iSCSI を使用して Boxafe データを別の NAS に保存するにはどうすればよいですか?


最終更新日: 2025-01-07

該当製品

Boxafe 2.0以降


はじめに

Boxafeのバックアップデータは、NASデバイス上の共有フォルダーであるBoxafeストレージパスに保存されます。Boxafeストレージパスは、NASデバイス上の任意の共有フォルダーにすることができます。iSCSI(Internet Small Computer System Interface)を使用すると、パスを別のNASデバイス上の共有フォルダーに設定することができます。BoxafeのバックアップデータをiSCSI経由で別のNASデバイスに保存することで、柔軟なストレージアーキテクチャと拡張性を実現できます。


iSCSIを使用してBoxafeデータを別のNASに保存する方法

プライマリNASがBoxafeを実行しているNASであり、セカンダリNASがiSCSIターゲットであり、Boxafeのデータが保存される場所であると仮定して、以下の手順を実行します。 

手順1:セカンダリNAS上にiSCSIターゲットを作成する
  1. 管理者としてセカンダリNASにログオンします。
  2. [iSCSI&ファイバーチャネル]ファイバーチャネルを開きます。
  3. [作成] > [新しいiSCSIターゲット]をクリックします。
    [iSCSIターゲット作成ウィザード]が表示されます。
  4. [はじめに]タブで[次へ]をクリックします。
    [設定]タブが表示されます。
  5. [設定]タブで、iSCSIターゲットの[名前][ターゲットエイリアス]を指定します。
  6. [次へ]をクリックします。
    [CHAP] が表示されます。
  7. [CHAP認証]について、[CHAPなし]を選択します。
  8. [次へ]をクリックします。
    [ネットワークプロトコル]タブが表示されます。
  9. iSCSIターゲットが使用できるネットワークアダプタを1つ以上選択します。
  10. [次へ]をクリックします。
    [要約]タブが表示されます。
  11. iSCSIターゲットの詳細を確認します。
  12. [適用]をクリックします。
    [ブロックベース LUN 作成ウィザード]が表示されます。ここで、iSCSIターゲット用のLUNを作成する必要があります。
  13. [ストレージ容量を選択する]タブ、[場所]については、Boxafeのバックアップデータを保存するストレージプールを選択します。
  14. [次へ]をクリックします。
    [設定]タブが表示されます。
  15. [LUN名][LUN容量]を指定します。
  16. [次へ]をクリックします。
    [要約]タブが表示されます。
  17. [完了]をクリックします。
    iSCSIターゲットがセカンダリNAS上に作成されます。
ヒント
iSCSIの詳細については、iSCSI & ファイバーチャネル (QTS 5.2.x)またはiSCSI & ファイバーチャネル (QuTS hero h5.2.x)を参照してください。
手順2:プライマリNAS上に仮想JBODとストレージプールを作成する

プライマリNAS上に、仮想JBOD、ストレージプール、およびストレージプール内のボリュームを作成する必要があります。次の手順を行います。

  1. 管理者としてプライマリNASにログオンします。
  2. [ストレージ&スナップショット]を開きます。
  3. [ストレージ/スナップショット]に進みます。
  4. [作成] > [仮想JBODの作成]をクリックします。
    [仮想JBODディスク作成ウィザード]が開きます。
  5. [はじめに]タブで[次へ]をクリックします。
    [接続]タブが表示されます。
  6. セカンダリ NASのNAS IPアドレスアカウントパスワードを指定します。
  7. [次へ]をクリックします。
    [インターフェイスの選択]ページが表示されます。
  8. オプション:クリックして、仮想JBOD接続に使用するネットワークアダプタを指定します。
  9. [次へ]をクリックします。
    [仮想ディスクの LUN の設定]ページが表示されます。
  10. [選択したNASで既存のiSCSI LUNを選択する]を選択します。
  11. [次へ]をクリックします。
    [設定]タブが表示されます。
  12. このチュートリアルの最初の部分で作成したLUNを選択します。
  13. [次へ]をクリックします。
    [CHAP認証]ページが表示されます。
  14. CHAP認証を有効にしないでください。
  15. [次へ]をクリックします。
    [要約]ページが表示されます。
  16. [次へ]をクリックします。
    [完了]タブが表示されます。
  17. [完了]をクリックします。
    [ストレージプールのマウントと復元]の確認ウィンドウが表示されます。
  18. [キャンセル]をクリックします。
    仮想JBODが作成され、[ストレージ&スナップショット] > [ストレージ] > [ディスク/VJBOD] > [ディスク](タブ)に表示されます。
  19. [ストレージ/スナップショット]に進みます。
  20. [作成] > [新しいストレージプールの作成]をクリックします。
    [ストレージプールの作成ウィザード]が表示されます。
  21. [次へ]をクリックします。
    [ディスクの選択]ページが表示されます。
  22. [エンクロージャーユニット]には、[仮想JBOD]を選択します。
  23. このチュートリアルの前のステップで作成した仮想JBODを選択します。
  24. [次へ]をクリックします。
    [設定]タブが表示されます。必要に応じて、ここで追加の設定を行います。
  25. [次へ]をクリックします。
    [要約]タブが表示されます。
  26. ストレージプールの詳細を確認します。
  27. [作成]をクリックします。
    仮想JBODディスク上のすべてのデータが消去される旨の確認ウィンドウが表示されます。
  28. [OK]をクリックします。
    ストレージプールが作成されます。[X作成完了]ウィンドウが表示されます。
  29. [閉じる]をクリックします。
ヒント
手順3:(QTS) プライマリNAS上にボリュームを作成する

