仮想化展開での QNAP NAS VLAN の使用
最終更新日:
2020-12-26
一般情報
VLAN(仮想ローカルエリアネットワーク)を使用することで、各種デバイスが、物理的な場所に関係なくプライベートネットワークにいるかのように互いに接続することができるさまざまなネットワークセグメントを作成できます。VLANに参加したデバイスは、同じVLAN IDのその他のデバイスでのみアクセスできます。
QNAP NAS は、VLAN 機能を使用して、VLAN に統合することができます。VLAN に NAS を追加することにより、同一の VLAN を使用するデバイスのみが、NAS にアクセスすることができます。これにより、NASのデータセキュリティが向上します。
このチュートリアルでは、VMware vSphere環境でVLANを設定し、どのようにNASへの専用アクセスを許可するためにVLANにNASを結合する方法を示しています。

スイッチでのVLAN設定
VLANパケットをスイッチ/ルーターで伝送するには、ポート設定を変更する必要があります。
重要:たとえば、弊社はQSW-M408-4Cスイッチを使用して、802.1Qに対応するようにネットワークポートを説明しています。
- 管理者アカウントでスイッチにログインします。
- 以下のコマンド(XXはVLAN通信用の特定のネットワークポート番号を意味します)を入力します。
# enable
# configure terminal
# interface gigabitEthernet 0/XX
# switchport mode trunk
ヒント:VLAN設定は、ルーターのユーザーマニュアルを参照してください。
QNAP NASでのVLANの有効化
重要:VLANはx86ベースのQNAP NASでのみサポートされます。
- 管理者として NAS にログインします。
- [ネットワークと仮想スイッチ]を開きます。
- [ネットワーク] > [インターフェイス]に進みます。
- VLAN IDを追加するネットワークインターフェイスを選択します。
> [VLANの追加]をクリックします。
ヒント:NASに2つのLANインターフェイスがある場合は、1つのインターフェイスのみでVLANを有効化することが推奨されます。これにより、VLANの選択が間違っていても、別のインターフェイスを使用してNASに接続できます。各ネットワークインターフェイスでVLANを変更して接続を失った場合は、NASリセットボタンを3秒間押すことで、デフォルトのネットワーク設定を復元できます。
[VLANを追加]ウィンドウが開きます。- VLAN ID を入力してください。
重要:VLAN IDは0~4094の範囲で指定する必要があります。
- [適用]をクリックします。
VMware vSphere VLANの設定
- VMware ESXiを開きます。
- [ネットワーク] > [VMネットワーク]に進みます。
- [設定の編集]をクリックします。
- [ポートグループの編集 - VMネットワーク]ウィンドウが開きます。
- VLAN IDを入力してください。
- [保存]をクリックします。
- 仮想サーバー管理コンソールを開きます。
- これで、NASに接続するデータベースをセットアップしたり、接続をテストするためにコンソールでネットワークコマンドを使用できるようになりました。
重要:詳細は、仮想化システムのドキュメントを参照してください。