Virtualization Station 3 の使用方法
Virtualization Stationを使用することでユーザーは、複数の仮想マシン(VM)をQNAP NASでホスト、管理、捜査できます。
Virtualization Stationのインストール
Virtualization Stationは、QTS App Centerからインストールできます。「Virtualization Station」を検索し、[+インストール] をクリックします。インストールが完了すると、Virtualization Stationを起動できます。

Virtualization Stationは、お使いのNASシステムリソースをチェックし、Virtualization Stationが動作できるかどうかを確認します。

VMのセットアップ
CD/DVDからのVMの作成
オペレーティングシステムのCD/DVDを使用してVMを作成するには最初に、お好みのディスクコピーソフトウェアを使用してオペレーティングシステムのISOイメージを作成する必要があります。このISOイメージは、QNAP NASに保存する必要があります。
ISOイメージからのVMの作成
ISOイメージは、VMを作成するのに使用する前に、QNAP NASに保存する必要があります。
Virtualization Stationを開き、[概要] に移動して [VM の作成] をクリックします。

[VMの作成] メニューで、VMの詳細を指定するように指示されます。

VMのOSタイプを選択します。

使用するオペレーティングシステムのISOイメージを選択します。

[開始] をクリックし、VMをオンに切り替えます。

VMサムネイルをクリックすると、VMを操作するための新しいタブが開きます。

無料のWindows® VMの設定
[概要] で、[無料Windows® VMを試す] をクリックします。

Windows 7、Windows 8.1、およびWindows 10用のVMがあります。VMを選択したら、[ダウンロード] をクリックします。このVMは現在、Internet ExplorerなどのWebブラウザを評価するためにMicrosoft®に無料で提供されています。このVMは90日間有効です。また、以下のデフォルトのユーザー名とパスワードでログインする必要があります。
デフォルトのユーザー名:IEUser
デフォルトのパスワード:Passw0rd!

Microsoft®のWebサイトから既に無料のWindows® VMをダウンロードしている場合は、このチュートリアルを参照してVMをインポートすることができます。
vQTSのインストール
vQTSはQTSオペレーティングシステムの仮想バージョンでVirtualization Stationにホストされています。vQTSのVMは要件に基づいて構成でき、まるで複数のQNAP NASを使用しているかのように複数のユーザーやアプリケーションを展開できます。
vQTSと互換性があるのは一部のQNAP NASモデルのみです。動作させるvQTSインスタンスの利用可能な数は、NASのCPUモデルによって異なります。vQTSについての詳細は、こちらをクリックしてください。
[概要] で [VM/vQTSの作成] をクリックし、[vQTSの作成] を選択します。

CPUコア、メモリ、HDDストレージを含むリソースをvQTSに割り当てます。初めて使用する場合は、vQTSイメージをダウンロードする必要があります。vQTSイメージをダウンロードすると、vQTSバージョンは [ダウンロード済み] としてマークされます。

Virtualization Stationの操作
1.概要
作成されたすべてのVMは概要ページに一覧表示されます。

VMのインポート
VMをインポートするには、[VMのインポート] をクリックします。すると、QNAP NASまたはホストPCからVMファイルをインポートできます。

注意:*.ova、*.ovfファイルは、VirtualBox v4およびVMWare 5.0のみでエクスポートされたVMとのみ互換性があります。*.vmxファイルは、VMWare Workstation 8/9/10によって作成されたVMとのみ互換性があります。*.qvmはVirtualization Stationによって作成されたVM用です。
VMのエクスポート
VMツールバーで
をクリックします。エクスポート形式を選択します。エクスポートしたVMの場所を指定する場合は [isoイメージを含める] または [イメージを圧縮] を選びます。[開始] をクリックし、VMをエクスポートします。

2.仮想マシン
情報
左側のメニューですべてのVMを表示できます。リスト上のVM名をクリックするか、VMツールバーの
をクリックすると、VMのステータスと構成を含むVM情報ページが表示されます。

