Windows Server Backup を使用してファイルを NAS 上の共有フォルダーにバックアップする方法
Windows Server Backup を用いてファイルを NAS 上の共有フォルダーにバックアップする際に問題が発生したという報告を受けています。このチュートリアルでは 3 種類のソリューションをご説明します。
ソリューション 1:QTS でフルのゲストアクセスを有効にします。
重要:
共有フォルダーに対してゲストアクセスが有効にされた場合、ゲストアカウントにログインした人はだれでもそこにアクセスできるようになります。ゲストアクセスを有効にすると、共有フォルダーのセキュリティを損なうことになります。
- 「コントロールパネル」 > 「権限」 > 「共有フォルダー」に進みます。
- 編集するフォルダーを見つけます。
- アクションの下で、
をクリックします。
- 「ゲストアクセス権」の下で「フルアクセス」を選択します。
- 「適用」をクリックします。
- Windows Server Backup で、バックアップジョブを実行します。
最後のバックアップが成功するはずです。
ソリューション 2:Windows で仮想ハードディスク (VHD) を作成し、それを NAS 共有フォルダーに接続します。その後、Windows Server Backup を使用してファイルをバックアップ先として VHD を指定してそこにバックアップします。
- Windows の「コンピューターの管理」を開きます。
Windows Server 2016 に対して:
- Server Manager を開きます。
- 「Tools」 > 「コンピューターの管理」をクリックします。
Windows 10 に対して:
- 右クリックします
。
コンテクストメニューが現れます。 - 「コンピューターの管理」を選択します。
コンピューターの管理ウィンドウが現れます。
- コンソールツリーで、「ディスクの管理」を選択します。
- アクションペインで 「追加アクション」 > 「VHD を作成」をクリックします。
仮想ハードディスクの作成と接続ウィンドウが現れます。 - 「表示」をクリックします。
仮想ディスクファイルの表示ウィンドウが現れます。 - NAS 上の保存先共有フォルダーを選択します。
- ファイル名を指定し、「保存」クリックします。
仮想ディスクファイルの表示ウィンドウが閉じます。 - VHD のサイズを指定した後、「OK」をクリックします。
- VHD を右クリックした後、「ディスクを初期化」を選択します。
ディスクを初期化 ウィンドウが現れます。 - パーティションスタイルを選んでから、「OK」をクリックします。
Windows が VHD を開始します。 - 未割り当てディスク領域を右クリックし、「新しいシンプルボリューム」を選択します。
シンプルボリュームウィザードが現れます。
- 新しいボリュームを構成する手順に従い、「完了」をクリックします。
ウィザードが閉じます。
Windows が新しいボリュームを作成します。
- Windows Server Backup を開きます。
- コンソールツリーで、「ローカルバックアップ」をクリックします。
- 「アクション」ペインで、「バックアップ1 回限り」をクリックします。
バックアップ1 回限りウィザードが現れます。 - 「バックアップ先の場所を選択」をクリックします。
- バックアップ先として新しいボリュームを選択します。
- 「次へ」 をクリックします。
ダイアログボックスが現れます。Windows Server Backup が新しいボリュームを除外するかを尋ねます。 - 「OK」をクリックします。
- 残りのダイアログボックスに対し「OK」をクリックします。
- 「バックアップ」をクリックします。
バックアップ1 回限りウィザードが閉じます。
ソリューション 3:Windows Server 2012 R2 に対し、Microsoft では次のホットフィックスを推奨しています。
https://support.microsoft.com/en-us/help/3114133/windows-server-backup-fails-when-you-back-up-multiple-volumes-in-windo
このホットフィックスは、Windows Server 2012 R2 Datacenter、Standard、Essentials、Foundation、および Windows 8.1 Enterprise、Pro、Standard にも適用されます。