威に関連するリスクや損害を最小限に抑えます。詳細を見る >

Security Center、ランサムウェアの脅威からの防御:

新たなTCG-Ruby 規格でSEDに対応

TCG-OPALおよびTCG-Enterpriseプロトコルに加え、QTS 5.2はTCG-Ruby Self Encrypting Drives (SED)への対応が追加されています。TCG Rubyは、NVMeおよびその他最新のストレージテクノロジーの仕様を提供しており、企業とデータセンターの現在のニーズにさらに合ったものとなっており、規定(GDPR、HIPAA、HITECHなど)への準拠を促進しています。SEDは内蔵の暗号化プロセッサを利用して、ドライブ全体のデータを暗号化し、情報セキュリティに対する一層の保護を追加しています。

新たなTCG-Ruby 規格でSEDに対応
  • OpenSSL LTS 3.0.9対応

    長期サポートバージョン。ネットワーク通信のセキュリティを確保します。

  • IEEE 802.1X対応

    安全な環境で、NASから802.1X認証を介したネットワークへのアクセスが可能です。

  • AppArmorを導入

    社内外からのセキュリティ脅威を軽減するため、システムセキュリティを強化します。

  • HTTP Strict Transport Security (HSTS) 対応

    ブラウザにHTTPS接続を強制的に使用させ、接続ハイジャックのリスクを低減

管理 効率

操作、設定、管理のステップとプロセスを最適化 –さらに便利で効率的です。

より柔軟なNASシステム設定のバックアップ/復元

既存のNASから他のNASへシステム設定を転送する必要がある場合、または同一のシステム設定を必要とする複数のNASがある場合、QTS Consoleからシステム設定のバックアップと復元が行えます。

  • ビフォー

    システム設定のバックアップ:

    BINファイルが作成され、コンピュータにダウンロードされます。実際のバックアップ詳細は公開されません。

    システム設定の復元:
    • BINファイルを使って復元します。
    • 対象NASは、バックアップNASと同一のモデルで、同じQTSバージョンである必要があります。
  • 現在

    システム設定のバックアップ:
    • システム、ネットワーク、権限設定を含むバックアップ内容の詳細が提供されます。
    • バックアップファイルは暗号化できます。
    システム設定の復元:
    • 特定の項目 (権限設定、ネットワーク設定など)を選択して復元を実行します。
    • 対象NASは、バックアップNASと同一のモデルで、同じQTSバージョンである必要があります。
より柔軟なNASシステム設定のバックアップ/復元

インストール済みアプリを継続して把握する

NASにインストールされたアプリケーションのリストは、myQNAPcloudにアップロードできます。デバイスを交換したり複数のNASユニットを管理する際、このリストを使って他のNASデバイスにも同じアプリをインストールすることで、時間を大幅に節約できます。

インストール済みアプリを継続して把握する

より高速のNASスタートアップ/シャットダウン:

快適な NAS体験はNASの素早いスタートアップとシャットダウンから始まります。

スタートアップ/シャットダウン速度、最大増加率 %

より高速のNASスタートアップ/シャットダウン:

より便利なADドメインへのログイン

QNAP NASをドメインサービスに関連付けた後、ドメインユーザーは各自のドメインユーザー名とパスワードでNASにログインできます。QTS 5.2はADドメインユーザーアカウントの自動マッチングに対応しており、ADドメイン名を再度入力する必要がありません。ドメインアカウントを使うだけでNASに簡単にアクセスできます。

データ バックアップ

包括的なバックアップと柔軟な復元で、データを保護します。

Windows® PC/サーバーのフルシステム・バックアップ:

Windows®システムにNetBak PC Agentユーティリティをインストールすると、QNAP NASにシステム、ディスク、フォルダ、ファイルのフルバックアップを実行し、いつでも必要な時にデータを復元できます。グローバルな重複排除と統合増分バックアップにより、バックアップ/復元時間を大幅に短縮します。詳細を見る >

  • ライセンス不要
  • システムレベルのバックアップ
  • USB 起動ディスクを作成し、Windows®デバイスのベアメタル復元を実行します。
  • Hyper Data Protectorを使って、特定のフォルダやファイルの場所を特定し復元します。
Windows® PC/サーバーのフルシステム・バックアップ:

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