- VMのシャットダウンまたは強制シャットダウンを行うには、
をクリックします。 - VMを一時停止するには、
をクリックします。VMが一時停止されている場合は、
をクリックすることで再開できます。 - VM操作用の新しいWebタブを開くには、
をクリックします。 - CD/DVDイメージファイルを挿入/取り出すには、
をクリックします。また、[ゲストツールCDを挿入する] をクリックすることで、ゲストツール(Windowsオペレーティングシステム用の付属のVirtioドライバー)をインストールできます。 - USBデバイス接続を設定するには、
をクリックします。 - VMステータスのスナップショットを撮影するには、
をクリックします。 - VMを複製するには、
をクリックします。 - VMをエクスポートするには、
をクリックします。 - 共有リンクを使用してVMを共有するには、
をクリックします。共有リンクの有効期限日を指定することができます。 - VMを削除するには、
をクリックします。 - QVMに割り当てるには、
をクリックします。QVMを割り当てると、HD StationにVMコンソールのショートカットが表示されます。
vQTSには、CD/DVD、USB、スナップショット、クローン、エクスポート、共有機能はありません。

- vQTSのIPアドレスを取得するには、
をクリックします。IPアドレスを使用してvQTSポータルに接続できます。vQTS Webポータルの詳細。
Windows VMのVirtioインターフェイスを使用するには、VMにVirtioドライバーをインストールする必要があります。ドライバーは、ゲストツールCDにあります。VMで使用するには、CD/DVD ROMの列の [ゲストツール CD を挿入する] をクリックします。

ヒント:カーネルベースの仮想マシン(KVM)インフラストラクチャでは、「Virtio」がI/O仮想化のプライマリプラットフォームで、抽象ドライバーとしてみなされます。これは、仮想ハードドライブとネットワークアダプターに、より高度なI/Oパフォーマンスを提供します。
設定
VM設定には、[全般]、[ブートオプション]、[ネットワーク]、[ストレージ]、[CD/DVD]、[ビデオ]、[オーディオ]、[キーボードレイアウト]、[リモートコンソール]、[USB]、[自動開始]、[Virtioシリアル] が含まれます。VMがオンラインになると、一部の設定は変更できなくなります。

- 全般
VM名、CPUコア、メモリ、OSタイプなどの基本的なVM設定。各種CPUコマンドセットを指定することで、VMを実行できます。VMをインポート/エクスポートする際に互換性を確立するためにお、VMに同じCPUコマンドセットがあるかどうかを確認してください。 - ブートオプション
HDDとCD/DVDドライブを含む、デバイスのブート順を指定します。 - ネットワーク
仮想スイッチに接続するために、仮想アダプターを指定します。 - ストレージ
各HDDには指定した場所に保存されている対応の画像ファイルがあります。キャッシュモードには以下の3種類あります。[ライトバック]、[ライトスルー]、[なし]
[ライトバック] はNASページキャッシュを使用しています。NASキャッシュの容量がいっぱいになると、ディスクにすべてのキャッシュデータがライトバックされます。[ライトスルー] と比べると、[ライトバック] は転送速度に優れています。ただし、[ライトスルー] のほうが安全です。書き込みキャッシュを使用してディスクに直接データを書き込み、予想外のイベントが発生した場合にデータの損失を回避します。[なし] を選択すると、NASキャッシュが回避され、転送率の性能は [ライトバック] と [ライトスルー] の中間になります。 - CD / DVD
ISOイメージを検索するには、[イメージパス] を指定します - ビデオ
ビデオのタイプを指定します。[VGA] はほとんどの従来のOSで使用できます。[Cirrus] は従来のOSとの互換性が高くなっています。[VMVGA] については、VMに関連ドライバーがインストールされている場合、このタイプでは解像度オプションが多くなります。 - オーディオ
VMのオーディオタイプを指定します。インストールされている関連ドライバー - キーボードレイアウト
デフォルトの設定は [英語 (US)] です。キーボードマッピングについては、さまざまなキーボードを選択し、キー信号を挿入できます。 - リモートコンソール
[自動ポート] のデフォルトのポート範囲は5900~5930です。必要であれば、これは手動で設定できます。 - USB
USBデバイスを接続するには、[USB 2.0の有効化] または [USB 3.2 Gen 1の有効化] のいずれかをチェックし、VM情報ページの [USB接続] パネルを表示します。USBデバイスは1度に1つのVMにのみ割り当てできます。また、VMに割り当てられると、その他のNASがこのデバイスを表示することはできなくなります。USB 3.2 Gen 1対応ゲストOSについての詳細。 - 自動開始
VMはNASの起動後の0~600秒内に自動的に起動するように設定できます。 - Virtioシリアル
ゲストツールがインストールされているVMと通信するためにVirtioシリアルを有効化します。こうすることで、VMが再開した後や、スナップショットのコンテンツに復元したときにVMのIPアドレスを取得し、NAS時間を同期することができます。
スナップショット
Virtualization Stationは、ある時点でVMシステムステータスを記録するためのスナップショット機能を提供しています。VMに障害が発生した場合でも、スナップショットの時点まですばやくロールバックし、システム運用を継続できます。Vmページで
をクリックします。

