VJBOD Cloud
ビジネスデータをクラウドにバックアップ。フレキシブルかつ経済的で安全。
QNAP NASをクラウドオブジェクトストレージに接続し、ビジネスデータをクラウドにバックアップします。帯域幅使用量とバックアップ時間を節約し、ストレージ使用量を最適化します。
オブジェクトストレージシステムへのクラウドバックアップ
リモートバックアップを計画する場合、一般的に企業には2つの選択肢があります。投資して独自のリモートサーバーソリューションを構築するか、フレキシブルで経済的なクラウドバックアップを使用するかです。QNAPは、クラウドバックアップ簡素化をお手伝いするVJBOD Cloudを発表しました。これは、QNAP NASからクラウドオブジェクトストレージへのクラウドバックアップを効率化するソリューションです。クラウドオブジェクトストレージではバックアップデータが認識できなくなるため、機密データをクラウドに安全にバックアップできます。
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帯域幅使用量を削減
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データセキュリティ
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フレキシブル
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経済的
VJBOD Cloudとは何か?VJBODとどこが違う?
VJBOD Cloudは、ブロックベースのクラウドストレージゲートウェイです。クラウドへのデータのバックアップを簡素化します。変更したブロックのみがクラウドに送信されるので、帯域幅の使用量を大幅に削減し、データ転送速度を加速します。
VJBOD(仮想JBOD)は、QNAP独自の技術です。他のQNAP NASの未使用分のストレージスペースを利用しQNAP NASのストレージスペースを拡張できます。また、VJBODは、複数のQNAP NASデバイスでスペース使用の最適化に貢献します。
VJBODクラウド(ブロックベースクラウドゲートアウェイ) | VJBOD(仮想JBOD) | |
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展開方法 | クラウドオブジェクトストレージ(バケット)に接続し、NASローカルストアスペース(ボリューム/ LUN)からクラウドにデータをバックアップします | 他のQNAP NASストレージスペースを仮想ディスクとしてマウントします。これは、ストレージプールとボリュームの作成に使用できます |
接続ストレージスペース数 | 最大9つのクラウドストレージスペースに接続します(各接続にはライセンスが必要です。無料のライフタイムライセンスが1つ含まれています) | 最大8台の外部のQNAP NASに接続 |
ローカルアクセスプロトコル対応 | クラウドボリューム: WebDAV / SMB / NFS / AFP / FTP クラウド LUN:iSCSI |
WebDAV / SMB / NFS / AFP / FTP / iSCSI |
QTSアプリでクラウドファイルを管理 | 非対応 | 対応 |
利用事例 | エンタープライズLUNバックアップ、大規模データベースバックアップ、機密ファイルバックアップ | 未使用のNASストレージスペースを活用し、ストレージを拡張 |
クラウドバックアップを簡単、フレキシブルに、最小限のRTOで実現
VJBOD Cloudを使用すると、ユーザーはNAS上にクラウドボリュームまたはクラウドLUNを作成し、SMB、NFS、AFP、FTP、WebDAV、iSCSIの各プロトコルを使用してデータをアップロード/アクセスできます。クラウドボリュームまたはクラウドLUNのデータは自動的にクラウドにバックアップされます。プライマリNASがオフラインになった場合、スナップショットの復元ポイントを使用してクラウドからデータとアプリケーションを他のNASシステムに簡単に復元し、データの損失とサービスの中断を防ぐことができます。
ご注意:クラウドボリュームまたはLUNは、一度に1つのNASしか接続できません。