プライマリNASのオペレーティングシステムがQTSの場合は、ボリュームを作成します。

  1. [ストレージ] > [ストレージ/スナップショット]に移動し、[作成] > [新規ボリューム]をクリックします。
    [ボリュームの作成ウィザード]が表示されます。
  2. [場所]には、このチュートリアルの前のステップで作成したストレージプールを選択します。
  3. [次へ]をクリックします。
    [設定]タブが表示されます。
  4. 必要に応じて、その他のオプションを設定します。
  5. [次へ]をクリックします。
    [スナップショット]タブが表示されます。
  6. 必要に応じてスナップショットを設定します。
  7. [次へ]をクリックします。
    [要約]タブが表示されます。
  8. 新しいボリュームの詳細を確認します。
  9. [完了]をクリックします。
    [ボリュームXが作成されています]ウィンドウが表示されます。
  10. ボリュームの作成が正常に完了するまで待ってから、次のステップに進みます。
ヒント
ボリュームの詳細については、ボリューム (QTS 5.2.x)を参照してください。
手順4:プライマリNAS上に共有フォルダーを作成する

プライマリNASに作成した新しいボリューム上に、新しい共有フォルダーを作成します。

  1. プライマリNAS上の[コントロールパネル] > [権限] > [共有フォルダー] > [共有フォルダー]に進みます。
  2. [作成] > [共有フォルダー]をクリックします。
  3. [フォルダー名]で、フォルダー名を指定します。
  4. [ディスクボリューム]には、このチュートリアルの前のステップで作成したストレージプールを選択します。 
  5. オプション:その他の共有フォルダーオプションを設定します。
  6. [次へ]をクリックします。
    [ユーザーのアクセス権限の設定]タブが表示されます。
  7. ユーザーのアクセス権限を設定します。
  8. [次へ]をクリックします。
    [プロパティ]タブが表示されます。
  9. 共有フォルダーのプロパティを設定します。
  10. [完了]をクリックします。
    新しい共有フォルダーが作成されます。
ヒント
共有フォルダーの詳細については、共有フォルダー (QTS 5.2.x)または共有フォルダー (QuTS hero h5.2.x)を参照してください。
手順5:プライマリNASのBoxafeストレージパスを設定する

このチュートリアルの最後のステップで作成された共有フォルダーは、プライマリNAS上では通常の共有フォルダーとして表示されますが、実際にはiSCSI経由でセカンダリNAS 上に保存されます。プライマリNAS上のBoxafeストレージパスをプライマリNAS上のフォルダーに設定する必要があります。

  1. プライマリNASでBoxafeを開きます。
  2. [設定] > [環境設定] > [ストレージ設定]に進みます。
  3. ストレージパスの隣にあるをクリックします。[ストレージパスの構成]ウィンドウが表示されます。
  4. [既存のBoxafeストレージパスを使用する]を選択します。
  5. [新しいストレージパス]の隣にある[パスを選択]をクリックします。
    [NASフォルダーの選択]ウィンドウが表示されます。
  6. このチュートリアルの前のステップで作成した共有フォルダーを選択します。
  7. [パスを選択]をクリックします。
  8. [既存のBoxafeデータを新しいストレージに移動またはコピーしました]を選択します。
  9. [適用]をクリックします。
    [ストレージパスの変更を確認]ウィンドウが表示されます。
  10. NASアカウントのパスワードを入力してください。
  11. [確認]をクリックします。
    新しいストレージパスを適用するには数分かかる場合があります。新しいストレージパスが正しく適用されると、成功のウィンドウが表示されます。
  12. [OK]をクリックします。 
  13. ブラウザページを更新します。
    Boxafeは、現在、セカンダリNASに物理的に配置されている共有フォルダーを使用して、バックアップデータを保存します。

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