[スナップショットを撮影する] をクリックし、スナップショットの撮影プロセスを開始します。スナップショットに名前を付け、[OK] をクリックしてスナップショットを作成します。
[スナップショットの管理] をクリックして、撮影したすべてのスナップショットを確認します。

スナップショットが撮影された後で、
をクリックし、[スナップショットの管理] を選び、スナップショットを表示します。

をクリックして [OK] をクリックし、スナップショットで記録されている状態にVMを復元します。

ログ
[ログ] をクリックし、VM情報、警告、またはエラーを確認します。

3.アカウント管理
をクリックすると、各ユーザーの権限が一覧表示される表が表示されます。この表では、制御権限と表示のみの権限を含む、各VMのユーザーの権限の概要、または各ユーザーのVMの概要のいずれかが表示されます。また、両方を表示するために [すべて] を選択することも可能です。

をクリックして新しいユーザーを作成します。ユーザーにVMを割り当て、権限を設定することができます(コンソールおよびアクションを含む)。ユーザー名をクリックすることで、既存のユーザーの権限を表示・変更することができます。

表の
をクリックして、制御権限または表示のみの権限とともにVMを現在のユーザーに追加します。表の
をクリックすると、表からVMが削除されます。

ユーザーを削除するには、削除するユーザーをチェックして
をクリックします。
4.VMのバックアップと復元
VMはリモートまたはローカルNASからバックアップ/復元できます。すべてのタスクは手動で有効化、復元、編集、削除できます。

- [VMのバックアップ] をクリックしてVMをバックアップします。VMはリモートまたはローカルNASでバックアップできます。バックアップバージョンの最大数を選択できます。

スケジュールを選択し、自動バックアップ回数を設定します。

- VMが開始できない場合や、消えた場合は、[VMの復元] をクリックしてバックアップしたVMを復元します。

既存のVMを上書きしたり、新しいVMを作成したりできます。

VMはバックアップファイルによって記録されている状態に復元されます。また、ユーザーはバックアップファイルから直接VMを作成することもできます。この方法の場合、VM作成プロセスが短縮されますが、完了後にバックアップが削除されます。

5.設定
[設定] には、以下の4つのタブがあります。
- ポート設定
[Webサーバー] と [Webサーバー (SSL)] のデフォルトポートはそれぞれ8088、8089です。Virtualization Stationで使用されているポートを指定できます。

