QNAPのターボ・ステーション・シリーズのNAS、TS-109はSOHO/ホーム・ユーザー向け製品です。webベースのユーザー・インターフェイスを採用しており、誰でも簡単に設定できるのが特徴で、またデザインもスタイリッシュ、ファンレスでノイズが出ないため、ご家庭用マルチメディア・サーバーとしてリビングに設置していただくことも可能です。マルチメディア・サーバーとして、iTuneサーバーやUPnP/DLNAメディア・サーバー(TwonkyMedia)、インターネット・ラジオ、ビットトレント・ダウンロード・ステーションといった様々な機能を搭載しています。
またバックアップ・サーバーとしては、リモート・レプリケーション、専用ソフトNetbak Replicatorを使ったパソコンのバックアップ機能、Q-RAID 1によるミラーリングなど、SOHO/ホーム・ユーザーが必要とする機能をご用意しました。ディスク最大容量は1TB、外部ストレージと接続することで 2TBまでサポートしますので、大容量のデータを保存することもできます。また消費電力はわずかに14.4Wと、24時間365日運用する環境で安心してお使いいただけます。
NAS1台に12の機能
ファイル・サーバー ファイル・サーバーの目的は、データの蓄積と共有です。そこでデータのセキュリティとアクセスが問題となります。ターボ・ステーション・シリーズでは、ユーザーごとにIDとパスワードでアクセス権を管理。個人のデータを簡単に保存・管理できます。 FTPサーバー eメールでは大容量ファイルを送ることができませんが、FTPサーバーを用意すれば、インターネット越しに大容量ファイルを共有することができます。 バックアップ・サーバー ターボ・ステーションは企業向けにも使用できるバックアップ機能を搭載しています。自動バックアップ・ソフトウェアであるNetBak Replicatorを使えば、リアルタイムでバックアップを行ったり、定期的にバックアップを行ったりできます。 リモート・レプリケーションでNAS丸ごとバックアップ 「リモート・レプリケーション」機能を使えば、ターボ・ステーションから別のターボ・ステーションへファイルをバックアップできます。ミラーリングを行い、必要なファイルだけてを転送するので、ネットワーク帯域への負荷を最小限に抑えます。 phpMyAdmin、Joomla! をサポートしたWebサーバー phpMyAdmin、 Joomla!、MySQL、SQLiteをサポートしており、ホーム・ユーザーでも簡単にwebサイトを構築できます。php.iniも編集可能。もちろん自分でプログラムを開発することもできますし、オープンソースのプログラムをインストールして使うこともできます。 MySQLサーバー ターボ・ステーションはデータベース・サーバーとして運用できます。phpMyAdminと組み合わせてwebフォーラムなども設置可能です。 プリンター・サーバー ターボ・ステーションには3つのUSBポートがあり、USBプリンターを接続すれば、ネットワーク上のWindowsパソコンでプリンターを共有できます。 UPnPマルチメディア・サーバー (TwonkyMediaサーバーがビルトイン) ターボ・ステーションはUPnP/DLNAのマルチメディア・サーバー機能を搭載。パソコンを使うことなくDMPを使って、大画面テレビで写真や動画を再生したり、音楽を聴くことができます。またPS3やXbox360を使って動画を再生することもできます。 webフォト・アルバム ターボ・ステーションは写真をバックアップできるだけではなく、家族や友人と写真を閲覧・共有できるマルチメディア・ステーション機能もあります。 ダウンロード・ステーション ターボ・ステーションには「ダウンロード・ステーション」機能があり、ビットトレント、FTP、HTTPダウンロードに対応しています。パソコンなしでダウンロードができるので経済的。またDHTもサポートしています。 iTuneサーバー ターボ・ステーションに音楽ファイルを保存してiTuneサーバーにすれば、ネットワーク上のパソコンからストリーミング再生が可能です。もちろんiPodにダウンロードすることも、またDMPで再生することもできます。
監視ステーション この機能を使うことで、ターボ・ステーションに2台のネットワーク・カメラを登録することができ、IEブラウザを使うことでライブ・モニタリング、録画、再生が可能になります。録画には常時録画、スケジュール録画、アラーム録画のモードがあり、用途に応じて使い分けることが可能。録画ファイルはAVIフォーマットなので、Windows Media Playerで再生が可能です。
