QuWAN を QHora-301W 上で設定する方法
QuWANとQuWAN Orchestrator
QuWANは、QNAPクラウドベースのSD-WANネットワーキングソリューションで、そのプライベートネットワークトポロジー内のデバイスのネットワーク機能を管理するために集中化された制御プラットフォームを提供します。QuWANは、WANネットワーク全体のトラフィックをインテリジェントかつセキュアな形で統率します。
QuWAN仮想ルーターアプリケーションは、ネットワーキングデバイス上の仮想マシンとしてインストールされ、QNAPのクラウドサービスであるQuWAN Orchestratorによって制御されます。
対象の製品
| 製品 | モデル | ソフトウェア |
|---|---|---|
| QNAP |
| QuRouter |
| QuWANエージェント | |
| QuCPE: QNE | Service Composerアプリケーションを用いてQuWAN vRouterをインストールします。 注意: 詳細は、QNEユーザーガイドの「Service Composer」セクションをご覧ください。 | |
| サードパーティ ハイパーバイザー | VMware | QuWAN vRouter 版 |
QuWANデバイス管理階層
組織内で、QuWANデバイスは3つの階層化レベルに分類されます。
| 階層レベル | 説明 |
|---|---|
| 組織 | QuWANデバイスをデプロイする前に、ユーザーはQNAPアカウント内に組織を作成する必要があります。SD-WANのニーズに基づき、複数の管理者とユーザーを組織に追加できます。 |
| ドメイン | QuWANは、複数のゾーンでトラフィックを配信するために地理的なネットワークドメインを使用します。 QNAPはドメインを次のように分類します。
|
| リージョン | 組織内で、リージョンは地理的、あるいは管理上の管理ゾーンです。大規模組織では、分散ネットワークをサポートするためにマルチリージョンアーキテクチャをデプロイできます。 セットアップ中に、QuWANは2つのリージョンを作成します。
注意: ひとつのリージョンに追加されるデバイスは、そのリージョンに適用されるデータ保護規則に従う必要があります。 |
| サイト | サイトは、QuWANが有効化されたQNAPデバイスを収容することのできるリージョン内にある、小規模な事務所や独立部門です。 セットアップ中に、QuWAN はデバイスを、マイサイトと呼ばれるデフォルトサイトに追加します。 ヒント: 組織およびサイトの詳細を追加または編集するには、https://account.qnap.comに進みます。 |
| デバイスロール |
|
QuWANのデプロイメントトポロジー
QuWAN SD-WANサービスは、1つのリージョン内、2つ以上のリージョン間、あるいは2つの異なるドメイン間にデプロイできます。
リージョン内でのデプロイメント
リージョン内トポロジーは、リージョン内のオンプレミスのハブまたはエッジデバイスがハブ - スポークネットワークを形成する小規模なデプロイメントゾーンとなります。
以下の図は、組織内でのリージョン内でのデプロイメントトポロジーの概要を示しています。

リージョン間でのデプロイメント
リージョン間トポロジーは、2つ以上のリージョンが組織でのSD-WANリンクを形成するデプロイメントとなります。典型的なリージョン間でのデプロイメントモデルには、いくつかのハブおよびエッジを収容している2つ以上のユーザー定義リージョンを含みます。ドメイン内でのハブからハブへのデプロイメントは、メッシュネットワークを形成します。
以下の図は、組織内でのリージョン間でのデプロイメントトポロジーの概要を示しています。

ドメイン間リンクのデプロイメント
ドメイン間リンクは、Multiprotocol Label Switching (MPLS) 技術を使用して組織内の異なるドメイン間でパケットを転送します。これは、ルーテッドIPネットワークの間のトンネルを作ることで動作します。QuWAN Orchestratorは、MPLSラベルを使用するIPパケットを暗号化することでトンネルのセキュリティをさらに高めることができます。
以下の図は、組織内でのリージョン間リンクのデプロイメントトポロジーの概要を示しています。

WAN IP 属性を理解する
QuWAN Orchestratorは、パブリックIPアドレスを用いて、あるいはNAT構成の背後でQuWANデバイスがハブを構成可能かどうかを調べるチェック機能を装備しています。システムは、次の4つのWAN IP属性を認識し、見つかった属性に基づいてデバイスにハブあるいはエッジのロールを割り当てられるようにします。
-
パブリック IP アドレス: デバイス上の WAN有効化されたすべてのポートには、パブリック IP アドレスが割り当てられます。パブリック IP アドレスをもっているQuWANデバイスは、ハブあるいはエッジのロールを割り当てることができます。
-
NATの背後: デバイス上のWAN有効化されたすべてのポートには、プライベート IP アドレスが割り当てられます。ネットワークアドレストランスレーション (NAT) の背後で設定されるQuWANデバイスには、エッジのロールしか割り当てられません。
-
NATの背後 (デバイスロール - ハブまたはエッジ): WAN有効化されたポート上の、すべての IPSec NAT-T およびISAKMP / IKE サービスポートは、IP アドレスがパブリックでなくてもアクセス可能です。
ヒント:NATの背後にあるデバイスを設定するには (デバイスロール - ハブあるいはエッジ)、QuWANデバイスの前で、ルーターまたはファイアウォール上のIKEおよびIPSecサービスポートにポートフォワーディングを有効にします。
-
パブリック IP (IPSec / IKE パススルー失敗): IPSec NAT-TおよびISAKMP/IKEサービスポートは、WAN有効化されたポート上でアクセスアクセスできません。パブリックIP (IPSec/IKE パススルー失敗) 属性をもつQuWANデバイスには、エッジロールしか割り当てられません。
ヒント:IPSec/IKE パススルー失敗は、IKEおよびIPSecサービスポートが、QuWANデバイスの前のルーターまたはファイアウォールでブロックされた場合に発生します。IKEおよびIPSecサービスにアクセスするには、ルーターまたはファイアウォールでサービスポートを有効にしてください。
QHora-301Wについて
QHora-301Wは、QNAP初の802.11axが可能なルーターで、デュアル10 GbEポートを装備しています。このルーターは、VPNの展開をサポートするため組み込みのSD-WAN技術が特長です。QHora-301Wは、8本の5dBiアンテナ、4つの1 GbEポートを装備し、最大3600 Mbpsのワイヤレス転送速度をサポートします。このルーターは、QNAPのソフトウェア定義WAN (SD-WAN) 技術であるQuWANを用いてハブまたはエッジとして展開できます。
QNAP IDの作成
QuWANの設定
QuRouterがQuWANトポロジーをルーターに追加します。
QuWAN Orchestratorにアクセスする
さらにサポートが必要な場合は、コミュニティで他のユーザーや QNAP の専門家にご質問ください。 QNAP コミュニティへ




をクリックします。