- リモートNASの資格情報
ディスプレイ名、IPアドレスなどを含む、NASネットワーク情報を表示または追加っできます。
- 言語
表示言語を変更できます。

- その他
ユーザーは、予約メモリを設定できます。これにより、NASがシステムサービス用に十分なリソースを確保できます。

6.ログ
Virtualization Stationのシステムログをチェックするには、
をクリックします。[保存] をクリックすることで、システムログのリストをダウンロードできます。これにより、Virtualization StationシステムのCSVファイルが現在のデバイスにダウンロードされます。

7.コンソール(HTML5)
このコンソールは、VMを開いた後で表示されます。

- VMアクション:一時停止、リセット、シャットダウン、強制シャットダウン、またはスナップショットの作成。
- 表示の質:接続の質を [高]、[中]、[低]、[最低] から選択します。
- 全画面表示:VMを全画面表示で表示します。
- Ctrl + Alt + Del
- ファンクションキー:ユーザーはキーボードを開くことができます。
- キャプチャ画面:クリックすると、新しいブラウザでスクリーンショットが開きます。
- VM設定:VM設定を変更します。
- VM情報:VM情報を表示します。
注意:
- USBデバイスには幅広いバリエーションがあるため、絶対的なUSBの互換性を保証することはできません。USBドライブ、カードリーダー、キーボード、マウス、プリンター、スキャナーなどのジェネリックUSBデバイスと互換性があります。
- USBデバイスにドライバーが必要な場合は、必要なドライバーをVMにインストールする必要があります。
- USB 3.2 Gen 1デバイスを使用するには、USB 2.0ポートに接続する必要があります。USB 2.0(またはそれ以前)デバイスはUSB 3.2 Gen 1ポートに接続できます。
- VMに同時に割り当てできるのは、最大4大のUSBデバイスまでです。
Virtualization Stationの制限
| アイテム | 説明 |
|---|---|
| 対応オペレーティングシステム | Microsoft Windows XP Microsoft Windows 7 Microsoft Windows 8 Microsoft Windows 8.1 Microsoft Windows 10 Microsoft Windows Server 2003 R2 Microsoft Windows Server 2008 Microsoft Windows Server 2008 R2 Microsoft Windows Server 2012 Microsoft Windows Server 2012 R2 Microsoft Windows Server 2016 Fedora 11、12、13、14、15、16、17、18、19,20、21、22、23、24、25、26 CentOS 6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9、7.0 Red Hat Enterprise Linux 6、7 Debian 9.0 Suse Linux Enterprise Server 11 OpenSUSE 11、12 Ubuntu 10.04 LTS(Lucid Lynx) Ubuntu 10.10(Maverick Meerkat) Ubuntu 11.04(Natty Narwhal) Ubuntu 11.10(Oneiric Ocelot) Ubuntu 12.04 LTS(Precise Pangolin) Ubuntu 12.10(Quantal Quetzal) Ubuntu 13.04(Raring Ringtail) Ubuntu 13.10(Saucy Salamander) Ubuntu 14.04(Trusty Tahr) Ubuntu 14.10(Utopic Unicorn) Ubuntu 15.04 Ubuntu 15.10 Ubuntu 16.04 Ubuntu 16.10 Ubuntu 17.04 |
| UNIX- FreeBSD | FreeBSD 8.3、9.1 |
| UNIX- Sun Microsystems | Sun Solaris 10 |
| Android- x86 | 4.4-RC1 |
| スナップショットの最大数 | VMにつき最大32個。 |
| 同時に実行可能なVM数 | 同時に実行できるVMの数は一般的に、NASの利用可能なCPUとメモリリソースに制限されます。同時に複数のVMを実行すると、NASのパフォーマンスに影響が及ぶことがあります。 (注意:詳細については、www.qnap.comにアクセスしてください。各対応NASモデルについて説明しています。) |
| VMの最大数 | 制限なし。 |
| VMファイルのインポートサポート | *.OVA / *.OVF:VirtualBox 4.xとVMWare 5.0 *.VMX:VMWare WorkStation 8、9 |
| 制御権限の最大数 | VMにつき2つ |
| 表示のみ権限の最大数 | VMにつき2つ |