主要IPカメラブランドに対応 監視ステーションに登録できるIPカメラは、AXIS、D-Link、IPUX、LevelOne、Linksys、Panasonic、Vivotekなど。カメラの機能によりますが、双方向音声通信が可能で、PTZ制御もサポートしています。
QPKG を使って機能を拡張 QPKGソフトウェア・パッケージ・プラットフォームを使えば、ターボ・ステーションにソフトウェアを追加することができます。複雑な手順を踏むことなく、「ダウンロード&インストール」でインストール作業を行えます。
Q-RAID 1よるバックアップ TS-109シリーズはUSBまたはeSATAで外部接続したハードディスクとQ-RAID 1バックアップ・システムを組むことができます。万一内蔵ハードディスクがクラッシュした時、外部接続していたハードディスクと交換すれば、機能を正常に戻すことが可能です。
S.M.A.R.TとHDDヘルス・スキャニング(HHS) ターボ・ステーションは、ハードディスク・ドライブS.M.A.R.T(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)をサポートしており、ハードディスクの状態を監視し、問題がないかチェックしています。この機能により予期せぬエラーを事前に防ぎ、致命的なデータ損失を回避します。さらにターボ・ステーションはHHSもサポート。ディスク・チェックと不良ブロックのスキャンにより、データ喪失を回避します。
イベント・ログ ターボ・ステーションはサンバ、FTP、AFP、HTTP、HTTPS、Telnet、SSHでのアクセス、オンライン・ユーザーが利用するネットワーク・サービスの全てをログに残します。サーバーの管理者はターボ・ステーションの状態を詳しく調べることができます。
WindowsとMacでファイル共有 ターボ・ステーションはWindowsでもMacでも利用できます。
安全なデータの保存、アクセス、共有 ターボ・ステーションは個人個人のデータを安全に保存できます:サーバーの管理者はユーザーごとにIDとパスワードを発行し、アクセスできるファイル共有を設定できます。
IPフィルター:特定のIPアドレスに対して接続/拒否を設定できます。 SSLセキュリティ(HTTPS):HTTPSに対応しています。 SSHまたはTelnetを使ったリモート・ログインに対応。 FTP:SSL/TLSによるデータ保護。パッシブFTPポート範囲を設定できます。 リモート・レプリケーション:ターボ・ステーションのデータを別のターボ・ステーションへバックアップできます。 共有フォルダ管理 サーバーの管理者はセキュリティ上の理由から、一部の共有フォルダを隠したり、表示したりすることができます。
ワンタッチUSB自動コピー デジタル・カメラやUSBフラッシュ・メモリをターボ・ステーション正面のUSBポートに接続してコピー・ボタンを押せば、自動でターボ・ステーションへデータがコピーされます。
UPSをサポート UPSがあれば、停電時、電圧低下時にも安心してNASを運用できます。ターボ・ステーションはAPCとMGEのUPSに対応。バッテリー残量が低下すると自動でシステムをシャットダウンし、ハードディスクを損傷から防ぎます。
Webファイル・マネージャー ターボ・ステーションにはブラウザを使ってファイルのアップロードやダウンロードが可能なwebファイル・マネージャー機能があります。
ターボ・ステーションとQGet QGetはターボ・ステーションのダウンロード・ステーション機能を管理するWindows用ソフトで、ビットトレント、FTP、HTTPを使ってファイルをダウンロードできます。
ネットワーク・リサイクル・ビン ターボ・ステーションに保存されたファイルを削除した時、一時的に「Network Recycle Bin」に移されます。間違って重要なファイルを削除してしまった時は、このフォルダから削除したファイルをリストアすることができます。
DDNS機能 ターボ・ステーションにはダイナミックDNS(DDNS)クライアントが組み込まれています。インターネット越しにアクセスする時、IPアドレスの代わりにドメイン名を利用できます。
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