RAID がクラッシュしたときのハードドライブのホットスワップ
最終更新日:
2020-08-13
「RAID ドライブを交換するときサーバーは停止しません」
コンテンツ
RAID がクラッシュしたときのハードドライブのホットスワップの手順
RAID 5 ディスクミラーリングは、高い安全性をもったデータ保護手法です。容量が同じ 3 つのハードドライブを使用し、RAID 5 アレイを作成できます。RAID 5 はメンバードライブのデータを完全にコピーし、1 つのドライブに障害が発生したときにデータを守ります。RAID 5 の利用可能容量は最小メンバードライブのサイズです。自宅や会社で重要なデータを守るために最適です。
RAID が正常に作動しているときの論理ボリュームの状態
RAID ボリュームが正常に作動しているとき、その状態は「ストレージ/スナップショット」 > 「管理」 > 「ストレージプールの RAID グループ」の下に「準備完了」として表示されます。

ドライブに障害が発生したら、下の手順に従い、ドライブの状態を確認します。
- ドライブに障害が発生すると、Turbo NAS はビープ音を 1.5 秒 2 回鳴らします。
- ステータス LED が連続的に赤く点滅します。
- ストレージプールセクションのRAIDグループをチェックします。ボリュームの状態が「低下」モードになります。

システムログではドライブの障害と低下モードのディスクボリュームに関するエラーと警告を確認できます。

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Turbo NASの設定で、警告通知を設定することで警告メールを送ることができます。これらの設定については、ユーザーマニュアルの「システム設定/アラート通知」セクションを参照してください。 |
ホットスワップで新しいドライブを取り付け、RAID 5 を再構築する
下の手順に従い、障害が発生したハードドライブをホットスワップで交換してください。
- RAID構成をリビルドするために、新しいハードドライブを用意します。新しいハードドライブは障害が発生したドライブと少なくとも同じ容量にする必要があります。
- ドライブを新しいTurbo NASにインストールします。1.5 秒のビープ音が 2 回鳴ります。ステータス LED が赤と緑の点滅を繰り返します。
- 「ストレージプール」セクションの RAID グループを確認すると、ステータスは「再構築中」であり、進捗状況が表示されます。

- リビルドが完了すると、ステータスLEDがグリーンになり、ボリュームステータスが「準備完了」に変わります。RAID 5 のミラーリング保護が有効になります。
- システムログでディスクボリューム情報を確認できます。

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重要: システムがサービス低下モード以外のときは新しいドライブを取り付けないでください。取り付けると、予想外のシステム障害が発生する可能性があります。 |