VJBOD Cloudの主な機能
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ローカルストアモード
NASは、クラウドベースのバックアップデータと同一のコピーを保持します。クラウド接続が中断されても、ユーザーは引き続きNASからデータにアクセスできます。
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ローカルストアスペースのキャッシュ
NASローカルストアスペース(クラウドボリュームやクラウドLUNなど)は、ローカルストレージのパフォーマンスを最適化するキャッシュアクセラレーションに対応しています。
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スナップショット復元ポイント
スナップショットは、30分ごと、またはブロックの変更が10%を超えたときに自動的に有効になります。ユーザーは、クラウドにバックアップされたスナップショットの複数のバージョンのいずれかを使用して、データを簡単に復元できます。
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増分バックアップ
ブロックベースのデータ送信では、ランダムデータと大きなファイルがブロックごとにクラウドにアップロードされます。変更(追加、修正、削除)のみが送信されます。これにより、帯域幅、バックアップ時間、クラウドストレージ容量を節約し、ランニングコストを最小限に抑えることができます。
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クラウドボリューム暗号化
クラウドボリュームはAES 256ビットの暗号化に対応していますので、機密データを保護することができます。
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切り離しおよび強制転送
クラウドボリュームまたはクラウドLUNを安全に切り離してライセンス使用を最適化するか、強制転送または安全な転送を処理してクラウドストレージ接続を別のNASに切り替えます。
クラウドセキュリティでデータを集約化
組織はさまざまな場所にNASシステムを導入しVJBOD Cloudを使用することで、さまざまな場所でつくられたデータをクラウドに安全に保管できます。ローカルNASが予期せずオフラインになった場合でも、クラウドベースのデータを保持できます。各クラウドスペースの使用クォータで、クラウドオブジェクトストレージのストレージとコスト使用率を確実に管理できます。

主要クラウドオブジェクトサービスに対応
VJBOD Cloudは、複数のクラウドオブジェクトストレージ(Amazon S3、Google Cloud、Azureなど)に対応しています。ブロックベースのデータ送信では、ランダムデータと大きなファイルがブロックごとにクラウドにアップロードされ、変更(追加、修正、削除)のみが送信されます。これは、大規模なファイル転送が必要なエンタープライズレベルのアプリケーション(データベース、仮想ボリューム、動画など)に最適です。データ送信がより効率的になり、帯域幅の要件を大幅に最適化できます。VJBOD Cloudがデータをクラウドにバックアップした後、データは認識できない形式に変換されるので、データ保護が強化されます。
注意:ブロックベースの方法でクラウドにアップロードされたファイルは、クラウド上で識別できず、クラウドコラボレーションに使用できません。

迅速な一括ストレージスペース管理



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ストレージ
App CenterからVJBOD Cloudアプリをインストールした後、クラウドボリュームまたはクラウドLUNを作成し、クラウドストレージとの接続を指定できます。
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接続速度
クラウド接続速度測定で通信速度テストを行い、必要に応じて接続リソースを調整します。
注意:AWS Transfer Accelerationに現在対応しています。今後、対応するCSPが追加される予定です。
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ライセンス
VJBOD Cloudは、無料のライフタイムライセンスを1つ提供しています。追加のライセンス(最大8つ)を購入し、最大9つのバケットを接続できます。単一のクラウドストレージスペースは、複数のクラウドボリューム、LUN*またはその両方に対応できます。
*クラウドボリュームやLUNの最大数は、NASのRAMで決まります。
QNAPハイブリッドクラウドソリューションをお選びください
QNAP NASは、ブロックベースのクラウドストレージゲートウェイ「VJBOD Cloud」の他に、ファイルベースのゲートウェイ「HybridMount」にも対応しています。様々な利用シーンで要件を合理的に満たします。
(ブロックベースのクラウドゲートウェイ) |
![]() (ファイルベースのクラウドゲートウェイ) |
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対応クラウドデバイス | オブジェクトストレージ | オブジェクトストレージ&ファイルストレージ |
ローカルストレージタイプ | フロックベース | ファイルベース |
ローカルアクセスプロトコル対応 | WebDAV / SMB / AFP / NFS / FTP / iSCSI | WebDAV / SMB / AFP / NFS / FTP |
クラウドアクセス | 非対応 | 対応 |
ローカルキャッシュ | 非対応 | 対応 |
最適な使用方法 | エンタープライズLUNバックアップ、大規模データベースバックアップ、機密ファイルバックアップ | エンタープライズLUNバックアップ、大規模データベースバックアップ、機密ファイルバックアップ |
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