セキュリティセンターは、スタンドアロンモードおよび HA モードでどのように読み取り専用の共有フォルダーを設定しますか?
最終更新日:
2025-07-25
対象製品
QTuS hero h5.3.0(以降)
セキュリティセンター 3.1.0(以降)
概要
セキュリティセンターは異常なファイル活動を検出して NAS を保護し、ランサムウェアやその他の悪意のある動作を警告する可能性があります。その保護措置の一つは「この共有フォルダを読み取り専用モードに設定する」です。このアクションが有効化されると、監視されている共有フォルダで異常なファイル活動の数が定義された閾値を超えた場合に自動的にトリガーされます。これにより、潜在的な損害を抑えることができます。
しかし、サービスの継続性と安定性を確保するために高可用性 (HA)設定では、このアクションはスタンドアロンモードと比較して HA モードで異なる動作をします。この FAQ では、両方の構成での機能の動作を説明します。
制限事項
「この共有フォルダを読み取り専用モードに設定する」アクションは、NAS がスタンドアロンモードで動作しているか、HA モードで動作しているかによって異なる動作をします。
| 構成 | 対応 | 動作 |
|---|---|---|
| スタンドアロンモード | はい | - 異常なファイル活動が設定された閾値を超え、アクションが有効化されている場合、セキュリティセンターは影響を受けた共有フォルダを 読み取り専用モード に自動的に設定します。 - これにより、さらなる潜在的なデータ損失や破損を防ぐことができます。 |
| HA (高可用性) モード | いいえ | - アクションが設定されていても、セキュリティセンターは異常な活動が発生した場合に共有フォルダを読み取り専用モードに設定 しません。 - この制限は、HA システムの安定性を維持し、アクティブノードとパッシブノード間の競合を避けるために設けられています。 |
| HA が無効化された後(スタンドアロンに戻る) | はい | - NAS が HA 構成から外れると、アクションは再び正常に機能します。 - 異常なファイル活動が閾値を超えて検出された場合、共有フォルダは設定通りに読み取り専用に設定されます。 |
HA モードでのこの制限は、高可用性と運用の整合性を確保するために設計されています。