自己暗号化ドライブ (SED) についてのよく寄せられる質問
該当製品
- QTS
- QuTS hero
SED の使用
SED セキュアストレージプールを作成するために、異なるタイプの SED を使用できますか？
はい、同じ SED セキュアストレージプールに異なるタイプの SED を使用できます。
通常のストレージプールで SED を使用できますか？
はい、通常のストレージプールは SED を含むことができます。ただし、SED は自己暗号化なしで通常のディスクとして動作します。
通常のストレージプールを作成する場合は、SEDセキュアストレージプールを作成するオプションが選択されていないことを確認してください。
SED を通常のストレージプールで使用した場合、NAS の再起動後にそのプールはロックされますか？
いいえ、システムは NAS の再起動時に通常のストレージをロックしません。通常のストレージプール内の SED は、自己暗号化をすることなく通常のストレージとして動作します。
NAS が再起動された後、SED セキュアストレージだけがロックされます (起動時のオートロック解除が有効な場合を除きます)。
SED ステータス
自己暗号化機能をアクティブにしたことがないのに、自分の SED ディスクのステータスが「ロック解除済み」なのはなぜですか？
5.0.1 より前の QTS バージョンおよび h5.0.1 QuTS hero では、TCG Opal タイプの SED だけがサポートされます。
QTS 5.0.1 および QuTS hero h5.0.1 からは、TCG Enterprise SED もサポートされます。
NAS が 5.0.1 より前の QTS バージョンまたは h5.0.1 より前の QuTS hero バージョンが動作している場合に、通常のストレージプールを作るために TCG Enterprise SED を使用した場合で、以後にオペレーティングシステムを QTS 5.0.1 以降または QuTS hero h5.0.1 以降にアップグレードすると、NAS はそのディスクを「ロック解除済み」と表示します。これは、ストレージプールの状態や性能には影響せず、SED は通常のディスクとしてそのまま機能します。
TCG Enterprise SED がストレージプール内で使用されたことがなく、NAS のオペレーティングシステムを QTS 5.0.1 以降または QuTS hero h5.0.1 以降にアップグレードした後にディスクの状態が「ロック解除済み」に変わった場合、SED 消去機能を使用してディスクを出荷時のデフォルトにリセットしてから、暗号化パスワードを設定してディスクを自己暗号化をアクティブにします。
自分の SED ディスクの状態が「ブロック済み」なのはなぜですか？それを解除するにはどうしたらよいですか？
SED のディスクの状態が「ブロック済み」の場合、これは BIOS で「ブロック SID 認証」機能が有効になっており、ブロック SID コマンドが SED に送信されたことを意味します。これは、悪意あるエンティティが初期化されていない SED の所有権を取得するの BIOS がを保護できるようにするための機構です。
ディスク をロック解除するには、ディスクを再度差し込むかまたは、［ストレージ＆スナップショット］でSED 消去機能を用いてディスクを消去してください。
BIOS を最新バージョンにアップグレードすることもお勧めします。詳細については、QNAP NAS の BIOS のアップグレードを参照してください。
工場出荷時設定にリセット
SED に PSID が見つからない場合はどうしたらよいですか？
SED には通常、ディスク上に PSID (physical secure ID) ラベルがあります。ディスク上に PSID が見つからない場合は、ディスクの製造メーカーにお問い合わせください。
SED をリセットしようとした時に、PSID が動作しないのはなぜですか？
その PSID (physical secure ID) を使って SED を工場出荷時設定にリセットできない場合は、技術支援についてディスクの製造メーカーにお問い合わせください。
SED のリセットについてディスク製造メーカーの支援が得られない場合でも、SED を通常のディスクとして使用できます。
